断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【やましたひでこ】取り出すためにしまう、しかも美しく。

2026/09/03(木)

【やましたひでこ】取り出すためにしまう、しかも美しく。

カテゴリー:.新着情報, やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

ごきげんさまです。
断捨離やましたひでこです。

八月が終わり、九月へと。

暑い、暑いと嘆き<呻き?>ながらも、
この夏が終わってしまったのが、
なんだか少し切ないような。

そうですね。

たとえ同じ気温だとしても、
八月の暑さと、
九月の暑さは、
やはり違うもの。

この感覚、
どうにも言葉では
説明しようもないのだけれど。

盛りの暑さと、
衰えに向かう暑さとは、
やはり違うのでしょうね、きっと。

さて。

これは、断捨離の現場宅でも、
よく感じること。

たしかに、一応は片づいている。
モノは整えられている。

棚に収まっている。
箱に入っている。

ラベルも貼られている。
見た目も、それなりに整然としている。

けれど、私は思うのです。

これは、収納であって、
断捨離ではない、と。

では、収納と断捨離は、
何が違うのか。

その理由は、大きく二つあるのです。

ひとつは、
モノの整理整頓に終始していて、

そのモノたちと自分との関係性
についての問い直しが、
欠けているということ。

目の前のモノたちは、
今の自分にとって、
どんな意味のある存在なのか。

好きなのか。
そうでもないのか。

気に入っているのか。
別に、なんの感慨もないのか。

必要なのか。
すでに役割を終えているのか。

今の私を助けているのか。
それとも、
ただ場所を取っているだけなのか。

その精査が、あるのか、ないのか。

ここが大きな違い。

断捨離とは、
モノを動かすことではなく、
モノとの関係を問い直すこと。

ただ分類するのではない。
ただ並べるのではない。
ただ箱に入れるのではない。

このモノと、
今の私との関係はどうなのか。

そこを問うのが、断捨離です。

そして、もうひとつ。

実はこちらの方が、
さらに重要なこと。

それは、
しまうことが目的になっていないか、
ということ。

多くの場合、片づけというと、
どうしても「しまうこと」に
意識が向かう。

きっちりしまう。
隙間なくしまう。
見えないようにしまう。
とにかく、しまう。

けれど、
やましたひでこの断捨離は、
そこが違うのです。

しまうのではなく、
取り出すためにしまう。

しかも、美しく。

ここです。

モノは、
しまわれるためにあるのではなく。

次に使われるために、
次の出番を待つために、
そこに在る。

だから、収納とは本来、
モノたちの待機場所。

次の出番が来るまで、
そのモノたちが心地よく待てる場所。

たとえ、それが押し入れであっても、
クローゼットであっても、
引き出しの中であっても。

見えない場所だからこそ、
乱暴に押し込むのではなく、
美しく待機させてあげたい。

心地よいスタンバイ。
ゆったりとしたスタンバイ。
美しい姿でのスタンバイ。

そう考えてみると、
収納の意味が、変わってくるでしょう。

出番があるモノなら、
大切に待っていてもらえばいい。

けれど、出番もないのに、
いつまでも待たされているモノたち
はどうでしょう。

もう呼ばれることがない。
もう使われることがない。
もう必要とされることがない。

それなのに、

押し入れの奥で、
段ボールの中で、
クローゼットの隅で、
じっと待ち続けている。

そのやり切れなさを、
一番よく知っているのは、
私たち人間なのかもしれませんね。

出番がないのに、
待ち続ける辛さ。

声がかからないのに、
待ち続ける寂しさ。

必要とされていないのに、
そこに居続けなければならない哀しさ。

だとしたら、

きっちり詰め込み、
二度と取り出すことのないモノたちの
哀れさも、慮ってもいいですね。

もちろん、モノは人ではありません。

けれど、

モノとの関係を雑に扱うことは、
自分との関係を雑に扱うことにも
つながるはず。

だからこそ、断捨離。

このモノは、
今の私にとって、出番があるのか。

このモノは、
心地よく待機しているのか。

それとも、

ただ忘れられ、押し込められ、
出番のないまま
留め置かれているだけなのか。

収納を見直すとは、
モノの置き方を見直すことではなく、
モノの出番を見直すこと。

そして、
自分の暮らしの流れを見直すこと。

あの八月の暑さも、
盛りから衰えへと移っていくように。

モノとの関係にも、
盛りがあり、
終わりがある。

使った季節。
愛した季節。
役に立ってくれた季節。

そして、
役割を終える季節。

それを見届けるのも、
断捨離なのですね。

しまうのではなく、
取り出すためにしまう。

待たせるのではなく、
出番を与えるために残す。

そして、
出番のないモノには、
ねぎらいと感謝とともに、手放す。

九月の始まりに、
どうぞ、ひとつ
収納を開けてみてください。

そこにあるモノたちは、
心地よくスタンバイしていますか。

それとも、もう長いこと、
出番を待ちくたびれているでしょうか。

有難うございます。

やましたひでこ

やましたひでこ公式ブログ
https://ameblo.jp/danshariblog/

断捨離やましたひでこ公式Instagram ID:
danshari_yamashitahideko

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日のメルマガ、耳が痛いです(・・;)

20年以上前に便利そうだと思って買った
A4サイズが入る10段の洒落た白い引き出し。
実際は意外と入るモノが限られてしまって、
ずっとうまく使いこなせていないのです。

それこそ“開かずの引き出し”化している段も
あって、、、。九月の始まり、私はまず、
その引き出しを開けてみることにします。

山本 響子<断捨離事務局>

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

メルマガの登録はこちら

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト