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2024/02/14(水)

【川畑のぶこ】Q.体臭のことで悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

————————————
Q.体臭のことで悩んでいます

こんにちは。
いつも参考にさせていただいています。

悩みは体臭です。

過敏性腸炎によるもので
現在自由診療にはなるのですが
クリニックからオーダーメイドのサプリを
処方してもらっており、
少しずつですが改善傾向です。

(今まで色々な治療に取り組んでも
 なかなか改善されない期間が
 長かったです) 

改善傾向とはいえ、体臭はまだかなり強く、
外出するのがとても辛いのです。

公共の交通機関を使ったり、
ショッピングを楽しんだりできません。

今まで辛い言葉や態度を取られました。
引きこもりの状態が3年以上続いています。

ドクターの中にも
しっかり診療してくれないとか、
ホテルを利用するとスタッフから
お客様扱いされないことがありました。

通りすがりの知らない人に睨まれたり、
異常だと言われたこともあります。

適切な治療を受けられなかったことが
あったため、医者不信に陥ったことも
ありました。
(今は無くなってきています。)

少し人間不信で、人を恐れる傾向があります。

人を信じよう、明るいところに
目を向けようと心がけてはいますが、
ネガティブな自分が出てきます。

これはある程度仕方のないこと、
そんな自分がいることを認めようと
思っているのですが、
時々苦しくなってしまいます。

【ぐー・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

ご自身の体臭が気になり、
外出や人と会うことに抵抗があるのですね。

過敏性腸炎とのことで、
ガスが漏れてしまうタイプのものだと、
その臭いが気になってしまうことと
思います。

ガスのコントロールに
関してできることとしては、
FODMAP
(大腸での発酵性がある小腸で
吸収されない糖類)を避けることで
改善するケースもあるようですので、
食事を見直す価値もあるでしょう。

現在ぐーさんの通っている
クリニックの治療やサプリメントが
奏効しているならそれは
喜ばしいことですね。

症状が稀なケースであればあるほど、
ご自身にピッタリ合う
医療機関を見つけることは
難しくなってくることと思いますが、
そのような中、ぐーさんの状態を
少しでも改善に導く治療に
出会えたことは素晴らしいですね。

まず、難しい問題に直面したときは、
一足飛びに完璧な状態になることを
目指さずに、
たとえそれが少しずつであったとしても、
良くなっている部分に
目を向けてみてください。

これは、
過敏性腸炎や体臭のことにかかわらず、
ぐーさんの人生全般において、
身の回りに起きていることで
好ましいことというのは

必ずあるはずですから、
そちらを意識する習慣を
身につけてください。

センシティブな人は、
自分にも周囲にも完璧であることを
課してしまい、そうでない限り
人生が機能しないという
無意識なメンタリティーに陥りがちです。

すると自律神経のバランスも乱れ、
腸内環境にも影響が出てきます。

体臭の問題に関しては、
1度誰かから指摘されると、
そのことが以降気になってしまい、
周囲がさほど気にしていなくても、
本人が過剰に気にしてしまうということも
起こり得ます。

これにより、さらに緊張状態が続き、
その緊張が腸の活動を低下させて
腸内細菌のバランスを崩し、
ガスにつながるといった
悪循環が起こることもあります。

まず、ぐーさんが誰の目も気にせずに、
リラックスできる状態をつくって、
その状態を十全に味わってください。

その際、周りには人がいないわけですから、
どんなにガスを出しても構わないわけです。

ガスが出たなら、またやってしまったと
自分を責めるのではなく、あぁ気持ち良い、
これでお腹が楽になった、
とその状態を肯定してあげて下さい。

自分の置かれている状態を受容することが、
心に平安をもたらし、その心の状態が、
腸に好ましい環境を作り上げる循環を
イメージしてください。

また、ぐーさんの周囲に似たような
問題を抱える人を見つけたのであれば、
批判的な視線で見る事はせず、
思いやりの念で見守ってあげてください。

すると、すべての人が
私を嫌悪しているわけではなく、
私が相手に対してそうであるように、
慈悲の気持ちで接する人もいるのだ
ということが想像できるように
なってくるはずです。

自分が自分に厳しいと、
無意識のうちに人に対しても
厳しくなりますし、基本的に人も
自分(ぐーさん)に厳しいものと
イメージしてしまうでしょう。

するとやはり心は
常に緊張状態になってしまい、
その状態が腸内環境にも
フィードバックされます。

自分にも、相手にも厳しさではなく、
優しさや思いやりで接する
姿勢を育むことができると、
心にゆとりができて、
腸にも肯定的なフィードバックが
生じることでしょう。

どうか、周りの人がどうであれ、
ぐーさんに最も近いぐーさん自身が
温かい心で受け入れてあげて下さい。

なかなか一気に、
とはいかないかもしれませんが、
徐々に好ましい変化が訪れていることを
称えてお過ごしください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
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川畑のぶこがお答えします。

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住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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