断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【小松易】「自虐ネタ」から分かる、かたづけの極意

2024/04/26(金)

【小松易】「自虐ネタ」から分かる、かたづけの極意

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

仕事柄、人前で話す機会が多いので、
「いかに聞く人を
 飽きさせないようにするか」
というのは常々意識しています。

前回のメルマガでは、
講演会でのツカミの質問について
ご紹介させていただきました。

実は、お笑い芸人さんの話術を学ぶべく
元吉本のお笑い芸人で、
かつてM1グランプリで準決勝まで進出した
三好秀典さんから、1年間「お笑い」の
指導を受けたことがあります。

その中で「自虐ネタ」を使う時の
コツについて教えていただきました。

これを理解しているだけで
自虐ネタがウケる確率が
上がるというのです。

「自虐ネタを使うことなど一生ない!」
という読者も、
きっと学べることがあると思いますので、
ぜひ最後までお読みいただけると
うれしいです。

自虐ネタがウケるコツは、
その自虐が自分自身の中で
「消化できているかどうか」
なんだそうです。

人には自分自身の中で
「消化していること」と
「消化していないこと」があり、
この「消化していない」部分を
笑いになるかも、とチャレンジすると
たいがい失敗するそうなのです。

理由は、自分自身の中で消化できていないと
躊躇(ちゅうちょ)が生まれるから。

結果、声量、表情、話し方などに
影響が表れ、
声が小さくなり、表情が暗くなり、
話し方も歯切れが悪くなるのです。

まず、自虐ネタをやるならば
自分自身の中で「消化できている」、
つまり心の整理がついているコトで
ネタを作っていけば、
笑いをとれる可能性がアップする、
そう三好さんは教えてくれました。

お笑いやコミュニケーションだけでなく、
「消化できている」こと=
「完了できている」ことの数が多いほど、
人生を活き活きとパワフルに過ごすことが
できるのではないかと思います。

これはかたづけにも通じることです。

あるクライアント先の社長は
「プロジェクトが終わっているのに、
 書類がいつまでもデスクや
 その周りに積み上がっている」
と私に悩みを打ち明けてくれました。

これはまさに、
社長が本来持っている力が、
不完了な書類によって
止められている状態です。

かたづけの極意は「終わらせること」。
打開策はズバリ、「終わらせる力」の
精度を上げることです。

つまり、

「何をもってこの書類を
 “終わり”とするのか」

この質問にすぐに
答えられるようにすることなのです。

デスクや収納棚に書類が散らかったから、
かたづける。

これだけではまた同じ状況が
繰り返されるだけ。

社長だけではなく社員が
一丸となって話し合い、
書類を手放す基準やタイミング、
いわば「フィニッシュの形」を
明確にしてみましょう。

「明確さは力」になる。

これはご家庭において、
夫婦や親子間でも言えることですよね。

いつもあなたを応援しています!

小松易

▼YouTubeチャンネルに
 動画をアップしました。

私が考える、
職場の片づけの“究極”の目的は、
効率化だけではなく、
「コミュニケーションが活性化」すること。

「『かたづけ』を通じて
 はたらく人と企業の未来を共創する」

ぜひご覧いただければうれしい限りです。

動画の視聴はこちら

◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、友人が「開店休業だけは嫌」と
言っていました。

一体何の話かというと、
好きなアーティストが、
活動休止や引退のお知らせはしないけれど
活動を一切しない状態になりつつあるのが
嫌だ、ということでした。

その感覚は分かるなぁと、
その時も納得はしたのですが、

これも「終わり」が分からないゆえに
消化できないことの一例なのだなと、
今日、しっかりと腑に落ちました。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

メールアドレス(必須):

 

下記の注意事項に同意の上、お申し込みください。

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

サイト内検索

 

 

記事一覧

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト