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2024/02/07(水)

【川畑のぶこ】Q.妹のことで悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

————————————
Q.妹のことで悩んでいます

妹は専業主婦で、
長年夫からパワハラを受けてきて、
子育てが終わったタイミングで
離婚したいと思っていました。

県外に住んでいるのですが、
5年程前から私のところにくるようになり、
夜遊びをして、
男の人ができてしまいました。

度々忠告していますが耳をかさず、
離婚もせず、こちらに来ては
遊んでいるので、
私はもう対応できないと言いました。
すると私を攻撃するように。

一体どうしたらいいでしょうか。

【りんご・60代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

妹さんのことを思っているが故の
りんごさんの対応が、
妹さんを不快にさせてしまい
攻撃されてしまうのですね。

妹さんは長年の夫からのモラハラで、
自分を無条件で受け入れてくれる人を
探し求めているのかもしれませんね。

愛があるなら
何でも受け入れてくれるだろうと。

そして、秘密を共有している男性は
(あるいはその男性こそ?)自身を
受け入れてくれる人と
認識しているのかもしれません。

その認識が正しいのか、
依存的なものなのかは
確かめてみないことにはわかりませんが、
いずれにせよ、妹さんが
自分を受け入れてくれる人や
安らぎの場を求めていることは
間違いないでしょう。

お姉さんであるりんごさんの存在は、
妹さんにとってこれまで
安らぎの場だったため、
これまでも頼りにされてきたことと
思います。

ところが、
彼女がこれまで夫から得られず苦しんでいて
ようやく見つけた憩いの場を、
大好きなお姉さんが理解してくれないことに
ショックを受け、自分を守ろうとした結果、
攻撃的になってしまっていることと思います。

もし、お姉さんのことを
「どうでも良い人」と思っていれば、
このような過剰反応はありません。

妹さんの怒りは
「お姉さんに分かってほしい!」
という心の叫びです。

このような彼女の叫びに耳を傾けた上で、
りんごさんが妹さんの
不健全であると思う行動に対しては
指摘しつつも、彼女の存在そのものは大切で
受け入れているということが伝わる
コミュニケーションや関わり合いというのが
大切になってくると思います。

とくにストレス下にいる人は、
頭ごなしに行動のだめな部分を指摘すると、
即、「あなたはダメな人間だ」と
言われているような気になってしまうことが
あるのです。

ですから、
二人が冷静になれる時間と場を設定して、
妹さんが好きなスイーツなどあれば
お茶と一緒に準備して
一服するなどしてから、

まず妹さんのことが
大切で愛しい存在であること、
心から幸せを願っていること、
苦しみから開放されることを
心から願っていることを伝え、
その上で気がかりなことを
伝えてみることをおすすめします。

気がかりなことを伝える際も、
決めつけてものを言わず、
あくまでもりんごさんから見ると
そのように見えるということを
伝えてください。

たとえば、

「私にとってあなたはとても大切な存在で、
 心から幸せになってもらいたいと
 思っているし、そのためのできる限りの
 サポートをしたいと思っている。
 
 あなたが人生でたくさんの苦労があって、
 安らぎの場を求めているということも
 理解するし、そのような場があなたに
 与えられることもとても大切なことだと
 思っている。

 ただ、今あなたがとっている行動は、
 一時的な安らぎや快楽は
 得られるかもしれないけれど、
 長期的に見ると、結果的にあなたを
 苦しめてしまうように見えるので
 とても心苦しい。
 (「幸せの追求というよりは私には
 逃避に見えてしまう」など?)」

というような文脈で話ができると
より穏やかで相手が聞く耳を
持ちやすいと思います。

もし、妹さんのお相手が遊びではなく、
真に大切な存在なら、そしてりんごさんが
けじめをつけて離婚するのが
健全だと思うなら、
そうしてほしいと思っていることを
伝えるのが良いでしょう。

ただ批判するだけでなく、
りんごさんにとって健全と思われる
代替案を提案することも大切です。

そのためにならサポートすることも
伝えて良いのではないでしょうか。

もし、りんごさんが妹さんがそれをできず、
ずっと男遊びを続けたいという状態で、
このような状況に付き合いたくない場合は、

その価値観を尊重するけれども、
その場合、自分の家に泊めることで
いちいち心配したり指摘したくなることが
りんごさん自身の苦しみになるので、
男性と考えて場所を手配するなど
自分たちで解決してほしいなどと
伝えてはいかがでしょうか。

妹さんは面白くないかもしれませんが、
このように一貫して向き合うことで、
これらはお姉さんの愛や思いやりからくる
態度であることは理解できるでしょうし、
誠実さが伝わることと思います。

その場で反応的に文句を言っても、
無意識の心には響くと思います。

ぜひ、妹さんの困難とニーズを
理解し汲んだうえで、
このような思いやりある
コミュニケーションを
心がけてみてください。

応援しています!

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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