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2024/02/02(金)

【小松易】“制限”がもたらす効用

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

近年、世界中で
子どもの視力低下が著しいそうです。

文部科学省の統計によると、
裸眼視力が「0.3未満」の小学生の割合は
30年前と比較すると
3倍以上に増加しているんだとか。

参考サイト
http://www.meganecare.jp/children/environment.php

原因はいわずもがな、
スマートフォン、ゲーム機器、
パソコンなどにより常に目を酷使する
機会が増えていることですよね。

それは、大人の私たちも同じこと。

せめて、長時間パソコン作業をしたら
少し目を休める、
蒸しタオルやアイマスクで
目を温めるなど、工夫したいものですね。

かくいう私も10歳のころから
メガネを掛けていました。

そのため、当時母から許可された
1日のテレビ視聴時間は「30分」。

当時はかなり理不尽な「制限」を
与えられたと思っていました。

私が楽しみにしていたのは、
大ヒット歌番組の「ザ・ベストテン」。

放送翌日はクラスの話題は
この番組のことで持ちきりでした。

しかしこの番組は60分あります。
なのに持ち時間は30分。

なんとかして全部見ようと
いろいろと企てたものでした。

最終的には「もう寝なさい」と
母から隣にあった寝室へと
追いやられるのですが、

最終手段の反則技は、
隣からコッソリふすまを2センチほど開けて
覗き見ること。

今思えば、制限があったからこそ
あの手この手で工夫して
楽しんでいたように思います。

「制限」といえば、
以前あるインタビュー番組に
星野源さんがゲストで
登場されたときのこと。

曲作りついて、佐野元春さんから、

「詩の字数がメロディーに
 合わないときはどうする?」

という質問がありました。

「1つの音符にひとこと以上言葉はのせない」

と答えた星野さん。

ほとんどの場合、
メロディーが先にできて、
そこに詩をのせていくのだそうです。

さらに星野さんはこう続けました。

「枠ってほんとうに大事。
 制約によって自分の言いたいことが
 曲げられてしまったときに
 “深み”がでることが多かったんですよね」。

その瞬間、私の頭には
こんな図式が勝手に浮かんできました。

曲(メロディー)=収納
詩(言葉)   =モノ

安易に収納(曲)を増やさないで、
まずはモノ(詩)を制限する。

星野さんの“深み”を
かたづけ士の視点で捉えると
「制限」の中で精一杯モノを
なんとか収めようとするときに
ひねり出される「工夫」のことでしょうか。

それとも、
「もう捨ててしまおう!」と
厳選を試みたときに出てくる
「覚悟」のようなものでしょうか。

いずれにしても「制限」を
あえて受け入れてみることから
何かが生まれることが
あるかもしれません。

モノの片づけで言えば、
洋服はクローゼットの中に
入る量しか持たない、
テーブルの上には絶対に何も置かない、
など。

さらにモノよりも難易度が上がるのは、
デジタルデータです。

その理由は、
リアルの世界より自由度が高いので
より意識的に「制限」を設定しておかないと
すぐに増えてしまうから。

ちょっと油断していると、
パソコンの「顔」であるデスクトップも
アイコンで溢れかえってしまうのです。

やはりここにも「制限」を設けて、
対処したいものです。

私が決めているのは、
デスクトップ上のアイコンは
どんなに増えても、
「1列以内」(中級)と決めています。

さらに、
アイコン3個以内が「上級」。

ここまで説明すると、
「ゴミ箱」まで削除して、
アイコン0個のデスクトップに
チャレンジする人も出てきます。

ここまでくれば、
「制限」が「基準」へ、
そして「マニアック」な世界へ?

いえいえ、「楽しみ」の片づけに突入です。

今週はなにかしらの「制限」を決めて
片づけに取り組んでみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

一番よく見てしまうスマホアプリに、
1日10分までとシステム上で時間制限を
設けるようにしました。

始めた当初は、
「あともうちょっと見たい…」
と、延長する時もありましたが(笑)
今ではスッと終わらせることができます。

時間を取られてしまった…と、
後悔することも減ったので
私にとって良い“制限”になっています。

住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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