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2024/01/10(水)

【川畑のぶこ】Q.28歳の長男について悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

————————————

Q.28歳の長男について悩んでいます

現在息子は、
一人立ちをして、仕事を変え、
東京で1人暮らしをしています。

ただ、
大学生時代の奨学金や家賃が未納になり、
20万円の援助を1回しました。

そして再び、3ヶ月分の奨学金の
未納のハガキが届きました。

これから、このような状態が
続くのかと予想がつきます。

大学生時代は、
全くお金の援助をしなかったので、
これから援助をした方が
良いのかとも考えますが、
我が家もそんなに裕福ではありません。

夫の仕事も収入が減り、
私も働いて何とか生活ができています。

私と夫が出来ることはなんでしょうか?
お金の援助をした方が良いのでしょうか?

お金の援助をするとダメな人に
なるのではないかと心配になります。

アドバイスをお願いします。

【チイカワ・50代・女性・介護福祉士】

―――――――――――――――――

息子さんが自立したと思いきや、
経済バランスを崩している様子で
心配なのですね。

親としては
援助したいという思いがある一方で、
自立心を阻み依存しないか
不安なことと思います。

まずチイカワさんやご主人ができることは、
息子さんの状況を
正確に把握するということです。

贅沢をするなど
分不相応な生活をしているがために
バランスを崩しているなら
厳しく正す必要があるでしょう。

ギャンブルや買い物依存で
お金を使い込んでしまっている場合、
経済的援助は依存を助長するので
必要なのは依存症のための治療です。

一方で、息子さんは
仕事を変えたということですので、もし、
前職で真面目に取り組んでいたにも関わらず
ままならないことがあり、

メンタルを病んでしまい、
収入が得られていないのなら、
必要なのは批判ではなく
治療と思いやりからの援助となります。

もし、息子さんが
それまでは問題なく自立心を持って
人生に取り組み、

親もそのような
自分へのイメージを抱いているだろうから
それを壊して心配かけたくないという
思いがあるなら、なかなか相談に乗れず、
いたずらに時が過ぎてしまった
ということも考えられます。

うつになった場合、これまで明確に
思考や判断や行動ができた人も、
それらができなくなることがありますので
配慮が必要です。

その場合、息子さんが
悩みを吐露しやすい空気をつくり、
相談に乗ってあげることが
大切になってきます。

このように、
ただ経済的援助をするか否かの
白黒判断以前に、
状況把握を丁寧に行い
状況に即した対応が必要となります。

一度息子さんと親子三人で
話し合いの機会をもち、

1)奨学金の滞納の通知がきていること
2)これまでこのようなことはなかったので
 体調などに異変があるのではないかと
 心配していること
3)困っているのなら、
 お金の援助だけでなく、より根本的な
 原因を解決をしてあなたが健康的に
 暮らせるように助けたいと思っていること

を穏やかに伝えてみてください。

忍耐・根性論が世代間連鎖している場合、
メンタルの不調イコール敗北と
不健全に捉えてしまう人もいますので、

その辺が気になる場合は、
決して敗北ではなく、
誰にでも起こりうることで自分たちにも
その可能性はいつでもあると
ノーマライズ(一般化)して話をするのも
有効かと思います。

そのうえで、「一緒に取り組んでいこう」と
「あなたは一人ではない」という
メッセージを伝えてください。

そのうえで息子さんの反応や対応を見て、
あとは親の直感を駆使して
対応してみてください。

この試練がチイカワさんご家族の
学びの機会となることを祈っております。

– 川畑のぶこ

– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
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ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

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住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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