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2023/11/01(水)

【川畑のぶこ】Q.これからどうしたらいいのか分かりません

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.これからどうしたらいいのか分かりません

私は今年60歳になりました。

結婚して30年、夫は10年間の
単身赴任から3年前に戻りましたが、
夫の荷物を私の実家に預けて
片付けもしなかった辺りから
急に夫が嫌いになりました。

私はお見合いで、
両親は毒親だったので自分に自信がなく
結婚して家を出たいばかりに
この人ならやっていけそうと思い
結婚しました。

今から考えればお互い妥協して
結婚したのかもしれません。
それでも私なりに一生懸命子育ても
家事もやったつもりです。

息子が問題起こしたり不登校になった時も
夫は助けてくれず自分には関係ないと
言いました。
それでも私は働いていないのだから
私が解決しなければと思いました。

少し落ち着いた頃パートに出ましたが
どこに行ってもうまく行かず
人間関係に疲れました。

友達ともうまく行かず
今は母しか話し相手がいません。

やりたい事も見つからず、無職なので
これからを考えると離婚もできない。
働く勇気も無い。

私はこれからどうしたらよいのでしょうか。

【かおる・60代・女性・専業主婦】

―――――――――――――――――

夫が嫌いで離婚したいけど
経済的に自立しておらず
勇気がないのですね。

子どもというのは大切な宝ですから、
パートナーの子に対する扱いが
雑と感じてしまうと愛情がないのかと
不信感が募るのも理解できます。

ただ、夫は必ずしも息子さんを
蔑ろにしていたのではなく、
一生懸命働いて稼いで家庭を支えるという
形で子どもへの愛を表現していたかも
しれません。

かおるさんとしては、
経済的サポートのみならず、
心情に寄り添って欲しいという
理想があったことと思います。

もしかしたら、
夫自身も父親からそのように
育てられた記憶がないので、
モデルとなる人物がおらず、
情緒的なサポートというものを
学習してこなかったかもしれません。

親世代は、夫は外で働き、
子育てや家の中のことは妻が行うもの
という分業が当たり前という世代でも
ありますから、

彼なりの限界があり、
その中で出来ることを行なっていたと
理解を深めると、嫌悪感は
薄れてくるのではなきでしょうか。

人間誰しも得て不得手はあるものです。

夫が器用であったに越したことは
ありませんが、不器用な人もいます。

かと言ってその人が悪い夫とも限りません。

かおるさんは
自分に自信がないとのことですので、
もしかしたら、無意識の中で自分自身では
自分の人生をマネージする能力がないので、

周囲が完璧になって
自分を満たしてくれないと困る、
といった状況が起きているのかも
しれませんね。

残念ながら夫も親も友人も同僚も…

完璧な人はいません。

ご自身と一緒です。

でも皆いいところはあるのです。

それはご自身も一緒です。

どうか、いいとこ探しをしてみてください。

毒親に育てられ、
ダメなところばかりを指摘され、
自信がなくなってしまったなら、
親を反面教師としてください。

かおるさんにもっとも近いかおるさん自身が
ご自身のいいところに光を当てて
輝かせてあげてください。

みんな、親、夫含め、
それぞれにそうならざるを得ない
背景があったことを理解し、

思いやりを持って関わることができたなら、
そして、理不尽なことにはNOと
素直に表現することを学べたなら、
人間関係は調和的なものになるのでは
ないでしょうか。

息子さんの不登校を経験しながらも、
育てられたのは素晴らしいことです。

成し遂げてきたこともいっぱいある
ご自身に自信を持って、
ぜひ何か新しいことに
チャレンジしてみてください。

仕事に関しては、
人間関係が得意でないなら、
さほど人と関わらなくても済む
仕事を選ぶのもひとつです。

経済的な自立ができれば、
さらに自信につながるのでは
ないでしょうか。

人間はどこからでも成長出来る存在です。

どうかかおるさんのまだ知らない
かおるさんに出会える可能性に期待して、
愛ある好奇心を持ってご自身に向き合い、
新しいことにチャレンジしてみてください。

応援しています!

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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川畑のぶこがお答えします。

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住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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