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2021/07/14(水)

【川畑のぶこ】Q.家族を監視する主人に悩んでいます…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

Q.家族を監視する主人に悩んでいます…

川畑先生はじめまして。
先生の心温まるメッセージいつも勉強させて
いただいております。

私の主人は教師をしており自分のルールに
基づいて家族の監視もします。
私にはママ友と関わるな、実家に行くことや、
スマホのアプリを入れる事でさえ全て報告が
必要です。

私は専業主婦なので養ってもらっている以上、
逆らう事ができません。

娘に対しての教育も厳しく雁字搦め。
遂に娘は鬱になり電車に飛び込み自殺を図っ
た事もあり児童相談所に一時的に送られるこ
とに。精神科にも通っていますがなんの効果
もありません。

「お父さんとは今後一緒に生活できない」と
娘が錯乱したので、現在、祖父母の家に
一時的に預かってはもらってますが、
高齢の祖父母も預かるのは一年が限界だと。

「もう、何をするのも面倒くさくて何も手が
つかない。このまま死んで楽になりたい。」
と部屋で引きこもり、不登校になり留年も
しました。

勉強をとても嫌がり、仕方なく住み込みで
仕事をするとは言いますが、この就職困難な
コロナ禍で中卒で住み込みで仕事に就ける
とは思えませんし、もし働けたとしても、
また面倒くさいと辞めてしまうのではと思い
ます。

主人は、自身の言葉の虐待の為に娘が悩んで
いるとは全く思っておらず思春期だからだと
絶対に自分の否を認めません。

主人は本当はとても心が脆く、大声をあげて
威嚇する事により弱い自分を隠してバランス
を取っているのだと思います。
主人も疲れやすく休みの日は寝てばかりいま
す。

かといって、主人にも精神科に行って欲しい
とは恐ろしくて口が裂けても言えません。

私自身も義母の介護と家族の板挟みで心身
ともに疲弊しており我慢の限界に来ています。

どうか少しでも気持ちが切り替えれるよう
アドバイスをお願いします。

【ラクレット・40代・女性・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご主人のマイルールに家族が翻弄されてしま
っているのですね。

教師としての任務を全うするのには、
揺るがぬ信念が必要なことと思いますが、
その信念も頑なさも度が過ぎると周囲を
窒息させてしまいます。

学ぶことの楽しさよりも、厳しさで教育を
受けた娘さんも、親の期待に応えるのに
精一杯頑張ったけれど、ついにエネルギー
が枯渇してしまったのでしょうね。

もし、これまで娘さんに、駄目なところを
指摘し克服するスタイルで教育をして
こられたのであれば、これはすぐに
やめなければいけません。

彼女の持ち備えている良いところに目を向け、
そこを伸ばすアプローチが大切です。

問題に焦点を当てるのをやめて、安らぎや
喜びに焦点を当てる癖をつけることが大事で
す。

この価値観はご主人も育めていないことと
思いますし、そのことは娘さんもラクレット
さんも認識されていることでしょう。

おそらく、ご主人も厳しく育てられたの
ではないでしょうか。

ラクレットさんにできることは、父親がどう
であれ、母親であるラクレットさんと娘さん
との関係を良好なものにすることです。

お父さんがどう振る舞おうが、「私はありの
ままのあなたを愛していて大切な存在」
であるということが彼女に伝わることが大事
です。

もし、彼女が真剣に中学卒業後、住み込みで
働くという心の準備が出来ているのであれば、
それもまた彼女の人生と応援してあげてくだ
さい。

実際に働くか働かないかは、さほど問題では
ありません。

娘さんが、「私は信頼されている。受け入れ
られている。」という感覚を抱けることが大
事です。

「私は私でよい」という感覚です。
これまで「私のままでは受け入れられない」
というメッセージを受け続けてきている彼女
ですから、このメッセージは書き換えられな
ければいけません。

そのためには、ラクレットさん自身が自分に
同じように接していられていることが大事です。
「私は私のままで価値がある」と思えていま
すか。

専業主婦で養ってもらっている以上逆らえな
いと仰いますが、専業主婦は奴隷ではありま
せん。主婦業を賃金に換算すると年収400
-600万円になるというデータもあります。

ラクレットさんはきちんと働いているのです。
しかも無報酬で。「価値のない専業主婦」と
いう自己レッテルが、自己評価を下げ、暴力
を許してしまっているのなら、この意識を変
えなければいけません。養う側は養っている
相手に何でもしていいわけではないのです。

ラクレットさんご自身が、「私も夫と同様、
家族のために価値ある仕事をしている。夫も
その恩恵を受けている。私と夫は対等である。」
という姿勢を構築されてください。

そして、言いたいことはきちんと伝える勇気
を持ってください。面と向かって伝えること
が難しければ、手紙にして気持ちを伝えても
良いでしょう。彼が冷静なときに読むことが
できます。

受診に関して、娘と私のために家族として一
緒に受診してほしいと伝えてみてはいかがで
しょうか。

「あなたが悪いので治療しろ」と受け止めら
れてしまっていると、相手は防衛的になって
しまいます。

そうではなく、「娘と私のために協力してほ
しい。」という姿勢で受診を依頼をしてみて
ください。

ご自身のためにも、娘さんのためにも、そし
てご主人のためにも、毅然とした態度を育ん
でください。

これは自他への優しさです。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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どんどん深みにはまっていきます。
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打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

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相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

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間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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