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2014/06/05(木)

【やましたひでこ】「離」について考える

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・6・5 No.980

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◆今日の断捨離 「“離” について考える」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

水無月六月五日木曜日。

 

明日六日は、二十四節気「芒種」

 

芒種の「芒」<のぎ>とは、
イネ科の植物が持つ穂先の突起のこと。
稲や麦など穂のでる穀物の種を蒔く頃。

 

でも、実際、種を蒔く時期は、
ずっとずっと早いはず。
私が住む北陸は、5月の連休の頃に
田植があるくらいだから。

 

早稲の品種も今は多いのでしょうね。
世の中、なんでも早く早くの時代なので。

 

私は、季節の移ろいとの折り合い
のつけ方を示してくれる、この
二十四節気七十二候の暦がお気に入り。

 

一方、大安、仏滅といった六曜は、
まったく意識することはなく。

 

そう、個人的にはね。

 

お日柄を、良くも悪くもするのも、
自分次第だと思っているので。

 

それでも、多くの人たちが、
時間をかけて、「六曜」に
蓄積し続けてきた想念のエネルギーの
影響は、たしかにあるのかもしれない。

 

大安は、縁起が良い!?
仏滅は、縁起が悪い!?

 

そんな、知らず刷り込まれた、
「良い」「悪い」の想念の蓄積。

 

だから、そこから意図的に
「離れる」というスタンスも、
また必要なことなのでしょう。

 

どんな想念と、どんな関係を
持つかも、モノと同じで、
自分でいかようにもできるのだから。

 

◇◇◇◇◇

 

離れる
離れていく
離れている

 

ここらあたりで、断捨離の「離」を、
よくよく考えてみようかと。

 

「断」と「捨」と違って、
「離」を捉えるのは
とても難しくもあるようで。

 

「断つ」も「捨てる」も、それは行動。

 

もちろん、「離れる」も
行動ではあるけれど、
断つ行動、捨てる行動を
重ねた結果もたらされた、
物事から「離れられた状態」。

 

私は、「離」を、
そう考えている。

 

簡単に言えば、
自分を縛っていた物事観念から、
適度な距離を自然にとっている状態。

 

つまりは、囚われていない状態。

 

対象物、対象者を否定も
肯定もすることなく、
俯瞰している状態。

 

私たちは、囚われているからこそ、
いたずらに、肯定してみたり、
否定してみたり。

 

あるいは、囚われているからこそ、
やたらと、正を強調してみたり、
誤を糾弾してみたり。

 

そうですね、断捨離の「離」とは、

 

距離の「離」
その時々に適度な距離がある状態。

 

肯定と否定
正と誤

 

そんな判定ばかりの世界から、
距離をとって拘らない状態にあること。

 

そして、私はこうも考えている。

 

断捨離の「離」とは、

 

離陸の「離」

 

自分を縛りつけている
モノ・コト・ヒトとの関係から、
自由になって飛び立っていくこと。

 

飛び立つことを、いつでも自分に、
もちろん、それを望んでいる相手にも、
受容し応援する勇気があること。

 

そうすると、断捨離の「離」とは、
分離の「離」でもあるのですね。

 

心理学者アドラーが、私たちに
教え語ってくれている「課題の分離」

 

それぞれの課題を
もって生きている私たち。

 

私たちは、他者の課題に、
必要以上に介入したり、
あるいは、過剰に背負い込んで
しまうことがある。

 

特に、それは、
家族関係にある他者に対して、
してしまうよう。

 

昨日のメルマガで、
川畑のぶこさんが述べて
いたことも、まさにそれですね。

 

それは、時に、それぞれが
自分の力で課題を克服する機会を、
奪ってしまうことでもあったりと。

 

そう、だから、

 

断捨離とは、

 

互いが、互いの自立と
自律を目指していく関係を、
構築していくプロセスでもあるのです。

 

もちろん、それも、
どこまでも自分からですよね。

 

いかがでしょう。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに、
いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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たしかに、「離」だけは、
単純な行動では説明がつかない、
ちょっと難易度の高い領域ですね。

 

ただ、昔は読んでもわからなかった本が、
改めて読んでみると「あ、なるほど!」
と、もの凄く腑に落ちる事があります。

 

断捨離の「離」がしっくり来る時は、
日々の基本的なことの実践によって
もたらされるのかもしれませんね。

 

―安永周平

 

PS
忙しいあなたもこれなら
地道に断捨離をできるはず♪

http://123direct.jp/tracking/cr/eA2qb5r7/170569/12481383

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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