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2026/06/26(金)

【小松易】急いては、心は片づかない。

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

子どもの頃、
誰かとけんかをしたあとに、
こんなふうに言われたことは
ありませんか。

「ほら、謝っているんだから
許してあげなさい」

私も、言われた記憶があります。

何が原因だったのかは、
もうほとんど覚えていません。

でも、その言葉を言われたときの、
なんとも言えない感じだけは、
少し覚えています。

相手は謝った。

それは分かる。

でも、だからといって、
自分の気持ちがすぐに元に戻るかというと、
そうではないんですよね。

まだ腹が立っている。
まだ悲しい。
まだ納得できていない。

それなのに、
「許してあげなさい」と言われる。

すると今度は、
許せない自分の方が
悪いような気持ちになる。

これ、よく考えると不思議です。

最初は、自分が嫌な思いをした側
だったはずです。

ところが、相手が謝った瞬間に、
今度は自分が「許せるかどうか」を
求められる側になる。

心の中はまだ散らかっているのに、
外側だけ急いで整えさせられる
ようなものです。

片づけでも、
急な来客があるから、
テーブルの上のモノを別の部屋に移す。

床に出ていたモノを、
とりあえず押し入れに入れる。

見た目は片づいたように見えます。

でも、本当の意味では、
まだ片づいていません。

ただ、見えない場所に移しただけです。

感情も同じです。

怒り。
悲しさ。
悔しさ。
納得できない気持ち。

それらを、
「もういいでしょう」
「大人なんだから」
「早く忘れなさい」

と押し込めても、
心の奥には残っていることがあります。

許すことは、大切なことだと思います。

でも、許すことは義務ではありません。

ましてや、誰かに急かされて
するものでもありません。

許すには、
その人なりの時間があります。

「まだ許せない」と思うなら、
まずはその気持ちを認めてあげる。

何が嫌だったのか。
何に傷ついたのか。
本当はどうしてほしかったのか。

そうやって、自分の中の気持ちを
少しずつ見ていくことも、
ひとつの片づけです。

今回公開したラジオ第3回では、
「言葉を片づける」という話をしています。

同じ言葉でも、
人によって思い浮かべるものは違います。

「片づけ」という言葉もそうです。

そして、「許す」という言葉も、
人によって意味が違うのかもしれません。

すぐに水に流すことだと思う人もいれば、
時間をかけて気持ちを整理することだと
思う人もいる。

だからこそ、
言葉の意味を自分の中で丁寧に
見ていくことが大切です。

ラジオでは、
この「言葉がそろうこと」の力について、
ある出来事を交えながらお話ししています。

詳しくは、ぜひ音声で聴いてみてください。
 ↓
ラジオ第3回はこちら

今週は、無理に誰かを
許そうとしなくても大丈夫です。

まずは、
自分の中に残っている気持ちを
ひとつだけ見つけてみる。

それも立派な、
心の片づけの一歩です。

いつもあなたを応援しています!

小松易

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
断捨離の視点を持てたこともあり、
ここ10年ほどで「許せない気持ち」をはじめ
心の片づけはだいぶ進んだ実感があります。
 
一方「見えない場所に移しただけ」のモノ
はまだあります(^◇^;) 「見えない」って
都合がいいけど、ほんとコワイです。反省。

山本 響子<断捨離事務局>

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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