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2022/03/18(金)
【小松易】片づけると、人に優しくなれる
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
やましたひでこさんの
「ウチ、“断捨離”しました!」
を拝見しました。
家にあるものは何一つ捨てたくないと
主張する母とその暮らしをどうにか
改善させたいという娘たちが格闘する
というエピソードでした。
視聴して気づいたことがありました。
それは、片づけを通して
家が片づくだけではなく
家族関係もよくなる、ということ。
「母の断捨離を手伝って
片づけていると前はよく怒られたけど
前よりは怒らなくなった」と娘さん。
家が乱雑に散らかっているときには
お互いにイライラして
何かとしょっちゅうもめていました。
でも、片づけて居間が見違えるように
スッキリしたことで
お互いへの思いやりの心を取り戻し、
穏やかな表情へと変化していました。
とくにお母さんの笑顔、ステキでした。
まさに、”断捨離の精”の言葉通り
「ゴールにたどり着いたとき、
新しい人生が待って」いましたね。
「片づければ、人に優しくなれる」
小中学生向けの「かたづけ講座」で、
私が必ず伝える言葉の一つです。
生徒の面食らったような顔を眺めながら、
次の理由を伝えると
みなさんほとんどが納得してくれます。
それは、片づけることで
“ムダな探す時間”が減り
時間の余裕ができる、ということです。
でもそれだけではありません。
実は、片づけという行為そのものが
普段何気なく「当たり前のように」
扱ってきたモノや、「風景のように」
見ていたデスクや部屋と
じっくり向き合うキッカケになるのです。
モノを片づけて初めて
「なんでこんな不要なものを
大事にとっていたんだろう」とか
「机のこんなところに傷があったのか」
など、普段の生活の中では
気づかなかったことに気づきます。
そして、片づけで新たな時間が生まれ、
気持ちの余裕ができるのと同時に
「モノ」や「場所」に
気を配る意識が芽生え、今度は
周りの「人」へと意識が向かうのです。
目の前の人の「変化」に気づくようになり、
気を配るという意識がおのずと働くのです。
以前、教育者 菊池省三先生から
「ほめる力とは、観察力である」
と教わりました。
人の長所を見出すには
表面上のことを褒めるだけでなく、
しっかりと相手を観察できていないと
うまくいかないのです。
だからこそ、日ごろからしっかりと
時間の余裕を持つように心がけ、
常に「余裕のまなざし」を
目の前にいる相手にむけられる人に
なることが大切なのです。
「余裕のまなざし」といえば、
先日Twitterで
こんな投稿がバズっていました。
===
Suicaチャージするの忘れてて
改札通れなくて後ろのおじさんに
「ごめんなさい!」って言ったら
舌打ちとかされるかと思ったのに
笑顔で「いいよ~ん」って言ってくれたから
今日はまじでいい日。
(@ ai_hp_aiより引用)
===
心温まる素敵なエピソードですよね。
でも、もしこのとき
おじさんが家を出るのがギリギリで、
時間に焦っていたとしたらどうでしょうか。
きっと、今回のように余裕をもって、
相手に対応できなかったかもしれません。
いつもイライラしている、
焦っていて余裕がない、
人にやさしくできない。
そんな人こそ、片づけで心に余裕を…
ぜひ意識してみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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確かに、
散らかっていたり、狭い空間だと
心も狭くなってしまいますよね…
私も高校生の頃に働いていた
焼肉屋さんのキッチンが
とにかく狭くて、何をするにも
モノや人を避けて動かなければならず
とてもイライラしていました。
でも、次に働いたコーヒ屋さんは、
キッチンもホールも広々としていて
いつもごきげんに働くことができました。
身の回りの環境は
自分の機嫌に大きく影響するなと
実感しました。
さて、あなたはのお家はどうですか?
ぜひ、ごきげんに過ごせる
空間づくりを意識してみてくださいね^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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