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2017/03/22(水)

【川畑のぶこ】夫を許し自然に接する方法は?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:夫を許し自然に接する方法は?

小学校一年生の不登校の息子と
主人との三人暮らしです。

主人は亭主関白タイプで、
子供が生まれてから
赤ちゃん返りを起こし、
子供のお世話や遊ぶ事を
しない人でした。

ですが、
子供が不登校になってからは、
心理士さんのアドバイスも有り、
子供と遊ぶ様になり、
共感する気持ちも生まれて来て、
今までに比べたら
良くなってきました。

心理士さんからは、
私へのアドバイスとして、
主人を頼りにしたり、
気持ちを合わせて下さい、
と言われています。

しかし、
主人が今まで私にしてきた、
人の気持ちも考えず、
私や私の家族を馬鹿にしたり
子供と遊びに行くときには、
事前に相談しろといい、
話すと否定されて、
行けなくなってしまうことも
あるため、内緒で出掛けたり、
何処にも行かない事を
選択したりしていて、
素直に従うことができません。

家族関係を良くする為、
なるべく主人と
コミュニケーションを
しなきゃだとか、
「有難う、貴方が
◯◯してくれて助かったわ」
等の、声掛けをしようと
思うのですが、
主人から傷つけられた心を
癒す事が出来きないまま
接しているので、中々目を
見て話せなかったりします。

どうしたら主人を許し、
自然なコミュニケーションが
出来る様になるでしょうか?

【チョコ・41歳・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

息子さんの不登校を通して、
夫婦関係にも変化があったのですね。

病気や事故や事件などは、
私たちに苦しみをもたらしますが、
そのことによって、
個人や社会に必要な変化を
もたらす恩恵もあると思います。

これまで育児に関わらなかった
ご主人が、お子さんと関わる様に
なったのは大きな恩恵ではないでしょうか。

どのようにご主人を許し、
どのようにコミュニケーション
したらよいかということに関して、
まず、どの様な時にお二人の
コミュニケーションが機能しているか
ということを思い出してみてください。

私たちは、
問題を解決しようとする時に、
何が悪いかに目を向けがちですが、
何が良いかに目を向ける努力を
してみます。

ご主人は、チョコさんに
高圧的な態度をとることは
あるかもしれませんが、
互いに機嫌よく話せる時は
あるでしょうか。

あるなら、それはどのような時で、
どのような話題の時でしょうか。

チョコさんとご主人が
機嫌よく会話が出来たり、
良い時間が持てる時を
具体的にイメージしてみて、
まずは、できる限りそのような状況に
身を置く努力をされてみると
良いと思います。

ご主人への許しに関しては、
相手を深く理解する姿勢が
大事になってくると思います。

私たちはどうしても
表面的な事象で相手や状況を
判断しがちですが、
その根底にあるものや背景を
深く観察したなら、
物事を単純に良し悪しで
判断できないことにも
気づくと思います。

この作業はとっても面倒ですが、
同時にとてもパワフルです。

ご主人はこれまで何らかの理由で、
健全なコミュニケーションを
身につけてこなかったかも
しれませんから、
そうならざるをえなかった背景も
理解する姿勢を育みます。

たとえば、
チョコさんと息子さんが
遊びに出かける際、ご主人が
事前の相談を求めることに関して、
「なんでも否定する」と反発的に
受け止めることもできますし、
「何か動機があるのかも」と
理解ある姿勢で対応することも
できます。

まず、愛する我が子が
困難を抱えているこの様な時期に、
親が子どもの心配をするのは
当然のことです。

心配は常に愛から来ます。
関心のない相手には
心配もしないのです。そして、
心配の仕方は人それぞれです。

ご主人は、必ずしもチョコさんを
否定しようとしているのではなく、
息子さんに最善のことが起きるように
ご主人なりに(時として不器用に)
対応されているのかもしれません。

これは大きな差です。

夫は、
決して私の好みのかたちではないが、
夫なりに心配をしていて、
家族を思いやっているのだと
受け止めてみると楽になり、
コミュニケーションも
円滑になるかもしれません。

同時に、夫は、
私の好みのかたちやタイミングで
変化を起こさないけれども、
彼なりのかたちやタイミングで
変化の過程にいる、
と信頼することもできますね。

もちろん、チョコさんが
ご主人の言うこと全てに
従う必要はないでしょう。

それは違うなと思えば、
健全に「違うと思う」と
主張してみたらよいかと思います。

そこで主張を抑えつける態度が
頻繁に取られるのであれば、
冷静な時に話をしてみると
良いと思います。

もし、ご主人が
息子さんの事を心配して、
遊びに行くなと言っているのであれば、
彼にとって息子さんの
ベストチョイスは何かを
確認してみたら良いと思います。

「どのようなところなら
息子にとって良いと思う?」
と意見を尋ねるのです。
そしてその理由も確認してみます。

チョコさんは、理由を確認した上で、
「なるほど、そのような理由で
そう思ったのね。」と理解ある姿勢
を示します。

これは、迎合するということでは
ありません。

意見は違っても、相手の動機を
理解することが大事です。

続いて、
ご自身の意見があるのなら、
ご主人を否定することなく、
単に意見として伝えてみることを
お勧めします。

チョコさんが
冷静で機嫌が良いときに、
誠意をもって伝えようとしても、
ご主人が反応的で高圧的な態度で
ねじ伏せようとしてきた場合は、
話し合いをやめ、別な機会に
手紙などで思いを伝えてみるのも
良いと思います。

その時にも相手を否定するのではなく、
自分は困っているということを伝え、
そのことに関して、自分なりの最善を
尽くしていることを伝えます。

また、どうしたいと思っているのかを
伝え、そのことに関して協力や助けを
求めることを大事にしてみてください。

ただし、それがこれから先もずっと
そうであるとは限りませんし、
チョコさんが変化を起こすことで
少しずつ変化が起きるかもしれません。

変化を起こすのは
難しいことではありますが、
不可能なことではありません。

チョコさんご自身が、
自分の中に変化を見ることで
自信が持てたのなら、
相手の変化も
信じやすくなることでしょう。

応援しています!

PS
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こちらから。
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https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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変化を起こすって難しいですね。

後先考えずバンバン起こしてた
こともありますが、(それが
いいか悪いかは置いといて、、)
年々難しくなってきてるような。

「逃げ」「思い込み」も
多分にあるとは思うものの、、
難しいです、本当に。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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