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2017/03/23(木)

【やましたひでこ】「とりあえず」の家

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

3月23日木曜日
<旧暦如月二十六日>

今の時期、キーワードは「変化」。

私はそう思っているのですが、
あなたはどうでしょう。

そして、その「変化」にも、
こんなふうに三つの種類がありますね。

自然の変化
社会の変化
人生の変化

歓迎できる変化
歓迎できない変化
どちらとも言えない変化

そうですね、私たちは、
好むと好まざるにかかわらず、
この変化の中で生活を営み
生きていかなくてはならない存在。

だから、どのように変化を受け入れ、
いかに変化に対応をしていくかで、
気持ちも生活も人生も、様々な
色と香りと味を持つことになる。

さて、今日のメルマガ記事は、
社会的な変化のひとつ、
その中でも、特に「転勤」について。
いわゆる「転勤族の奥さん」のお話を。

そう、今は「転勤」のシーズン!

夫の仕事の都合で、
夫の会社の都合で、
短期間に住む場所を次々に
変えなくてはならないのは
大変なこと。
土地の気候、地域の特性、
人々の意識、それらが変わり、
なにより、住まいそのものが変わる。

けれど、

変えようとして変わるのか、
変えさせられて変わるのか、

この二つの違いはとても大きいもの。

多くの転勤族の奥さんにとっては後者、
ほとんどが積極的には歓迎できない
変化といっていいでしょう。

そして、その証拠は如実に
家の様子に現れる。

決して歓迎してはいない転勤は、
残念なことに、住まいの混沌混乱が
ずっと捨て置かれることになるのです。

大抵、家の混乱の本当の理由は、
引越しの大変さ、忙しさ、疲れという、
しごく最もな理由にかき消されて
しまいがちではあるけれど、
実のところ、
受け入れがたい転勤への
抵抗の表れであるのです。

私たちは、誰であれ、心からここが
「自分の居場所」だと感じていない
ところを、いそいそと片づける気持ち
にはなれないはず。

たとえ、せっせと片づけに
取り組んだとしても、
それは、眉間にシワを寄せながら、
やり場のない怒りをぶつけるような
取り組みであったりするものです。

けれど、多くは、仕方ないという
諦めの気持ちが片づけの意欲を
萎えさせてしまっているのです。

実際、ある転勤族の若い奥さん、
私の受講生さんは、こんなふうに
自分の心情を吐露、今の自分の家が
「とりあえずの家」であったことを
綴っています。

ーーーーー

(講座に参加し断捨離前の家の写真に)
「とりあえずの家」というテーマを
つけて、はじめて自分がそう思って
いることに気がつきました。

1.私は鼻がとてもいいが、
台所の床の接着剤?!の匂いがきつくて
この家がきらいだった。
他の人はわからないから、
すぐ転勤だし…と、
自分を守るために鼻づまりにして、
匂いを分からないようにして住んでいた。

2.こどもの幼稚園。
体調が悪い時に見学も行けず選んだ。
入園初日から、うちの子には
合わないと気づいたが、
すぐ転勤だし…と
先延ばしにして通わせた。

3.今住んでいるのは
私が生まれ育った市。
でも、久しぶりに戻ってきても、
仲の良い友だちはみんな県外、
関係も変化して自分の思っていた
故郷とは違って浦島太郎になった気分。
自分の居場所とは思えなかった。
すぐ転勤だし…と、
人とも距離を置いて付き合ってきた。

自分の居場所と思っていなかった。
転勤のせいにして、
とりあえずの選択をして
今をないがしろにしていた。

もったいない!

家が片付かなかったのは
こどもが増えたからではなかった。
そして、家にいても
落ち着かなかったのは、
「引越ししやすい家づくり」
をしていたからだった!

そりゃ、くつろげないわ。

預けていた食器棚を使う!
ゆっくり暮らしを楽しむ!

この断捨離講座に来て、
解決したかったモヤモヤの原因がわかった。
滑走路に立ち込めていた霧が晴れた!

ーーーーー

いかがでしょう、あなたのご感想は?

さあて、今日のあなたも、
ひとつでも余計なモノを断捨離して、
今のあなたの住まいを
くつろげる空間にして下さいね。

それでは、ごきげんさまです。

PS
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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

不本意な変化に「とりあえず」
自分を合わせることは、
自分の「今」を犠牲にしてしまう
ことになる。。

転勤に限らず、
いろいろ思い当たります。

自分の「今」、
大事にしていきたいですね。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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