断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  [Q&A]娘が友達がいるのか心配です

2015/06/10(水)

[Q&A]娘が友達がいるのか心配です

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・6.10 No.1350

<メルマガ登録>

※PC:こちらからご登録ください。

※携帯:こちらから空メールをお送りください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

―――――――――――――――――――――――――

◆今日の断捨離 「[Q&A]娘が友達がいるのか心配です」

―――――――――――――――――――――――――

Q:娘が友達がいるのか心配です

いつもメールマガジンを有り難く読ませていただいています。

海外に在住しており、この夏で、まる12年になります。
私の悩みは、娘のこと、そして、自分の心のことです。
娘は小学一年生で、学校で友達が少なく、
それを私が(勝手に)不憫に思っているのです。

娘は、一歳半の時に、「軽度の脳性小児麻痺」という診を受けました。

彼女の脳のどこかが、通常とは異なる状態で、
それによって、「体の筋肉が弱い」という状況がもたらされています。

お陰様で、学校生活には支障のないレベルにまで、

彼女の身体機能は発達しており、
私が何も言わなければ、娘に脳性小児麻痺の状態があることは、
普通の人は、気がつかないと思います。

「ちょっと、運動神経の鈍い、どんくさい子」

としか映らないと思います。

ただ、「筋肉が弱い」ために、いまだに、
口からヨダレが出てきて、
それを彼女は人に言われない限り気がつきません。

数年前には、ヨダレのせいで、
1日に数回洋服を着替えなければ、
ならなかったほどです。

その頃に比べれば、最近のヨダレの量は、
とても少ない方です。

ただ、学校で、クラスメートの子供たちは、
彼女がヨダレを垂らしているのを見て、
ビックリしています。

また、口の筋肉の発達も、通常に比べて、
遅いため、彼女が話す言葉は、
慣れている家族には聞き取れますが、
同年代のクラスメート達には
聞き取りにくいこともあるようです。

そして、彼女の性格として、内気な方です。

私の心の中に、
「友達がいないことは惨めなことだ。
誰からも相手にされないなんて悲しいことだ。」
という思いがあります。

振り返ってみれば、私も子供の頃が内気で、
仲のいい友達は少なかったです。

仲良くしていた友達が、他に仲のいい友達ができた時、
とんでもない絶望を、子供ながらに感じたのを覚えています。

これではいけない、もっと面白い話をして、
その子を繋ぎ止めておかないと、
っと必死だったのです。

大人になって、子供ができて、
ママ友というのでしょうか、
いろんな学校を通しての人間関係が増えていきました。

子供の頃は内気だった私も、
年をとるにつれて、人見知りをしない
社交的な大人になっていました。

でも、こちらでは、大勢の中に居ればいるほど、
孤独を強く感じる時もありました。

(今も、時々感じますが、そんな時は、
自分に自信を持ち、心の中で自分に、
ちょっと話しかけたりします。)

たぶん、言葉の壁も、あったと思います。

そして、「普通じゃない、脳性小児麻痺をかかえた」娘を、
受け入れられていない、追い詰められた
自分がいたのだと思います。

そんな娘を受け入れられず、元気に
産んであげられなかったと自分を責めていました。

彼女が小さい時に、愛で包んで
あげれなかったかな、と申し訳なく思うときもあります。

母親であると同時に、私は、
彼女にとって厳しい(厳しすぎる)
セラピストであったと思います。
普通に、みんなと同じように、出来るように。

口では、「人それぞれのスピードがある。
他人と比べるんじゃなくて、昨日の彼女自身と、
今日の彼女自身を比べよう」と言っていても、
自分に言い聞かせようとしても、
なかなか難しかったです。正直に言うと、今でも、難しいです。

それは、「私の子供なんだから、
完璧じゃないといけない」という思いが、
心の奥底にあったように、思います。

ひどい母親だと思われることを覚悟で
申しますと、普通じゃない我が子を見て、
「どうして、この子が、私の子供なんだ」と感じたこともありました。

そして、時が経つにつれて、
「脳性小児麻痺という状態があって、
娘は可哀想」と思うようになりました。

娘は愛おしいけれど、
脳性小児麻痺が憎いという、感覚でしょうか。

そして、ようやく、最近では、
脳性小児麻痺の状態を含めて、
それが娘なんだ。全部ひっくるめて、
愛したいと、思っています。

学校で、娘が、あるクラスメートに
話しかけているのを見ました。

でも、その子は、娘に返事をしません。
明らかに、無視しているように、私には見えました。
そんな状況を複数回、目にしています。

障害のせいなのか、見た目が違うからなのか
(私が在住しているところは98パーセントが
白人で、娘は明らかにアジア人です)、
単にパーソナリティーが合わないだけなのか。

母親としては、無視されている娘を見るのは、
とてもつらいです。
娘は、あまり気にしていないようです。
でも、あと数年も経つと、気がついて、傷つくようになるのでしょうか。

私は、娘に、まず自分自身を好きになってほしいです。

そして、仮に、仲良くなりたいと思っている子と、
仲良しになれなくても、
「ちょっと残念だけど、しゃーないな」と
キリッと出来る子になってほしいです。

私が、子供の頃に味わったような、常に、
誰かを追いかけ回さないといけないというような焦燥感を、
できれば味わって欲しくない。

もちろん、友のいない人生は、寂しいものです。
でも、友がいないような場面でも、
その寂しさに潰されることなく、
自分を自分で愛していって欲しいと思うのです。

そして、私も、そうでありたいと、思うのです。

今、娘は別に悩んでいるわけではなく、
私が勝手に、将来を不安で染めてしまっているのですね。

これでは、駄目ですよね。
私が、自分自身を愛し、キリッと上を向いて笑みを浮かべて、
生活をしていれば、それが、娘にも伝染するでしょうか。。。

なにか、アドバイスを頂けると、とても嬉しいです。

【41歳 ZAMMN様】

――――――――――――――――――――

FROM 川畑のぶこ

A:

ZAMMNさんの娘さんへの愛が伝わってきます。
子どもには苦労して欲しくない、
幸せになって欲しいというのは親心ですよね。

どうしても人生には苦労が
つきものですが、ZAMMNさんも
娘さんの病気を通して苦労を
されていらっしゃることが伝わります。

お母様も娘さんも、ここまでとても
頑張ってこられていると思います。

ただし、おっしゃる通り、
親がそれを苦しみと捉えていても、
必ずしも子どもはそうとは
限らないということはがありますね。

ZAMMNさんの娘さんの場合は、
ご本人は病気のことを当然のこととして受け入れて、
淡々と生活されていらっしゃるようですので、
不憫に思うより、娘さんの苦労を
いとわない魂を勇者として称えてみてはどうでしょうか。

友達に関しては、「友達がいない」のか
それとも「お母様の望むような数の
友達がいない」のか、区別をしてみてください。

友達との関わり合いも、ニーズはそれぞれで、
多くの友達を持つことが喜びの
パーソナリティーの人もいれば、
少ない友達を大切にすることで
満たされるパーソナリティーの人もいます。

娘さんは内気なタイプとのことですので、
交友関係を広げることよりも、
仲の良い友人が少しいれば心が
満たされるタイプではないでしょうか。

そうであれば、
「自分とは満たし方が違うのだ」
ということを受け入れて、
娘さんなりの関わり合い方=幸せを尊重されることを
おすすめします。

平均的や標準的に生きることが必ずしも
完璧でもなければ幸せでもないということを
深く理解されることが大切だと思います。

私たちは「自分(親)が幸せと
感じるやり方で子どもに幸せになって欲しい」と
望んでしまいがちで、純粋に
「子ども自身が幸せと感じるやり方で
子どもに幸せになって欲しい」
と望むことを忘れてしまいがちです。

真のサポートとは、
自分が相手に出して欲しい結果ではなく、
相手自身が出したい結果を援助することですので、
この辺をもういちど振り返ってみてください。

そのためにはエゴや執着をてる
必要がありますね。

「平均的に幸せになるのだ!」という
執着をてることですね。

これには大きな勇気を伴います。
特に日本人には難しく大きな課題だと
思います。

娘さんはZAMMNの思い通りの人生を
歩まないかもしれませんが、
娘さんなりの個性や課題に即した
人生を歩み、人生を切り開いて
行くということ、そのことで、
娘さん自身のみならず、周囲の
人々や社会にも学びや調和を
もたらしていくということを深く信頼してみてください。

ZAMMNさんやご家族、また娘さんの
周囲の人々に、娘さんの病気を通して起こっている、
(彼女の病気が無ければ起こりようがなかった)
良い面に意識を向けてみて、
その必要性を理解してみてください。

このことには創造力や想像力も必要となるでしょう。

☆残席4席です!川畑のぶこ の『セルフヒーリングセミナー』
日時:2015年7月18日(土)-19日(日)(2-DAY)
詳細はこちら⇒ http://goo.gl/TpF0nI
お申込みはこちら⇒ http://goo.gl/HFgxGk

PS
水曜日のメルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

親は子どもにとっての最高のサポーターです。

しかし、親だって初めて親になるし、
誰からも子育てを習った訳ではありません。

全てをうまくできるはずがありません。

では、私たちは誰に子育てを
学べば良いのでしょうか?

子どものサポーターとしての
ヒントはこちらにあります。

http://123direct.jp/tracking/cr/ECKWwtxW/197965/10199574

渡辺万里子

PS
真のサポートとは、
「自分が相手に出して欲しい
結果ではなく、相手自身が出したい
結果を援助すること」。

こちらの内容の詳細も
このプログラムに入っています。

http://123direct.jp/tracking/cr/ECKWwtxW/197965/10199574

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

メルマガの登録はこちら

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト