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2014/07/02(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]夫のモラハラと子ども達の結婚
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・7・2 No.1007
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◆今日の断捨離 「川畑のぶこへのQ&A」
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水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:夫のモラハラと子ども達の結婚
適齢期をやや過ぎたども達が
4人いますが、誰も結婚していないし、
予定もありません。
私自身は母親から勧められた人と
結婚しましたが、モラハラ夫で、
とても辛い思いをし、今もしています。
私は何度も何度も離婚を考えましたが
まだ実行しないでいます。
飴と鞭をうまく使われて来た気がしています。
夫は、穏やかな時もあるのですが、
何かでキレルと、些細な事で激怒して来ます。
毎日、何かに付けて文句を言われ、
けなされています。
私はいつも夫に怯え、
そのイライラを第一子である長女にぶつけ、
虐待してしまいました。
その虐待は、
幼い頃から中学2年生まで続きました。
こんな家庭に育った子ども達なので、
結婚をいいものとは思っていないと思います。
でも、私は世間体を気にする方なので
子ども達が誰も結婚していない状況が
辛くて溜まりません。
子ども達の結婚に関して、
また、モラハラ夫との係り方について
どの様に考えたらいいか、
アドバイス宜しくお願いします。
【60代 女性 カレンさん】
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FROM 川畑のぶこ
A:
これまでの結婚生活が辛かったことが
伝わってきます。
まず、いかなる理由であれ、
暴力は許してはいけないという姿勢を
育まれてください。
モラルハラスメントは、精神的な暴力です。
肉体的な暴力とは違い、
人目のない密室で行われることが多く
日本人特有の「恥の文化」も手伝って
周囲からは気づかれないままのことが多いです。
また、
モラルハラスメントを行う夫の特徴として
世間に対してはいい顔をしていることが多いため、
なおさら問題が表面化しにくいです。
カレンさんは何度も何度も離婚を
考えるくらいお辛かったのですね。
それでもなかなか離婚に踏み切れない
理由は何でしょうか。
まだご主人への愛はありますか?
そうであれば、望みはあるかもしれません。
ただし、愛しているからといって
暴力に耐えてはいけません。
「飴や鞭を上手く使われた」とのことですが、
その飴は繰り返される鞭に耐えてまでも
本当にカレンさんが人生に望むものですか?
その飴がなければ、人生は幸せに過ごせませんか?
その飴は本当に今の夫からしか得られないものですか?
モラルハラスメントやDVの被害者が
よく口にするのは、
「別れたら生活が出来なくなる」ということです。
本当に生活ができなくなるのでしょうか。
勿論、生活レベルは下がるかもしれません。
ところが、それでも心穏やかに日々を
過ごせるのであれば、
生活レベルは下がるものの、
人生の質は確実に上がります。
カレンさんが人生に求めるものは何でしょう?
カレンさんが結婚や家庭に求めるものは何でしょう?
カレンさんは幸せになるはずだったのではありませんか?
どうか自分を幸せにさせてあげてください。
たしかに、お子さんたちにとって
ご両親は良い結婚のモデルでは
なかったかもしれません。
ただし、
今後のカレンさんの生き方次第で
「人生、どこからでもやり直しができるのだ」
ということが伝わったのなら、
健全な結婚観や人生観をもつ
きっかけになるかもしれません。
「世間体で結婚しろ」は
不幸の連鎖を生むだけで、誰も幸せにしません。
人生の目的は幸福を体験すること。
人目を気にして他人軸で生きていたら
この人生の大切な目標を達成することは難しいでしょう。
カレンさんご自身は、
世間体を気にしてリスクを侵さずに
嫌なことをずっと耐えている人と、
リスクを背負っても、
幸せになるという大事な目標に向けて
新しい人生に自分を賭けている人では
どちらに心が動かされるでしょうか。
いきなり離婚とまではいかなくても、
別居をしてみて自分の人生の質が
どのように変化するか確認してみるのも良いでしょう。
ちなみに、私の経験から言って、
モラルハラスメントや暴力で
悩んだ末に離婚をして、
苦労しながらも新しい人生を
切り開いていった人で、
「やはり離婚をしなければよかった」
という人は今のところいないことも
お伝えしておきましょう。
暴力に屈さない毅然とした姿勢で
生き始めたことで、
相手の対応が変わってくるということも、
稀にあるかもしれません。
時として、険しい道をたどることは
決してみじめなことでは無く、
真の自由と豊かさを得るための王道でもあるのです。
また、
生活に関する不安を払拭するために、
法律家や離婚の専門家等に相談して
みることをおすすめします。
モラハラ夫から生活費をもらえる制度もあれば、
日本は生活保護システムもしっかりしています。
夫の精神的暴力に耐えること以外にも
生活を営む術があることを学んでください。
リスクを回避して全てを得ようと
執着すると、結果全てを失うこともあります。
何を捨てて、何を得るのか、
カレンさんご自身にとって
真に最も大切なものは何なのか、
いまいちど振り返ってみてください。
PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)
あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
質問はこちらから
↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382
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◎編集後記
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人目を気にした他人軸の
“世間の幸せ”ではなく、
自分軸に基づいた
“自分の幸せ”に向き合っていきたいですね。
自分が何を捨て、
何を選ぶかは、
とても勇気のいること。
これあっているのだろうか…
これは間違っていないだろうか…
と、自分の選択にゆらいでしまうことってありますよね。
しかし、
ものごとを考えたり、判断する時に、
心がゆらいでいると、
判断の質が下がってしまいます。
いい心の状態で決断をしたいなら
こちらをチェックしてみては
いかがでしょうか
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ー渡辺万里子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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