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2014/06/25(水)
【川畑のぶこ】眉間のしわ
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・6・25 No.1000
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◆今日の断捨離 「川畑のぶこへのQ&A」
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さて、水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を、
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:夫の眉間のしわ
川畑のぶこ先生
いつもメルマガを楽しみにしています。
ご相談したいことは、
「夫の眉間のしわ」についてです。
3年前に結婚しました。
結婚する前は、車で出かけたり
一緒に歩いたり、と横に
並ぶことが多かったためなのか、
付き合っている楽しさからなのか、
眉間のしわはあったものの
それほど気に留めていませんでした。
ところが、
結婚して食卓で向き合って
座るようになってから、
「表情によって時々眉間にしわをよせる」
のではなくて、
つねに気難しい表情に見えて、
夫の穏やかな性格は十分わかっているのに
「何か怒っているのかな?」
と思っている自分がいます。
私が容姿を直すように誰かから
指摘されたらショックだし、
容姿や身体的状態を指摘するのは
嫌だし、しません。
眉間のしわは年齢を共に
深くなるとは思いますが、
30才代で深いしわがあるのは、
頻繁に眉間によせている
(不快のことがある)からなのか…
などと原因を考えてしまいます。
整形してとれるものかもしれませんが
「顔が怖いから整形してしわをとって。」
とは言えません。
夫自身はしわを気にしていないでしょうから、
思っていることをはっきり言うことが怖いです。
どう反応するか想像がつきません。
しかし、怖い顔を見ると私は緊張します。
どのような心がけがよいのか
アドバイスをお願いしたいです。
ちなみに私以外の人が見ても、
怖い表情に見えるようです。
【38歳 女性 匿名希望】
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FROM 川畑のぶこ
A:
結婚して3年が経たれたとのこと、
夫婦関係もすこしゆとりが出てきて、
また違った視点からお互いを
みれるようになる時期でもあるのかも
しれませんね。
ご主人の眉間のシワが気になる
とのことですが、
眉間のシワは必ずしも怒ってばかりとか
不快ばかり感じている人に生じるとは
限りません。
パーソナリティーに関していえば、
物事の本質に真摯に向かい合ったり、
深く洞察したりする人、
また、高い志や強い信念を
持っている人などの
傾向としても生じることが
臨床心理学的な研究からも
詳らかにされています。
ガンジーやマザーテレサを
見てみてください。
彼らの深い眉間のシワを見ても、
決して怖いとは思わないのでは
ないでしょうか。
実際のところ、
眉間のシワそのものよりも、
それを怖いと捉えてしまうご自身の
心理背景に何がしかの大切な課題が
存在するのではないかと思います。
たとえば、幼少期に、
自分のことよりも親の顔色を伺って
過ごして来た人、
すなわち「いい子」を演じてきた人は
「相手の気分を害してはいけない」と
過剰反応する傾向が強くなります。
また、
「自分のせいでこうなった」とか
「自分さえ我慢すれば」とかといった
自責の念や抑圧的な感情を抱きがちです。
これはどこから来るのかというと、
相手(親)の機嫌をとることで、
自分を愛してもらうとか、
認めてもらうとかといった気持ちからです。
そのことに成功しなければ、
自分は愛されず、認められず、
無価値な人間になってしまう、
それは受け入れ難いので努力せねば
という心理が私たちを駆り立てていきます。
私たちはこの課題が
クリアできなかった場合に、
自分のパートナーや近しい人間を
親に置き換えてその課題に
再チャレンジすることがあります。
過去に充分に満たされた感覚が
得られなかったり、
自己受容がうまくできていないと、
己の価値を確かめるべく、
さらなる努力をして
それを達成しようとするのです。
実に健気ですね。
ところが、
相手に合わせる努力をすればするほど
緊張感の多い日々となってしまい、
いつか疲れて精神的に
破綻してしまうこともありますし、
良くしようと思っていた相手に対して
逆に恨みの気持ちすら
抱いてしまうこともあります。
相手のシワがそうさせているのではなく、
「いい子でいなければ」と
決めてしまった姿勢によることが多いのです。
父親がよく眉間にシワをつくって
自分のことを怒っていて、
認めてくれることは少なかった、
というようなケースでは、
自分にとっては“眉間ジワ=怒り”の
サインとなるので、そこに敏感になり
そのサインを取り除きたくなるでしょう。
「あれ?気のせいか、
最近眉間のシワがなんだか
濃くなった気がするけど、
ストレスとか抱えてない?」
と気楽にコミュニケーション出来ないのは、
相手の心を読みすぎて、
過剰に合わせようとしてしまっている
からではないでしょうか。
そうであれば、
相手は必ずしも怒っている
わけではないし、
たとえ怒っていたとしても
それが私のせいというわけでもない。
感情はものごとの捉え方から
生じるが故に、
相手の感情の責任は
相手にしかとれないことを知って、
気楽にコミュニケーションしてみては
どうでしょうか。
物理的に整形などで眉間のシワを
とることは可能でしょうが、
対症療法にすぎず、
根本的な課題をのりこえていなければ
いずれは眉間ジワに替わる
別なサインに目が向くようになるでしょう。
相手が怒らないことに
注意を向けるより、
相手と共に心軽やかに日々を
すごせるにはどうしたらよいか、
眉間のシワが自然と伸びるような
状況や場にするにはどうしたらよいかを振り返り、
行動にちがいを起こすことはとても大切です。
また、それを実行するにあたって、
相手の状態に振り回されることなく
しなやかに日々を過ごすのに、
自分をどのように
満たしていったら良いかということは
さらに重要な課題となる でしょう。
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◎編集後記
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ずっと一緒にいる夫の細かい
仕草、行動、癖が急に気になる事って
ありますよね。
しかし、その仕草や行動を
どうとらえるかは自分自身の問題、、、
相手に振り回されるのではなく、
自分自身に立ち返ってみて、
常にごきげんな自分でいたいですね。
―渡辺万里子
PS
本日、
やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」は
1000号となりました。
ご愛読いただいている皆様のおかげで
1000号を迎えることができました。
誠にありがとうございます。
引き続き、本メールマガジンを
どうぞよろしくお願い致します。
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本日お昼に2年ぶりに開催される
あのセミナーの詳細が発表されます。
どうぞお楽しみに!
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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