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2024/04/27(土)

【おのころ心平】「共感疲労」の防ぎ方

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おはようございます。
おのころ心平です。

ある心理学の実験…。

同じアドレナリンを
実験的に注射された学生たちが
A群、B群に分かれ、
 
一方は、その実験結果が出るまで、
すごくイライラして、
怒りっぽい人たちがいる
待合室で待たされました。

もう一方は、すごく幸せそうで、
歌などを楽しそうに
口ずさんでいる人たちがいる待合室に。

※ ※ ※

アドレナリンの作用による
緊張・発汗・心拍増加・
血圧上昇・手足の震えなどの
生理学反応は、両者とも同じでした。

しかし、A群の学生たちは、
待合室での雰囲気による
イライラのせいで心拍数が上がった
と解釈し、

B群の学生たちは、
幸福感のせいによる興奮作用で
そうなったと解釈しました。

※ ※ ※

これは、
「シャクターの情動二要因理論」
と呼ばれる実験ですが、

この実験が言わんと
していることは

あなたの感情は、
環境や周囲の人間関係によって
大いに影響を受けています、
ということ。

人は、
バウンダリー(感情の境界線)
を引いていないと、

周囲の感情が、
じわじわとこちらの感情として
感染してくるということです。

自分の感情は、
必ずしも自分の中から生じるもの
ばかりではないということですね。

※ ※ ※

もちろん、
ずっと持ち続ける感情は、
自分の責任になりますが、

でも、最初は、
相手のイライラや
社会の不安だったものが、
自分の感情に
なってしまうことがあるのです。

※ ※ ※

周囲の人間の感情から
自分のココロを守るためには
ハート(心臓)に関して
学ぶことが有効です。

このたび「共感疲労」を防ぐための
リ・バウンダリー方法として
自分を再発見するハートプログラム
「ハートの閉じ方・受け取り方」
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ーおのころ心平

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◎編集後記
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有名な言い回しの
「ともに喜ぶと喜びは2倍になり、
 ともに悲しむと悲しみは半分になる」
(これはドイツのことわざだそうです)

私は
「ともに悲しんだら、悲しみも2倍では?」
と、つい屁理屈をこねたくなるのですが

もしかして、うまくバウンダリーを引いて
共感疲労を防げば、
悲しみが半分になるよ、という
教訓のことわざだったのかもしれません。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

おのころ心平

一般社団法人自然治癒力学校理事長。

ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。

各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。

 

 

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