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2024/02/23(金)
【小松易】“制限”が引き出す力
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こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
会社員をやめて、
かたづけ士として独立して
はや19年がたちました。
脱サラしてフリーランスになる人の数は
近年ますます増えてきていますが、
会社員ではなくなって一番大変なのは
「自分で自分の管理をしないといけない」
ことだと思います。
学生であれば先生が、
会社員であれば上司が
「これはいつまでにやって」
「あれはどうなったの?」など
リマインドをしてくれますよね。
それがフリーランスになったとたん
全て自分で管理をしなければならなくなる。
なかなか大変なことです。
以前、北海道のある経営者が、
少し嬉しそうに
こんな体験談を教えてくれました。
「先週の日曜日、いつもはなかなか
重い腰が上がらない片づけが、
“なぜか”サッと始められて、
しかもすごく集中して
『良い片づけ』になりました」
“なぜか”の理由って、
いったい何だと思いますか?
それは、
「日曜日の午後3時にお客様が
自宅を訪ねてくると決まっていたこと」
で、午後1時から3時までの2時間が不意に
「ゴールデンタイム」に
なったそうなのです。
書籍「デッドライン仕事術」の著者で、
「平成の名経営者100人」にも選出された
吉越浩一郎さんはこうおっしゃっています。
『デッドライン(締め切り)を引くと、
締め切り効果が働き、
思考スピードが上がるという
メリットがある』
さらに吉越さんは
「試験のときは制限時間があるから、
誰しも頭が活発に働いたでしょう。
あれと同じことを
日々の仕事でもやるわけです」
と付け加えます。
なるほど、人は制限されると、
力を発揮する。
でも、そこで1つ疑問が残ります。
「じゃあ、なんで学生時代の
夏休みの宿題は
『締め切り効果』が
働かなかったの?」と。
おそらく「40日後」のデッドラインでは
ちょっと遠すぎて、
締め切り効果が機能しなかったのでしょう。
理想は、やるべきコト(タスク)を
一つの塊で捉えるのではなく、
いくつかに細分化した上で
締め切りを設定すること。
さらに「ゲーム感覚」で取り組めるように、
誰かにその締め切りを知らせたり、
宣言したりして取り組むと効果的でしょう。
モノの片づけも「1日・1ヶ所・15分」
などと縛りを設けた方が、
案外上手くいくようです。
そこに、「締め切り時刻」(いつまで)を
設定するのです。
できれば、案外忘れがちな
もう一つの要素、
「開始時刻」(いつから)を加えれば、
より実行率がアップするはずです。
ぜひ、片づけ(モノ)でも、
そして先送りしがちな仕事(コト)でも、
試してみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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“制限”ときくと
ついマイナスイメージが先行しますが、
物事をうまく運ぶのに
必要な“制限”もあるのですね。
そういえば、朝の身支度も、
早めに起きられた日より、
二度寝してしまって
時間がない日の方が捗ります。笑
とはいえ、余裕がないのも良くないので、
早く起きられた日にも、
自分で“制限”をかけられるように、
何か工夫をしてみようと思います。
西 優里花
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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