断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

前回のメルマガで
星野源さんの曲作りについて
触れさせていただきましたが
今回も星野源さんつながりで
「引っ越し大名！」という映画を
紹介させていただきます。

2019年に上映されたこの映画
実は、片づけの要素が満載なんです！

ネタバレしない程度に
ストーリーを紹介させていただきます。

舞台は江戸時代の姫路藩。

書庫にこもって本を読んでばかりの
引きこもり侍、星野源さん扮する
片桐春之介は、突然、
【引っ越し奉行】に任命されます。

「引っ越し」と聞いただけで、
　片づけの匂いがプンプンしますね(笑)。

引っ越し奉行とは、全ての藩士と
その家族全員で別の国に
引っ越し(国替え)をする際の
総責任者のことです。

当時の引っ越しは、
参勤交代を遥かに上回る
費用と労力がかかる一大プロジェクト。

その引っ越しのコストを
いかに下げるかは超重要課題でした。

春之介は思案に思案を重ねた結果、
「持っていくもの」を減らすことを
決断します。

しかし、パワハラ上司の勘定奉行は、
蔵の中に大量に抱えている
伊万里焼などの骨董品を
「高価で大切なものだから全部持って行く」
と言い張ります。

春之介はある奇策で
この難を切り抜けようとします。

詳しくはぜひ映画をご覧いただくとして、
ポイントとなったのが
「分ける基準」です。

それは、
「記憶にあるものか？ないものか？」
ということ。

頭の中に入っていない、
忘れてしまっているものは、
さして重要ではない。

存在すら忘れているものは、
本人にとって「無い」のと同じ。

すなわち「重要ではない」証拠なり。

それを、本人がいる前で
しっかりと白黒、決着をつけたのです。

さらに映画ではもうひとつ大切なことを、
教えてくれます。

それは、引っ越し奉行自身も
ある大切なものを手放し、
「捨てる痛み」を分かち合ったということ。

つまり、自ら見本を示す姿勢です。

だからこそ言われる側も、
唇をかみながらも
本来の目的のために受け入れます。

ここにこの映画の
「深み」を感じたのと同時に、
私自身も常に厳選を続け、
その痛みを知っておく。

そんなかたづけの原点に
還る機会をいただきました。

部屋の片づけをしていると
「あれ、こんなモノ持っていたっけ？」
と思うことがあると思います。

記憶にないということは、
さして重要ではないということ。

いつ買ったっけ？

前回使ったのはいつだっけ？

を思い出せなければ、
手放すサインかもしれません。

ぜひ迷ったときには、
参考にしてみてください。

いつもあなたを応援しています！

小松易

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◎編集後記
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昨日、久しぶりに棚の中を整理していると、
去年友人からもらった
紅茶の飲み比べセットが出てきました。

案の定、賞味期限切れ。。
せっかくもらったのに、
やってしまった(TT)

記憶から抜け落ちてしまった
紅茶達を泣く泣く手放すことに。

同じことが起こらないよう、
週末は棚の中をしっかり
整理することにします…！

住田莉良