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2023/01/13(金)

【小松易】“捨てる”よりも前にやること

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。

かたづけ士の小松易です。

新年、よいスタートダッシュを
切れていますか?

片づけのスタートの基本は、
整理することからです。

「モノの整理をしてください」と
言われたときに、
みなさんは
ファーストアクションとして
何をするでしょうか?

昨今の片づけブームの傾向では
「まずは不要なモノを捨てる」
ことから始めることが
多いかもしれません。

しかし、スッキリ・ラボでは、
「捨てる」よりも前にまず
「選ぶ」ことから
始めることをおすすめしています。

拙著
『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』
の中では「厳選する」という言葉を
使っています。

選ぶためにはまず
「モノを出す」作業が必要になりますが、
実はこの「出す」作業だけでも
とても効果があるんです。

主宰していた「かたづけ研究会」に
参加したある女性の
エピソードをご紹介します。

90分のレクチャーが終わり、
さあいざ実践という段階になって
彼女が不安そうに相談してきました。

「どうしてもモノを捨てられそうに
 ないのですが、
 とりあえず出して点検してみるだけでも
 いいでしょうか?」

少し迷ったものの、
どうしても捨てられないのであれば、
と了承しました。

点検してみて
どう彼女が変化するか?
にも興味がありました。

しかし不思議なもので、
一旦全て外に出してみると、
意外にいくつかのモノは
捨てることができたそうです。

また、モノを点検していく中で
いろんな気づきがあったことも
後日報告してくれました。

どうしてもモノを減らせない、
捨てられないという方は
彼女のように「まずは点検だけ」
というつもりで始めてみると
気が楽で良いかもしれません。

思いきって出してみると、
次の1歩を踏み出せたり、
片づけのスイッチが入りやすくなります。

ただし、モノを出すときに
守ってほしいルールが1つだけあります。

それは
「何も考えずに全て出す」ということ。

「何も考えずに」というのは、
例えばモノを取り出す度に

「これは使えるか?」
「とっておくか?」

などといちいち考えずに、
とにかくモノを外に移動させるという作業を
頭をからっぽにして行うということです。

また、一部のモノだけを取り出す
「間引く」片づけだと、

どうしても収納とモノの関係を
切り離せずに
「スペースはあるから
 やっぱりとっておこう」と
元に戻してしまいがちです。

あまりにも範囲が広い場合は、
場所を区切って
「今日はこの部分だけ全部出す」
と決めましょう。

たいていの人は、
モノを全部外に出してみると、
自分の予想以上にモノの量が
多いことに気づきます。

押入れの奥のほうに
しまいこまれているモノなどは、
普段記憶の中から消えてしまっていますが、
「出す」ことで要らないモノの存在に
気づくことができます。

よく、実家の片づけで
捨てたい子どもと捨てたくない親で
揉めがちというのをお聞きしますが、

これも「捨てよう」ではなく
「一旦モノを外に出して点検してみよう」
と働きかけると、
うまくいくかもしれません。

あまりにモノが多いと、
すべてを元に戻すのは大変なので
「じゃあ、少し捨てようか」
という気になるでしょう。

ぜひ「出すこと」から始める片づけ、
試してみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

私の家族は、
両親と弟(大学4年生)の4人家族です。

今は、子ども2人が実家を離れ、
両親だけが住んでいる状態なのですが、
家にあるモノたちは
4人家族の時のまま。

年末年始に思い切って、
両親に断捨離を提案してみたのですが、
うまくいかず…

この話を読んで
「なるほど…!」と、納得しました。。

「一旦モノを外に出して
 点検してみよう」

私もこの声かけから
始めてみようと思います!

住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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