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【小松易】見れば見るほど、片づかない。
2026/05/29(金)
【小松易】見れば見るほど、片づかない。
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
突然ですが、
皆さまはお昼のランチタイムに、
レストランのメニュー表を前にして、
「どうしようかな……」と
選べなかった経験はありませんか。
なにを隠そう、この私。
会社員時代のランチタイム、
外食に行くと、かなり高い確率で
「選べない男」でした。
日替わり定食もおいしそう。
おすすめも捨てがたい。
ようやく二つまで絞れても、
最後の一つをどうしても決められない。
「この二つを“ミックス定食”に
してくれませんか」
そんなことを、心の中で叫んでいました。
見れば見るほど、よだれは出る。
でも、結論は出ない。
そこで苦肉の策として編み出したのが、
「メニュー表が回ってきたら、
最初に目に入ったものを頼む」
という方法でした。
あまりにも単純です。
でも、この方法を何度も試すうちに、
私はあることに気がつきました。
「見ちゃうから、迷うんだ」
メニュー表を見れば見るほど、
情報が増えます。
情報が増えるほど、
選べるようになるどころか、
かえって選べなくなることがあります。
これは、片づけにもよく似ています。
引き出しを開けると、
あれもある。これもある。
まだ使えるかもしれない。
いつか必要になるかもしれない。
高かったから残しておきたい。
いただきものだから手放しにくい。
見れば見るほど、
考える材料が増えていきます。
そして、気づけば手が止まっている。
片づけが進まない理由は、
やる気がないからとは限りません。
見えている情報が多すぎる。
考えることが多すぎる。
選ぶことに疲れてしまっている。
そんなこともあるのです。
現代の私たちは、
毎日たくさんの情報に触れています。
スマートフォンを開けば、
誰かの暮らしが見える。
SNSを見れば、
おしゃれな部屋や、
きれいに整った収納が流れてくる。
便利な情報も多い一方で、
見れば見るほど、
「自分はどうしたいんだろう」
が分からなくなることもあります。
だからこそ、片づけでは、
一度立ち止まって、
自分に問いかける時間が大切です。
これは本当に今の自分に必要だろうか。
これを持っていることで、
暮らしは軽くなるだろうか。
これがあることで、
私はスッキリしているだろうか。
片づけとは、目の前のモノを
ただ減らすことではありません。
今の自分が、本当に大切にしたいモノを
選び直すことです。
先日、ゲスト出演させていただいた
ラジオ番組「ライフコンパス」の対談でも、
この「選ぶこと」や「余白」について
考える時間がありました。
一緒に出演された
高萩徳宗(たかはぎのりとし)さんが、
とても印象的なことをお話しされていました。
予定や行動をすべて詰め込むのではなく、
少し余白を残しておく。
その余白があるからこそ、
思いがけない出会いや、
想定外のうれしい事が入ってくる。
片づけも同じです。
棚いっぱいにモノが詰まっていると、
新しいモノは入りません。
予定がぎっしり詰まっていると、
ちょっとした休息も入りません。
頭の中が情報でいっぱいだと、
自分の本音に気づきにくくなります。
余白があるから、
見えるものがあります。
余白があるから、
選べるものがあります。
この「余白のお話」は、
先月出演させていただいたラジオ番組
「ライフコンパス」の対談の中で、
高萩さんとの掛け合いで
さらに生々しく、熱く語っています。
文字で読むのとはまた違った空気感を、
ぜひ何かをしながらでも、
耳から受け取っていただけたら嬉しいです。
今日はまずは、引き出しひとつ。
財布の中。
机の上の紙一枚。
バッグの中。
そこにあるモノを見ながら、
こう問いかけてみてください。
「これは、今の私に必要だろうか」
迷ったら、
すぐに結論を出さなくても大丈夫です。
ただ、見すぎて迷っているだけなのか。
本当に大切だから迷っているのか。
そこを少しだけ感じてみる。
それだけでも、
片づけは一歩進んでいます。
今週はぜひ、
「見すぎて迷っているモノ」を
ひとつ見つけて、
小さく選び直してみてください。
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小松易
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◎編集後記
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「選べない男」、、、ドラマのタイトルになり
そうですね(笑) 片づけ士・小松さんにも
そんな一面があったなんて、
ちょっとホッコリしてしまいました(^o^)
山本 響子<断捨離事務局>
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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