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2022/10/22(土)
【おのころ心平】もの忘れ(加齢によるもの・認知症によるもの)
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おはようございます。
おのころ心平です。
●加齢によるもの忘れ
・体験したこと
一部を忘れる
(朝ご飯に何を食べたか?など)
・学習能力
維持されている
・もの忘れの自覚
ある
・捜し物に対して
努力すれば自分で見つけられる
・日常生活への支障
大きくはない
・症状の進行
加齢とともに徐々にゆっくりと
※ ※ ※
●認知症によるもの忘れ
・体験したこと
すべてを忘れて鋳る
(朝ご飯を食べたこと自体)
・学習能力
新しいことを覚えられない
・もの忘れの自覚
なくなる
・捜し物に対して
いつも捜し物をしている
誰かが盗ったなどと他人のせいにする
・日常生活への支障
ある
・症状の進行
する
※ ※ ※
認知症の多くは、
「不明瞭な言葉の使い方」
「イメージしにくい言い回し」
が影響しています。
脳は言葉を聞くとき、本を読むとき、
「ウェルニッケ中枢」というところで、
聞いたり読んだりしたことを、
もう一度繰り返しています。
これを「追唱(ついしょう)」
と呼びますが、
脳は入ってきた情報を処理し、
これまでの経験と照らし合わせた上で、
パターン認識をします。
言葉を再度イメージ化し、
自分の認識で相手の意図を
色づけするのです。
※ ※ ※
だから、
いつも言葉(とくに固有名詞)を
きちんと発することは、
とっても大切なことなのです。
ところが、
認知症へ移行する方には、
それ、あれ、あそこ、あの人、
なにして、そういうこと・・・
などの「こ・そ・あ・ど」を
連発する人が多い。
これでは言葉を現実のものに
イメージする力が
だんだん弱くなっていきます。
※ ※ ※
はっきりと言う、
きっちりと固有名詞を使う。
相手との共有のイメージを
いつもいつも再認識することを心がける。
認知症の予防は、
やはり毎日の積み重ね、
言葉の使い方に
予防のカギがあるのです。
今月の、おのころ心平の
ココロとカラダの交差点は、
「もの忘れ」について、
その予防法をさまざまに語っています。
▼
ココロとカラダの交差点」10月号
―おのころ心平
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◎編集後記
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私も最近、言葉が上手く
出てこないことがあります^^;
以前、接客業をしていた頃は
毎日たくさん喋っていたので、
そんなことはなかったのですが、
パソコンを使って仕事をするように
なってからは、いざ話そうとすると
頭ではわかっていても、
言葉が出ない時が度々あります。
やはり、使っていないと
衰えるのだと実感しています、、、
もし、あなたも
思い当たることがあるのなら・・・
ぜひ、詳細を
チェックしてみてくださいね^^
↓
ココロとカラダの交差点」10月号
間中亜衣
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
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