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2022/09/17(土)
【おのころ心平】溜め込み脳。
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おはようございます。
おのころ心平です。
モノを溜め込んでしまうのは、
脳の使い方なのかもしれません。。。
DSMとは
米国精神医学会がまとめている
精神疾患の診断基準のことですが、
そのDSM は1952年に
初版が発行されてから
改訂を重ねられ、
2014年以降、
最新版のDSM-5が使用されています。
そのDSM-5基準の中に
「溜め込み症(Hoarding Disorder)」
という疾患の規定があり、
強迫関連障害として扱われています。
※ ※ ※
疾患基準を簡単に
ピックアップしてみましょう。
・所有物(生活ごみ、古い雑誌・本・服など)
を継続的に収集し、
整理できず、捨てられない。
・捨てることにとても大きな苦痛をともなう
(収集物の処理をめぐって家族や隣人と
揉めることが多い)。
・溜め込みによって、日常生活、社会生活、
職業的に大きな障害となっている。
など・・・。
うーむ、ですね。
※ ※ ※
「疾患」とまではいかないにしても、
僕らの脳は、誰しも得手不得手を持つ
グレーゾーンにありますので、
片づけられない「脳」、
捨てられない「脳」
については、
これまでと違った
脳の使い方を工夫するレッスンが
必要になります。
※ ※ ※
28年間、3万件以上に及ぶ
カウンセリングの中で、何かしらの問題は
「日常の生活様式から生じる」ということを
痛感してきました。
日常の生活様式とは、分解すると、
1.その人の日常習慣、
2.その人をとりまく人間関係、
3.カラダを呪縛する過去の感情記憶と
その記憶を維持させるその人の思考グセ、
ということになります。
問題は問題にならざるを得ない
日常パターンというものが伴っています。
そこに改めて目を向け、点検しなおし、
今までにないパターン考察をほどこして、
日常に少しずつ「工夫」を
埋め込んでいくことが、
この講座の目的になります。
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https://naturalhealing-school.org/archives/evevt-info/iyashi2022
(こちらは自然治癒力学校主宰の講座です)
―おのころ心平
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◎編集後記
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今週放送していた
「ほんまでっかTV」では
もったいなくて、捨てられない
芸能人がトークを繰り広げていました!
大きな穴のあいたパジャマ、
22年前のボロボロの炊飯器、
野菜炒めの残り汁など…
「まだ使えそうなモノは
とにかく捨てられない」
と口を揃えておっしゃっていました。
他にも驚くようなエピソードトークが
ありましたが、断捨離で捨てられないと
悩んでいる人たちは、共感できる話が
多かったかもしれません。
こういった方達は、
失うこと、将来困るかもしれないことへの
強迫観念が強いのだそうですが、
「無くなっても大丈夫、困らないんだ」と
一旦、実感すると思考が変わると
専門家の方が話していました。
もし、あなたも、
そんな強迫観念に駆られているのなら、
まずは、一つでも手放すことから
始めてみてください。
きっと、案外大丈夫なことに
気づくはずです^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
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