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2021/08/06(金)

【小松易】「失敗を知らない」ことの弊害

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

子供のために良かれと思って
先回りでいろんなことを
やってあげてしまう親御さんがたまにいます。

大人から見ると、そのままでは失敗する
ということが予測できてしまうので
つい子供が失敗しないようにと、
手を出してしまうのでしょう。

しかし長い目で見ると、
「失敗を知らない」ということのほうが
後々やっかいなことになる可能性が高いです。

以前、セミナーの中で
私の子供時代の失敗談を
お話したことがあります。

小学生時代、ラジオ体操の皆勤賞をとると
最後に景品がもらえることになっていました。

夏休みの間、それをずっと楽しみに
頑張ってラジオ体操に通っていたのに
最後の最後で、ラジオ体操カードを
なくしてしまい景品をもらい損ねたのです。

「片づけをサボったせいで
痛い目にあった」という経験は
その後の自分の行動を変えました。

この話を聞いた参加者の女性から
後日、次のような感想をいただきました。

(前略)
小松さんの「ラジオ体操のカードを失くして
景品をもらい損ねた」エピソードが印象に
残りました。

失敗を経験し、
とことん悔しい思いをされたことで、
何とかしよう、と奮起された武勇伝を伺い、
セミナー中に考え込んでしまいました。

私は娘が嫌な思いをしないように
先回りして片付けてしまうので、
小松さんのような歯ぎしりするような
目に遭ってないな、そうだとしたら
娘が自分で考えたり、心の底から
やろうと思える大事な機会を
失っているな、と母として猛反省しました。
(後略)

「武勇伝」と言っていただき
ありがとうございます(笑)

さて、この女性が言われた
「自分で考えたり、心の底から
やろうと思える大事な機会」

これが子供も、そして大人も
非常に大切なんです。

自分でやってみる

痛い目にあう

自分で考える

違う行動を取り始める

違う結果が起こり始める

もっとシンプルに表現すると、

「行動する」
 ↓
「気づく」
 ↓
「考える」
 ↓
 ↓
「行動する」
 ↓
「新たに気づく」
 ↓
「新たに考える」。。と続く。

これは「学習のスパイラル」
と言ってもいいでしょう。

「痛い目」は、学びの機会です。

以前、ある個人コンサルで
40代女性の口から飛び出した衝撃の一言。

「子どもの頃に片づけた記憶がないんです。」

彼女は学校以外に週に6つの塾や習い事に
通う生活をしていました。
毎日とても忙しかったそうです。

ある日お母さんにこう言われました。

『あなたは勉強や習い事、
 しっかり頑張りなさい。
 片づけはお母さんが全部やっておくから!』
 
私のところに来た理由は
この話だけで十分でしたが、
彼女は後悔と恥ずかしさが
入り混じったような表情でこう言いました。

「だからこんな大人になっても
 片づけ方が全く分からないんです。
 ほんとに恥ずかしいんですが、
 片づけを一から教えてほしいんです。」

「痛い目」を回避し続けていると
最後には「とても大きな痛い目」に
あうことになります。

自分でやらないと身につかない。
これは片づけに限らず、物事の真理でしょう。

今から始めるのは本当に「大変」で、
「めんどくさく」て、「やっかい」で、
人に聞くのは「はずかしいこと」
かもしれません。

でも、どこかで自分で始めないと
なにも始まらないのです。

ぜひ自ら、一箇所、一コーナー、そして
一部屋から片づけ、始めてみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

★片づけのスイッチを入れるツールとして
ぜひYouTube「かたづけやっちゃんねる」
もたまにはご活用くださいね。
https://tinyurl.com/4mm4ttyw

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

私の母も先回りをして
私が痛い目に合わないように
教えてくれたり、危険を防いでくれる人です。

そのおかげで、小さい頃に痛い目を見ることは
あまりなかったように記憶していますが、
思春期になると、そのことに反発して
母親の忠告を無視して、自分が
やりたいことをやるようになりました。

いろんなことを経験して
もちろん辛いこともありましたが、
今となっては自分がやりたいことを
やってきてよかったと思います。

その時、失敗だと思ったことは
後から思えば失敗ではなく学び
だったと思えています。

やった事がないことに挑戦するのは
恐れや不安を感じますが、
やらないと見えない世界があると
思うとワクワクしますよね。

これからも、色々なことに
挑戦し続けていきたいなと思います^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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