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2018/12/12(水)

【川畑のぶこ】QA.私に頼らずに解決してほしい

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.私に頼らずに解決してほしい

初めてご相談させていただきます。

離れて暮らす実母の件で、
最近、よく世間で言われる
「母が重い」という
心理状態になってしまい、
そう思う自分を責める気持ちもあり、
精神的に疲れております。

長年の様々な原因があるのですが、
一例として、メール回数が多すぎる事。

両親が今年、突然スマホに変えたのですが、
設定や使用方法がわからず、初期設定は私が。
希望された説明本を渡しても面倒なのか、
最近、毎日のようにここがわからないと
相談メールが来るように。

iPhoneであればよかったのですが
androidの為、よくわからず、
ネットで説明が書いてあるページを教えたり、
お店の人や電話で相談窓口に聞いて欲しいと
何度か伝えても、結局メールが来ます。

今年は受験生がおり、私自身に時間的、
精神的にゆとりがなく、たまに返事をせずにいると、
「こんな表示が出るけど何かなぁ?」
という感じで、言い方は柔らかいのですが、
何度も来ます。

私にとっては回数が多過ぎるため、
徐々にストレスになってきてしまいました。

また、父に聞けば済むことでも、
頑固な父に言うのは言いにくいと、
昔から私に色々と頼んでくるため、
離れているので電話で済まない内容だと、
わざわざ実家へ行く事に。

そんな時、なぜ夫婦で解決してくれないのか。
娘に依存しすぎではないのか。
と思ってしまう自分がいます。

その時も、父に頼んで欲しいと伝えるのですが…。
メールが多過ぎて負担になっているということや、
夫婦でちゃんとコミュニケーションをとって
解決できる内容を、わざわざ娘を通して
解決しようとしないで欲しいということを、
どのような言い方をすれば、
うまく伝わるのでしょうか。

何かアドバイスをいただければ幸いです。

【マリアン・40代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

マリアンさんのお母さんに対する
思いやりが伝わるお悩みだと思います。

家族であれば思いやりをもって接するべき、
母がモダンテクノロジーについていけなくて
こまっているのだから、家族でその辺の
リテラシーがもっとも高い私が母を助けるべき。

そんな思いからマリアンさんなりに
お母様のサポートをされてきたのだと思います。

マリアンさんの苦しみは、
高齢の親にスマホの使い方を
教えてあげない娘は慈悲に欠ける
親不孝だという思いにあるのでは
ないかと思います。

ここで、逆の立場で考えてみましょう。
娘が忙しかろうがなかろうが、
肉体的・精神的または経済的ゆとりが
あろうがなかろうが、家族である以上、
何にも増して親を優先すべきなのだから、
娘は私のすべての要請に即時に
応えるべきだ、という姿勢は
思いやりある家族の姿でしょうか?

もちろん、マリアンさんにゆとりが
あればサポートをすれば良いです。

ところが、身を粉にしながらお母様の
サポートを続ければ続けるほど、
お母様に対する悪感情は募り、
避けたくなるでしょうし、それは
お母様の望むことでもないでしょう。

良好な親子関係を維持するためにも
ときとして、できないことはきちんと
できないと断ることが大切です。

今この時期はとくに、子どもの受験の
こともあり、肉体的にも、精神的にも
ゆとりがないので、子どもと自分の
体調などを優先させてもらうことを
伝えると良いでしょう。

お母様もスマホの簡易なやりとりが
便利で、ついつい相手がその場に
いるかのようなイメージで
マリアンさんにコミュニケーション
しているかもしれませんね。

お母様に悪意はなく、相手にそこまで
負担になっていることがイメージ
できていないかもしれません。

ですので、繰り返し、今の
マリアンさんにとってはすべての
要請に応じることが負担と
なっていること。

誤解のないよう、お母さんの「存在」が
マリアンさんの負荷になっていると
伝えるのではなく、この「状況」が
負担になっていることを伝えます。

色々な状況が重なり、現時点で
マリアンさんのエネルギーがそこまで
温存されていないため、対応できない
ことを明確にされれば良いでしょう。

ですので、私ではなく、他の
サポート源を見つけるよう
リクエストしてみてください。

お母さんのせいではなく、
私のキャパのせいということですね。

そのことで、お母さんは自分を責める
必要も、マリアンさんを責める必要も
ありません。

スマホのガイドをしないのは、
親に敬意を払っていないからでも、
思いやりがないからでもないのですから。

溺れている人が溺れている人の
サポートはできないように、
エネルギーが不足している人に、
他人に与えるエネルギーを与えるのは
難しいです。

まずは、ご自身のエネルギーが
充電できるように、適度な距離を
保って安全地帯に身を置くことを
おすすめします。

エネルギーが充電できれば、
要請にも快く答えやすくなるでしょう。

– 川畑のぶこ

PS 川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近、家に帰ってから、
腹筋を鍛えています。

(と、いってもまだ2日目ですw)

一ヶ月もすればきっと…
バッキバキです。

がんばるぞーー!

吉川広典

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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