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2017/04/19(水)

【川畑のぶこ】引きこもり次男のためにできること

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:引きこもり次男のためにできること

次男19歳、無職引きこもり傾向です。
一人で外出はしません。

アトピー性皮膚炎が
悪化しているにも拘わらず、
治療せず診療を拒みます。

気持ちが篭りがちに見え
会話さえ嫌そうです。

そっとしてあげていますが、
悩んでいるように見え、とても心配です。
コミュニケーションが苦手なのか
人目が大変気になるようで
目を合わせて話せないようです。

母親の私は何も出来ないですが、
今のままで良いのでしょうか。

【かこ・56歳・契約社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

息子さんのアトピーに引きこもり、
母親として見守ることしかできないのは
さぞもどかしいことと思います。

とりわけティーンエイジャーは
見た目をとても気にする時期でも
ありますから、アトピーの悪化で
人前に出たくない気持ちが増すのでしょう。

実は私自身、生まれた時からアトピーを
患っており、ティーンエイジは
ステロイドに依存していたので、
その辛さや人目を気にする気持ちは
よくわかります。

現在私が定期的に仕事をしている
クリニックに、アトピーの統合医療を
行っているクリニックがあります。
高山にあるナチュラルクリニック21
というクリニックですが、ここには
ステロイド依存でどんどん悪循環に
陥っている、重症のアトピー患者さんが
多く入院されています。
私は隔月で患者さんに対して講義や
個人カウンセリングを行って
いるのですが、最初に会った
患者さんが退院されるときは、
別人のように綺麗な肌になって帰って
いくので、いつもびっくりしています。

入院する人の中には、アトピーが
ひどくて休学したり退学したりする
ティーネイジャーの学生や、
就職したけど病気がひどくて
休職したり退職したりして
養生している人も多く、
同じ痛みを持つ入院患者どうしの
共感力はとても高いです。

西洋医学のみに依存せず、
自己治癒力を取り戻すことに重きを
おいており、患者さんはアトピーに
効果があるとされるバチルス菌の
入ったバチルススパに毎日入ったり、
野菜中心の食事療法を行ったり、
瞑想や散歩、また病院全体での
レクリエーションや勉強会を
行ったりもしています。
大自然に囲まれているので、
自然と心もほぐれ、
気分もリフレッシュできます。

ここでの入院は、ライフスタイル
そのものを再構築する訓練の場に
なっており、同じ志を持つ
患者さんたちの中に、徐々に
共同体感覚が芽生えていきます。

最初は一人で病室に引きこもっていた
人見知りの患者さんも、
だんだんスタッフの暖かさや
仲間たちの思いやりに、
心が開いてくるようになり
自然と笑顔で交流するように
なっています。

この絆や共同体感覚が芽生える
集団力動やライフスタイルの再構築は、
通常の皮膚科外来にはないものですが、
息子さんのような場合、
このような全人的なアプローチが
行われる場の力を借りることは
一つの賢いオプションではないかと
思います。

多くの患者さんが、アトピーを通して
自分のことや人生を振り返ったり、
仲間と分かちあったりする
良い機会だったと報告されています。

親の言うことだと聞かないかも
しれませんが、同じ痛みを持つ
仲間たちの言うことなら聞けるかも
しれません。

病気には必ず恩恵があります。
病気や治療を通じて、
新たな人々との出会いがあったり、
これまでの価値観や関係性を
見直したりすることで新たな気づきが
訪れることもあるのです。
ぜひそのような場に関わることを
お勧めいたします。

PS
川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

急激に気温が高くなり、
昨日の東京は最高気温28℃!

、、となると、
一気に薄着になるわけですが、
そこでいやでも気づくのが、
冬の間 厚着で隠してきた体の緩み^^;

同僚が糖質制限ダイエットを
はじめたと聞き、久々に
ダイエットスイッチが入りそうな予感です。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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