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2016/02/29(月)

【やましたひでこ】「ごまかし」からの卒業

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FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

如月2月29日、月曜日
<旧暦、一月二九日>

二月も今日でおしまい。
そうか、今年の2月は29日間あったのですね。

いつもより多い1日。この1日を、オマケと
思うか、余計と思うか、それこそ人それぞれ。

やましたは、この1日がどんなに有り難いか。
だって、月末〆の原稿締切りが1日延びた
ということ。遅筆な私にはオマケの24時間が
とっても貴重なのですね。

さてさて、明日からは弥生の春。
三月とは、まさに変化の時。

卒業というお別れ、転勤というお別れ、
転居というお別れ、そう、お別れという
人生の経験、大きなものから小さなもの
までいっぱいある時期。

この別れという人生の経験も、どう受け
止めるかによって、また、どう始末を
つけていくかによって、これからの
進み方が違ってくるはず。

私は思うのです。

私たちは、変化をしなくてはと思いつつ、
変化を怖れるもの。

私たちは、変化をしなくてはならない
ことを知っていても、つい、それに蓋を
してしまうもの。

その証拠に、家の中は変化を受け止め
きれずに、そのままに放置され溜め込
まれたモノたちがいっぱいあるのだから。

かつて、似合った服も、
今はもう似合わない。

かつて、ぴったりとフィットした服も、
今はもう体型の崩れを浮き出すだけ。

かつて、繰り返し好んでき着た服も、
今はもう着る気もおきない。

それでも、いつかまた着るかもしれないと、
とって置こうとする自分。

年齢の変化
体型の変化
気分の変化

もしも、そんな当たり前の小さな変化さえ、
なかなか認めたがらない自分であるならば、
人生で遭遇するであろう大きな変化を
受け止めるのは容易ではなくなる。

可愛らしかったはずの子供だって、
今は、生意気な口をきく。片時も
離れたくなかったはずの夫<妻>も、
今は、留守になるとほっとする。
自分を守り育ててくれたはずの親も、
今は、あれこれと指図をしてきて
うるさく思う。

そうですね、家族という近しい
人間関係でさえ、変化要素が満載。

それでも、かつての心地よかった関係
の頃のモノたちが、そこかしこ、天井裏
や押入れの奥にじっと溜め込まれていたりする。

子供の作品...
子供さえも忘れているのに。

夫からのプレゼント...
実は当初から好みのセンスでは
なかったのに。

親の仕度品...
とっくに無用な長物となっているのに。

成長による子との関係の変化
年月による夫婦の関係の変化
加齢による親との関係の変化

もしも、こんな関係の変化を嫌い
見て見ないふりをし続けている自分で
あるならば、自分の人生を誤魔化し
つづけることになり、かえって、
新たな関係づくりから遠のくことになる。

当たり前の自然の関係の変化を頑なに
拒んだとしたら、時の経過とともに
必ず訪れる関係の変化を必要以上に
怖れたとしたら、

家の中には、それら拒否と怖れが
張りついたモノたちが、ただただ、
溜まっていくことになる。それは、
実際、ホコリにまみれ、手入れされる
ことなく放置され、家全体の空気を
淀ませていくだけ。

モノとの関係
コトとの関係
ヒトとの関係

どの関係も変わらないということはなく。
どの関係も卒業しなくてはならない時期がくる。

そして、どの関係も卒業してこそ、
新たなステージでの関係づくりに
入学できるはず。

いかがでしょう。

春は、三月は、人生の代謝を促す
断捨離の絶好のシーズン。

まずは、無自覚に溜め込んだモノたちに
きっちり始末をつけて、新たな最適な
関係づくりに歩みを進めて下さいね。

さあて、今日のあなたも、ひとつだけでも
卒業を迫られているモノを見つけ出し、
感謝とお別れの挨拶をしてみて下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
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週末は、「やましたひでこ断捨離塾」
の塾生限定セミナーでした。

普段は音声講座で断捨離を学ぶ
塾生さんたちが、リアルな場に
集い、あらためて断捨離の基礎を
学んだ2時間半のミニセミナー。

「頭の隅でいつも気になっている、
執着のあるモノではなく、まずは
ゴミ、ガラクタ1つから手をつける」

実践ではどうしても、
「気になるモノ」が頭に浮かび、
なかなか「捨」には踏み切れず、
結果、断捨離が進まない
という状況に陥りがち。

シンプルですが、あらためてこの、
「ゴミ、ガラクタ1つでもまず着手」
が多くの塾生さんの背中を
押したようです。

まずは目の前にある
モノを1つ減らすこと。

それが「卒業」にもつながって
いくのかな、と思います。

終わった関係からは卒業して、
清々しい気分で新しい春、
迎えたいですね!

青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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