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2015/02/04(水)

【川畑のぶこ】[Q&A] 1と2ばかりの成績表…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2015・2.4 No.1224

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◆今日の断捨離 「[Q&A] 1と2ばかりの成績表…」

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Q:1と2ばかりの成績表…

 

思春期の娘について悩んでます。

 

娘は中3で付属校の為、受験もなく
高校に進学する予定です。

 

成績がとにかく悪く、今回は1と2の
羅列にショックを受けました。

 

しかしながら、本人を見ていると、
焦りの色は感じられません。
この先が心配でなりません。

 

今までも良い成績とはいえないものでした。

 

しかし結局は本人次第、
本人のやる気がないとと、
本人の言葉を信じて見守ってきました。

 

その度、裏切られた思いでいっぱいに
なっていました。

 

そんなモヤモヤを日々断捨離に励み、
自分がごきげんになれるように、
娘と明るく向かい合えるように、
心がけてきました。

 

心理学セミナーも受講しました。

 

自分を主語にして気持ちを
伝えてみましたが、やはり変わらず、
最近では呆れるばかり、そして娘を
信じることさえ出来なくなっている自分を感じてます。

 

いえば、さらに逆キレ、
いわなければ、全くやらず
どうしていたったらよいのか、
困り果てています。

 

どうか、アドバイスをおねがいします。

 

【40代 保育士 チョコポリ様】

 

――――――――――――――――――――

 

FROM 川畑のぶこ

 

A:

信頼していた相手に裏切られる。
これは辛いことですね。
相手が身内であればなおさらです。

 

見守っていればかならず良くなる
そう信じてきたのに…
ことごとく裏切られる。

 

そんなことなら、娘のことを
信頼するんじゃなかった…

 

チョコポリさんそんな思いに
苛まれていらっしゃるのですね。

 

さて、今回のケースでキーワードと
なるのは「信頼」かと思います。

 

信頼について深めて行く前に、
次の大切な概念の区別をして
おきたいと思います。

 

それは「希望」と「執着」という概念です。

 

私たちはどんな状況下に
置かれていても希望を抱くことは大切です。

 

希望は人間を前進させる原動力でしょう。

 

どんなに娘の成績が悪くとも、
いずれ良くなる可能性はある。
未来の可能性を信じる姿勢ですね。
これは健全なことです。

 

ところが、似て非なりの概念で
私たちを苦しめるものが、執着です。

 

執着は「何が何でも」と対象にしがみ
つく状態です。

 

自分が望む結果以外は許容出来ない
状況です。

 

希望はたとえ望む結果が
得られなくても何とかなるという、
心に折り合いをつける
オープンさがあるのに対して
執着は自分の望む結果以外には関心が
持てず、心が閉ざされた状態です。

 

さもなくば人生が機能しなくなる!
というような不健全な信念が背景にある
ことがほとんどです。

 

さて、チョコポリさんはどちらでしょうか?

 

本題の「信頼」に関しては、
何かを信じていて頼りになる状態で
あり、そのことで心の平安が
得られている状態を言います。

 

信頼が深まれば忠誠となり、
さらに心は穏やかになるのではないでしょうか。

 

ところが、この信頼も取り扱い注意です。

 

相手や身の回りに起こっていることに
対して信頼をすることは大切ですが、
それを「どのように」信頼するかはさらに大切です。

 

相手が思い通りになると信頼したので
あれば裏切られる可能性は大です。

 

自分の人生ですら、
なかなか思い通りにコントロール
出来ないのに、それが他人の
人生となればなおさらです。

 

相手は自分の思い通りには
前進しないかもしれけれども、
それでもそれは相手にとって必要な
人生の課題に取り組むチャンスや
プロセスであり、相手なりの個性ある
人生を切り開いている途中だと

信頼できていれば、
さほど心が揺れ動くことも無いでしょう。

 

勉強が出来なくても、
友達を大切にする優しい娘さんかもしれません。

 

勉強が嫌いな分、智慧を絞って
人生を渡り歩く術を身につけるかもしれません。
(もしかしたら既にお持ちかもしれません)

 

親の理想通りになる=勉強好きになる
ことが必ずしも子どもの幸せに
直結するとは限らないわけです。

 

子どもの内にもきちんと叡智が
宿っており山もあれば谷もある
個性的な人生を一歩一歩ゆっくりと、
親の望むタイミングではないけれども、
娘なりのタイミングで切り開いて行く
力を本質的に備えていると
信頼してみてはいかがでしょうか。

 

娘さんは「今度こそ勉強する」と
約束したかもしれません。

 

もし子どもが希望とモチベーションを
持ってその言葉を発しているので
あれば実際に勉強をすることはあるでしょう。

 

ところが、そもそも勉強に関心の無い
子どもに約束を「させた」のなら、
結果は火を見るより明るいのではない
でしょうか。

 

裏切られたのではなく、自分の都合や
通りではないが、想定内のことが
起きたと冷静にとらえることが肝心です。

 

心理やコミュニケーションを学ぶ
価値は相手を思い通りにするためではなく、
たとえ相手が思い通りにならなくても
それを素直に受け止め、しなやかに
適応できる心の術を身につけることにあります。

 

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

 

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

 

質問はこちらから

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◎編集後記

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ある調査によると、
マイホームを欲しいと思う人は
8割にものぼるそうです。

 

マイホームって憧れですよね。
私もいつか欲しいです。
(天井の高い家がいいな…)

 

しかし、
欲しいのに買わない理由として
あげられるのは、やはり、
「お金」の問題です。

 

* * *

 

実際に夢のマーホームを買った
鈴木さん(仮名)は、
最初はローンに頭を抱えていました。

 

しかし、ある時を境に、
その不安も減っていったそうです。

 

その理由とは…?

 

詳細はこちらから

http://123direct.jp/tracking/cr/jhOHPmEy/188678/10199574

ー渡辺万里子

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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