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2015/01/29(木)

【やましたひでこ】[続]捨てられないとう“執着”

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・1・29 No.1218

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◆今日の断捨離 「[続]捨てられないとう“執着”」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

睦月一月二十九日、木曜日。

 

今日、1月29日は私にとって大切な日。
しかも、とっても個人的な理由での記念の日。

 

実は、今日は私の誕生日なのです。

 

この年齢になってつくづく思うのは、
誕生日を祝ってもらうのがとても
恥ずかしく、しかも、その思いは毎年
この日を迎えるたびにますます強くなること。

 

なぜだかね。

 

いいえ、その理由はわかっているのです。

 

年齢を重ねても、自分のお粗末さは
相も変わらず。
一年前の誕生日からどれだけ
進歩したのかしらと思うと、
まあ、笑って誤魔化す他ないのだから。

 

それでも、少しはマシになった
ところもあるかと、
自分で自分を点検しなくてはとも思う。

 

そうですね、それなりに、
一歩か、二歩は進めたところもあるはず。

 

進んだところもあれば、
後退したところもある。
なんとか、踏みとどまったところもある。

 

私にとって、誕生日とは、
もちろん祝っていただくのは
とっても嬉しいことではあるけれど、
自分を素直に正直に振りかえようと
試みるそれなりにシビアな日でもあるのです。

 

はてさて、どんな一日なるのかしらね。

 

まあ、あっさりとドンチャン騒ぎで
祝うのも素敵なことではあるけれど。

 

◇◇◇◇◇

 

さて、今日のメルマガは、
今週26日月曜メルマガの続き。

 

まだ読んでおれらない方は、
どうぞ、月曜メルマガから読んで下さいね。
(月曜のメルマガは↓から
https://www.yamashitahideko.com/2015/01/26/mailmagazine1215/

 

久しぶりのセミナーで、私自身が深く考えさせられたこと、二つ。

 

一つ目は、月曜メルマガに書いた、
「執着」という言葉にしがみつき、
「執着」という観念を盾にして、
結局は、「行動に移さない」という
事態に沈むこと。

 

そして、二つ目は、これ。

 

「どうやって」と「どうしたら」の違い。

 

繰り返しセミナーに参加しても、
そして、懸命に本を読んでも、
やはり、行動にはつながらないパターン。

 

そうは言うものの、頭ではわかったけれど、
「でも」「だって」が口をついて出る。

 

そして、「どうしたらいいのでしょう」という質問、
いえ、質問ではなく悩み相談となるのです。

 

それが、「どうやって」という質問で
あるならば、これは技術的な
アプローチに対する疑問であり、
この質問者さんは、少なくとも行動に
踏み出していくことは確か。

 

質問は、より効率よく断捨離を
進めるためのものだと言っていい。

 

けれど、
「どうしたらいいのでしょう」という
言葉は、そうではないよう。

 

行動への一歩を踏み出せないまま
逡巡の中で立ちすくんでいるのですね。

 

実は私、この
「どうしたらいいのでしょう」という
言葉を聞くたびに、
「やはり、もったいなくて捨てられないのです、
どうしたらいいのでしょう」という
悩みを聞くたびに、
こんなキーワードが浮かんでくるのです。

 

「損」

 

そう、「どうしたらいいのでしょう」
という言葉の背景にあるのは、
「損をしたくない私」。

 

だから、この言葉は、
こんなふうに翻訳できるのです。

 

捨てたいと思ってはいるけれど、
損をせずに捨てるには、
どうしたらいいのでしょう…

 

捨てたいとは思っているけれど、
損したという嫌な気持ちを味合わず
にすむには、どうしたらいいでしょう…

 

捨てたいとは思ってはいるけれど、
損をしたことで傷つかなくてすむには
どうしたらいいでしょう…

 


嫌な気持ち

 

もしも、そうだとしたら、
残念ながら、それに対する答えは、
私には用意できない。

 

なぜなら、捨てるということは、
なんであれ、どこまでも損と
嫌な気持ちと傷がついて回るものだからだ。

 

捨てるということは、かつて
このモノを手に入れるために費やした
時間とお金と労力とに、
「損」というレッテルを貼っていく
行為に他ならない。

 

そして、
「損」とは、「嫌な気持ち」を
招き「傷つく」ものなのだ。

 

だから、断捨離をするということは、
これら三つの事態を引き受け、
受け入れることなのです。

 

けれど、断捨離は知っている。

 

たとえ、それらモノたちを、
損を味わいたくないために
溜め込んでいたとしても、
決して「損」が消えることはないことを。

 

それどころか、
モノを溜め込み放置しておくと、
「損」はさらに増殖していくことを。

 

そして、モノを捨てる「損」以上に、
価値あるモノとの関係と機能する
空間が入れ替わりにやって来ることを。

 

どうでしょう。

 

あなたの「もったいない」は、
「損したくない私」をカモフラージュ
するための言葉にはなっていないだろうか。

 

あなたの「どうしたらいいのでしょう」は、
小さな「損」への固執になっていないだろうか。

 

「損」をせずに、「得」だけを
得ようとするのは無理がある。

 

「得」だけを求めたとしても、
「損」も必ずついて回る。

 

「損」だけを嫌ったとしても、
「得」にも嫌われる。

 

「得」だけを好んだとしても、
「損」にも好まれる。

 

なぜなら、「損か得か」の意識の中に
住んでいるのだから、それは当然のこと。

 

だとしたら、損得という視点ではなく、
損得という意識でもなく、
「ゆとりと豊かさ」という視点で
モノと空間を意識して捉えてみようか。

 

そうすれば、きっと、あなたの
「もったいない」の粘着力は、
少しずつ衰えていくに違いないのです。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。

 

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◎編集後記
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やましたさん、
お誕生日おめでとうございます!

 

昔の写真とかをみると、
やましたさんは、不思議に
年々若返っている気がしますが、、、

 

これも断捨離効果ですかね?(笑)

 

ー渡辺万里子

 

PS
やましたさんといく
2泊3日の断捨離合宿。

 

残席が3名となりました。

検討中の方はお早めに…

http://123direct.jp/tracking/cr/vFO9VDwy/188324/10199574

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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