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2013/03/21(木)

【やましたひでこ】母と私と…

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・3・21  No.538

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◆今日の断捨離 母と私と…

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FROM やましたひでこ

 

ダンシャリアンの皆さま、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

ただ今、米国シアトル滞在中。

 

シアトル在住の日本人女性のグループに招かれてのこと。
もちろん、全員ダンシャリアンさんたちです。

 

遠く日本を離れての海外での暮らし。

 

女性として、仕事人として、
あるいは、妻として、母親として、
それから、娘としても。

 

様々な立場を担いながら、人生のステージを、
このシアトルで過ごすことを選択決断した女性たち。

 

そこに、どんな希望を見出したのか。
ここに、どんな葛藤があったのか。

 

日本で生まれ育ち、
日本で暮らし生きている私が、
安易な想像を巡らせることはできません。

 

それでも、私たちはどこの土地でも、
それが日本であれ、海外であれ、
それぞれが与えられた環境に適応しながら、
懸命に健気に生きていく。

 

暮らしていく私の適応の幅が広げられたら、
生きていく私が持つ制限を外せたら、
私の前の世界は、どんなにか心躍るものとなるだろう。

 

制限を外し、幅を広げ、閾値を高め、
暮らしを、生きることを、より愉しむ。

 

そんな人生の達人へと螺旋階段を上っていくのが、
私たち誰もの役割だと思うのだけど。

 

はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日は、やましたひでこからのメッセージ。

 

そう、暮らしを溢れる笑顔でいっぱいにするために。
そう、仕事を勇気ある挑戦で満たすために。
そう、人生をより果敢に生きていくために。

 

◇◇◇

 

思えば、私の母は生き方が随分と不器用で。

 

思い返せば、その娘である私自身も、
かなり生き方が下手だったように思う。

 

不器用と下手との組み合わせの母と娘の人間関係。

 

当然のことながら、そこにクリエイティブなものはなく、
ただただ、こうあってほしい、ああであってほしいと、
互いが互いの期待をぶつけあい葛藤を繰り返す日々。

 

でも、ある時、気がついた。

 

母と私は、実は似たもの同士。
私にとって認めがたいこの事実を、
受け入れることが、まず大切なんだと。

 

そうしたら、見えてきた。

 

私が、知らず取り込んできた母の観念を。

 

母の他者への姿勢と関係。
母の身体への姿勢と関係。
母のお金への姿勢と関係。

 

そう、母がずっとずっと抱えこんできたであろう、
人間関係、健康問題、経済問題の大元が、
いったい母のどの観念から生じているかが見えてきた。

 

そこにあったのは、不信感。

 

他者への信頼の欠如。
自分の身体への信頼の欠如。
お金への信頼の欠如。

 

これら欠如が、母の人生の摩擦を大きくしていたよう。

 

そして、私もその猜疑心を、見事なばかりに
引き継いでいたに違いない。無意識無自覚のうちに。

 

これでは、人生の達人とは縁遠くなるばかり。

 

だから、それら猜疑心や不安を
自分の中から断捨離し始めた。
それが、40代の始め頃。

 

そう、知らず取り込んでしまっていた、
「簡単に信用してはならない」という
「制限」を外し、信頼への入れ替えへと。

 

少しずつ、時に大胆に、
右往左往と試行錯誤を行ったり来たりしながら。

 

漸くにして、母の観念から卒業できつつあるなと
感じ始めたのは、50代になってから。

 

随分と時間がかかってしまい、
それは、まだまだ螺旋階段の
途中かもしれないけれど。

 

信頼の欠如は、慈しむ心を損ない、
信頼は、自分の中に慈しむ心を育む。

 

その慈しむ心が、
すべてのモノ、コト、ヒトとの関係を、
より心地よいものとしてくれて、
私たちを「人生の達人」へと
導いてくれると思うのだけど。

 

いかがでしょう。

 

有難うございます。
あなたとのご縁にいっぱいの感謝と愛を込めて。

 

 

 

やましたひでこ

 

 

 

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪
_______________________________________

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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