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2021/04/02(金)

【小松易】原動力

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

つい先日までコロナ禍での政治家の
不祥事がとても目立っていました。

国民には自粛を呼びかけておきながら、
自分たちは会食や夜のお店に繰り出す。

国民の模範になるべきリーダーとして
あってはならないことでしょう。

言葉だけで行動が全く伴わない
リーダーの言葉に、誰が耳を貸すでしょうか。

もちろんこれは、他山の石です。

そんなとき、不思議の国のアリスの作者、
ルイス・キャロルの言葉を思い出します。

「あなたの話は信じてもらえないかもしれない。
 でも、あなたの行いは、誰もが信じるでしょう。」

私はこれまで、かたづけ士として
様々な企業のリーダーに接してきましたが、
部下がしっかりついてくるリーダーは
言葉ではなく自らの行動で、
指針を示すことのできる人です。

以前コンサルティングをさせていただいた
ある呉服屋さんの事例をご紹介します。

創業300年以上も続く呉服屋の、
現社長が私の本を読んでくださったご縁で、
ご依頼をいただきました。

この社長は、コンサルティングを受ける前から、
“会社を片づけることで、
仕事の効率も業績も上がる!”
という関係性を分かっていました。

しかし、どうしても「片づけ」という行為を
会社全体で重要視する風土を作れず悩んでいました。

幹部会議などでも環境整備を担当する委員の
発言権は「ゼロ」に等しいものでした。
その原因は、一体どこにあるのでしょう?

コンサルティングにうかがって分かったのは、
かなりの過密スケジュールで
日々の業務が行われていたこと。

「片づけ」の優先順位が
低くなってしまうのも
うなずける状況でした。

そこでまず行った指導は、

「社長がまず身の回りを片づけること」。

6畳程の社長室の片づけを
実行してもらいました。

毎日、15分の片づけ成果を
メールで報告いただき、3ヶ月。

元々、社員の出入りが多かった社長室。

「見違えるようにキレイになった!」

「忙しい社長が、自ら片づけた!」

この事実が社員の心を動かしました。

社長の片づけの成功をきっかけに、
次は【片づけプロジェクト】と称し
“片づけも仕事の一環である”という認識のもと、
社員にも実践してもらいました。

月に1度のコンサルティングで決まる
「課題」に対し2人ずつのチームに分かれ、
忙しいスケジュールの合間を
うまく利用して取り組んだ結果・・・

お店や事務所が少しずつ、
そして着実に片づき始めたのです。

さらに、初めは受け身だった社員も、
散らかっている場所があれば
サッと身体が動くようになるなど、
意識と行動の変化も起こり始めました。

忙しい社員達が何故、動くことができたのか。
原動力になったポイントは2つあります。

・一番初めに、社長が自ら片づけをしたこと
・「片づけプロジェクト」として
 イベント化したこと

先程ご紹介したルイス・キャロルの
言葉どおり、片づけなさいと言うよりも、
自ら片づける行動を見せること。

“トップが率先して動くこと”
その大切さが感じられた事例でした。

もしあなたが、変えたいと思っていることが
あったとしたら、まずは自ら行動してみてください。

気づけば、周りも自然に変わり出すはず。

それは職場のみならず、家も同じです。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆お知らせ◆
今日の話のポイントを別の言葉で
表せば、「率先垂範」。

前職の建設会社では、
自ら模範を示してくれる上司や先輩、
そして職人さんに恵まれていたこと、
いまさらながらですが、気づいています。
離れてみて分かることって、ありますね。

このたびその建設業の職場環境を応援したい!
そんな思いで「かたづけサービス」を企画しました。

建設にすこしでも関係のある方、
「なんだろう」ってご興味持った方は
ぜひご覧いただければうれしいです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/202103kensetsu

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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確かに、信用できるなと感じる人は
有言実行ができている人ですよね。

口先だけにならないよう
私も日々の行動を丁寧に
ひとつひとつ実行して
いきたいと思います^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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