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2014/05/12(月)

【やましたひでこ】赤いNGランプが点滅中

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・5・12 No.956

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◆今日の断捨離 「赤いNGランプが点滅中」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

皐月五月十二日、月曜日

 

昨日は、母の日であったらしい。

 

なんてね、実際、母の日で
あったのだけれど、敢えて、
私が、「・・・らしい」と
語尾を結ぶには訳がある。

 

どうも、こういう記念日には、
あまり興味が湧かなくて。

 

そのかわり、二十四節気や七十二候
といった暦には、関心があるのだけど。

 

社会的なイベントとしての記念日。
自然の移ろいに基づいての暦。

 

それはもう、好みの問題
でしかないのですが。

 

とにかく、記念日はついつい忘れがち。

 

だから、当然のごとく、私の元から、
カーネーションが送り出されることも
なく、私の元に、カーネーションが
やって来ることはない。

 

母親を持つ身であり、
同時に母親の立場であるのだけど。

 

ああ、親不孝娘が、
親不幸息子を持つ構図…

 

いえいえ、そうではなくて、
まあ、記念日を意に介さない者同志だと、
そういうことにしておきましょうか。

 

そうなんです、私の家族は、
社会的な記念日どころか、
家族の記念日さえも忘れる始末で。

 

夫や息子、姑や母の誕生日、
ああ、結婚記念日までも。

 

いけませんね。

 

けれど、お互い忘れたからと言って、
ないがしろにされたと思うこともなく、
ましてや、それでバトルが勃発する
こともなく、思い出した時に、
それなりのお祝を。

 

覚えていても良し。
忘れていても良し。

 

覚えていて、祝ってくれたら、
それも更に良し。

 

といった具合。

 

まあ、これもいいんだか、悪いんだか、
定かではないですよね。

 

そう、イベント事にトキメキを
失っている関係なことは確かだから。

 

また、イベント事に
一喜一憂しない、安心の関係
にあることも間違いないのだから。

 

それにしても、花屋さんの店先を飾る、
カーネーションは華やかであること
には、変わりなく。

 

そうですね、だとしたら、
この初夏を愉しむために、
この私の部屋を彩るために、

 

私は、この私のために、今日は、
真紅のカーネーションを買い求めようかと。

 

◇◇◇◇◇

 

断捨離で、自分自身が変わる。
断捨離が、自分自身を変える。

 

自分にとっては、

 

「断捨離で」であろうが、

「断捨離が」であろうが、

 

「変わる」であろうが、
「変える」であろうが、

 

どっちでも構わない
ような気がしますよね。

 

なぜなら、それは、
どこまでも自分自身による、
自分のための断捨離だから。

 

ところが、自分自身の暮らしや
生き方が、断捨離で大いに変化を
もたらされたとしても、それを
他者に用いるのは要注意です。

 

「で」と「が」の違いも、
「変わる」と「変える」の違いも、
とても大きいのです。

 

断捨離で、他者が変わる
断捨離が、他者を変える。

 

たしかに、断捨離で自分の周囲の人たちは、
変わる可能性は大いにあるけれど、
断捨離をもってして、人を変えよう
とするのは、問題がおこる可能性の方が大。

 

 

だって、そこには、
他者への期待があるから。

 

他者を自分に都合よく変えよう
とする期待、それは、即ち、他者への
コントロール、支配なのだから。

 

多くの人は、こう嘆く。

 

私が、いくら断捨離を頑張っても、
家族が断捨離をしてくれないと。

 

けれど、断捨離が
家族を変えてくれるはず。

 

夫に、断捨離をさせるには、
子に、断捨離をさせるには、
親に、断捨離をさせるには、

 

どうしたら、いいのだろうかと。

 

そうですね、この思考に陥った時点で、
赤いNGランプが点滅したといっていい。

 

他者は、家族といえども、
自分の期待通りに生きる存在ではなく。

 

他者は、家族といえども、

自分の期待通りに生きるべき

存在ではありえない。

 

そうですね、誰かに、何かを
させようと躍起になること自体、
その相手に対して、私たちは、
こうあるべきと自分の価値観を
押し付けていることになる。

 

そして、その押しつけは、
相手の反発となって返ってくるだけ。

 

相手から理解されていない
という怒りとなって、
返ってくるだけ。

 

時に、罵声となり、
時に、無言で。

 

そう、断捨離に押しつけは、
無用なんですね。

 

断捨離は、機能的なコミュニケーション
を創造することを、目指すものだから。

 

そして、対等な機能的な
コミュニケーションを築いていく
には、自分を理解受容していく
のが先決なんですね。

 

だから、断捨離は、
モノに向かいあう。

 

だから、断捨離は、
モノとの関係を問い直すことから始める。

 

そうやって、モノとの関係を
深めていくと、自ずと、
自分への理解受容が進む。

 

それは、やがては、必ず、
他者への理解、受容に
繋がっていくのです。

 

そうそう、だから、実のところ、
断捨離は、自分にも
こう語りかける方が素敵です。

 

「断捨離で、自分が変わる。」

 

そうなんです、断捨離は、
自分を変えるためにするものではなく、
自分を受け入れていくためのもの。

 

そうなんです、自分で、自分を、
自分の期待通りの枠に嵌めよう
とするものではないのです。

 

断捨離とは、自分自身との
機能的なコミュニケーション。

 

断捨離で、自分を受け入れて
育んでいけば、自分自身は
自ずとより良い変化を体験していく。

 

そう、どこまでも自然に。

 

いかがでしょう。

 

有難うございます。

 

あなたとの出逢いに、
いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

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◎編集後記
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そう、自分自身がどんなに

 

「これは素晴らしい…」

 

と思い、感動したとしても、それを
他者に強要するのは筋違いというもの。

 

なんだか、怪しげな勧誘に遭って、
ウマい話に異常にテンションが上がり、
終わった途端に友達に電話して…

 

「凄い話があるの!一緒にやらない?」

 

と言って、ドン引きされて、
友達をなくすのに似てますね(苦笑)

 

価値観の押し付けは、往々にして
反発を生み、関係が悪化するもの。

 

しかし、本当に大切な友達や家族に
断捨離をオススメしたいのなら、
いい流れに巻き込んでいきたいのなら…

 

効果的なプロセスというのは存在します。

 

身近な人を巻き込んで、断捨離の
いい流れを生み出す秘訣というのも、
ベーシック2.0のポイントの1つです。

http://123direct.jp/tracking/cr/NP8YV9NJ/168772/12136453

 

―安永周平

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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