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【小松易】「事実」と「気持ち」を見分けると、片づけは進む
2026/06/05(金)
【小松易】「事実」と「気持ち」を見分けると、片づけは進む
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
片づけの現場で、
よく出てくる言葉があります。
「これは、いつか使うと思います」
「これは、捨てたら困りそうです」
「これは、家族が嫌がるかもしれません」
「これは、高かったから手放せません」
こうした言葉を聞いた時、
私はいつも少し立ち止まって考えます。
それは、事実でしょうか。
それとも、思い込みでしょうか。
たとえば、
「いつか使うと思います」
という言葉。
これは一見、
もっともらしく聞こえます。
でも、よく見ていくと、
そこにはまだ確認していないことが
たくさんあります。
最後に使ったのはいつなのか。
本当に使う予定があるのか。
代わりになるものはないのか。
今の暮らしに必要なのか。
そこを確認しないまま、
「使うと思う」だけで残してしまう。
すると、
モノはどんどん増えていきます。
片づけが進まない理由のひとつは、
モノが多いことではなく、
「事実」と「思い込み」が
混ざっていることです。
「これは10万円した」
これは事実です。
でも、
「だから手放してはいけない」
これは意見です。
「これは人からもらった」
これも事実です。
でも、
「だから持ち続けなければいけない」
これは思い込みかもしれません。
「家族が使うかもしれない」
これもよくある言葉です。
でも本当に家族が使うのか。
本人に聞いたのか。
それとも、
自分がそう思っているだけなのか。
ここを分けてみるだけで、
片づけはずいぶん進めやすくなります。
私たちは、
頭の中でいろいろなことを
一瞬で判断しています。
「これは必要」
「これは捨てられない」
「これは大事」
「これは後で考えよう」
でも、その判断の中には、
事実もあれば、
気持ちもあり、
不安もあり、
過去の記憶もあります。
それらが全部混ざったままでは、
なかなか決められません。
だからこそ、
片づけでは一度、
言葉を分けてみることが大切です。
たとえば、目の前に
使っていないバッグがあるとします。
その時、
いきなり
「捨てるか、残すか」
を決めようとすると苦しくなります。
そうではなく、
まず事実を見てみる。
・最後に使ったのは2年前
・今は別のバッグを使っている
・少し傷んでいる
・置き場所に困っている
ここまでが事実です。
そのうえで、
自分の気持ちを見てみる。
・高かったから手放しにくい
・買った時の思い出がある
・また使うかもしれない気がする
・手放すのは少し寂しい
これは気持ちです。
事実と気持ちを分けると、
不思議なことに、
判断が少しラクになります。
気持ちを否定する必要はありません。
思い出がある。
寂しい。
もったいない。
申し訳ない。
そう感じることは、
とても自然なことです。
ただ、
その気持ちと、
今の暮らしに必要かどうかは、
少し分けて考えてもいいのです。
片づけとは、
冷たく切り捨てることではありません。
むしろ、
自分の中にある事実と気持ちを
ていねいに見ていく時間です。
「これは本当に使っているのか」
「これは今の私に必要なのか」
「これは事実なのか、思い込みなのか」
そう問いかけてみる。
それだけで、
モノとの関係が少し変わってきます。
仕事でも暮らしでも、
話がややこしくなる時は、
事実と意見が混ざっていることが
多いものです。
片づけも同じです。
「使っていない」
という事実と、
「でも手放したくない」
という気持ち。
その両方を見たうえで、
今の自分はどうしたいのかを選ぶ。
それが、
本当の意味での片づけだと思います。
今週はぜひ、
家の中のモノをひとつ手に取って、
こう問いかけてみてください。
これは事実ですか。
それとも、思い込みですか。
その問いが、
あなたの片づけを一歩前に
進めてくれるかもしれません。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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「事実」と「気持ち」、、、言われてみると
確かにごっちゃになっているかも(>_<)
そして私の場合、それは片づけにとどまらず、
生活全般にも及んでいるのかもしれない、
と今ハッとしました。
「母ちゃんの言ってること、論理が破綻
してるよね」と時々ムスコに指摘されて、
たじたじの母であります(汗)
山本 響子<断捨離事務局>
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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