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2025/03/05(水)

【川畑のぶこ】Q.引きこもっている娘にどう接したら良いでしょうか

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

————————————

Q.引きこもっている娘に
 どう接したら良いでしょうか

25歳の娘のことです。
大学を中退し、引きこもっています。
県外に5年位いました。
何の楽しみもない、
生きている意味がわからない、
死にたいと口にします。

いろんなことに敏感で、
傷つくことを恐れているので
人とかかわることもほぼないです。
かつていた友だちとも関係を断っています。

親子関係も崩れ、
父親とはメンタルが壊れるほどのことがあり、
連絡を絶っています。
父親は県外にいます。

私とは深い話をすることもありますが、
食事の時はひとりでゆっくりしたいと言って、
その時間は私は外出することになっています。

食べることだけが楽しみだと言っているので、
それは救いです。

あれこれリクエストもあるのでできるだけ、
叶えるようにしています。

敏感な分、人の気持ちもよくわかり
私が悩みを話した時は、とてもしっかりした
的確なアドバイスをしてくれます。

私自身、子育て中、
子どもの思いに寄り添うという視点がなく
レールの上にのせることしか
考えていなかったことが、
おおいなる反省です。

その頃のことを、あれがいやだったなど
一時はよく言っていました。
その頃はじぶんの思いが言えなかったとも。

今はあれこれ
指示も干渉もしないことを心がけ
じぶんの人生と切り離すように考えています。

影響なしではありませんが、
出来るだけ楽しむようにしています。

母親のことも好きではありません。
仕方なく同じ家にいます。
一人暮らしをしたくても出来ませんし。

敏感な分、感性は豊かだと思います。
曲を作ったり物語を書いたりと
溢れるものを持っていると思います。
今はそれもしんどいようです。

自然と接するのが一番、
その状態ではだれでもそうなるよねと
話したところです。

海まで乗せて行ってと言って
砂浜で波の音を聞いたり
裸足で歩いたりしていた時期も
あったのですが。

一緒にいるので生存確認だけはできるので
それは安心なのですが笑
数日顔を見せないこともあるので。

病院には1回だけ行き
話を聞いてもらったこともあります。

よかったとは言ってましたが、
また行くといいながら
かなり日がすぎました。

乗り物にも酔いやすく
いろんな意味で腰が上がらないようです。

何事も本人次第なので
特には勧めることもなく干渉していないです。

いろんな楽しい事が
世の中にはたくさんあるし
ひとりでも勿論できますが、
だれかと繋がりがもてたらいいなと
望んでいます。

とにかく気持ちが楽になってほしいです。
アドバイスをお願いします。

【ちゅうりっぷ・60代・女性・パート】

―――――――――――――――――

愛する娘が生きる意味を見いだせずに
苦しんでいるのを見守るのは
とてもつらいことですね。

ちゅうりっぷさんの親心としては
一刻も早くこのような状況から脱却して
楽になってほしいと願うのは
当然のことと思います。

しかしながら、ここはどうか焦らずに、
いまは娘さんが自身の人生の課題に
向き合う過程であり、たとえ親からは
その期間が長いように思えても、
彼女なりに時間をかけて試行錯誤しながらも
課題をクリアしていくプロセスであることを
信じて寄り添い、見守ってあげてください。

「彼女なりの道」を尊重するのは、
親からみるともどかしくて、
早く楽になるための方略や枠組みを
さっさと提示して、
それに沿って生きてほしいと
願うかもしれません。

ただし、それはちゅうりっぷさんご自身の
生き方であって、
彼女自身の生き方ではないので、
娘さんが「自分の人生を生きている」
実感を損なってしまうこともあります。

そのような意味で、
今回ちゅうりっぷさんがレールを敷いてきた
過去の反省を踏まえて、
干渉しすぎずに見守る姿勢は
素晴らしいと思います。

娘さんがいま、
友達や父親から距離をとっていることは、
敏感に影響を受けやすい自身を守るのに
どうしたらよいか彼女なりに考え、
大切で必要な行動をしていると
受け止めてください。

彼女なりのレールを敷いて、
きちんとニーズを満たそうと
しているわけですね。

ニーズを満たすのは、かならずしも
楽しかったりワクワクしたりすることを
するのではなく、痛みや苦しみを
取り除くことも大事なニーズです。

これまで周囲の空気を読みすぎて
周囲に合わせてばかり、
自己主張してこなかった彼女が
「NO」と言えるようになっていることは、
ある意味健全なことであり、
大切な精神的成長とも言えるのです。

母親であるちゅうりっぷさんに
昔の言動が嫌だったということを
率直にコミュニケーションしていることも
然りです。

そのようなときは、
娘さんの正直なコミュニケーションを
受け止め、話してくれたことに感謝し、
反省するべき点があれば
それをきちんと認めて詫び、
ちゅうりっぷさんご自身も
さまざまな限界のなかで、
ゆとりがないながらに模索して子育てに
必死に取り組んできたことを、
言い訳ではなく丁寧に説明を
してみてください。

そして、今後は健全な愛情表現や関係性を
学んでいきたいことを
分かち合ってみてください。

また、娘さんが感性が豊かで作曲したり
物語を作ったりすることが
得意ということであれば、
多くの創作活動家がそうであるように、
彼女のパーソナリティーとして
「一人の時間や空間」
が重要になってくると思います。

病んでいるから本来社交的なのに
引きこもる人もいますが、
本質的に一人の内省的な時間が好きで
必要な人もいて、
その状態が健全な人もいます。

一人の時間や空間が日常的に確保されないと、
本格的に引きこもる(社会から断絶)ことで
ニーズを満たそうとしてしまいます。

人と関わることが好きで世話好き、
おしゃべり好きな母親と、
一人の時間が大切で
口数が少ない子どもとのあいだでは、
歯車が噛み合わず、
ミスコミュニケーションや
人間関係におけるストレスが
起こることも多いです。

ですので、娘さんが
「食べるときだけは一人で」
と願い依頼するのは、
彼女が正常でいられるように
自分のニーズをきちんと把握して
満たしている行為でもあります。

「食べることだけが楽しみ」とありますが、
食事だけでなく、一人の静かな時間も
満喫されているのではないでしょうか。

経済的に一人暮らしができないのであれば、
家庭の中に彼女が自分の世界に浸れる
時間や空間を率先して
つくってあげてください。

母親が娘のニーズを知って受け入れ、
落ち着いていることは、
娘さんにとっても安心感と自己肯定感を
もたらしてくれるでしょう。

「生存確認ができる」
と半分笑いごとのように
表現されていることも、
本当は恐ろしくて泣きたい気持ちも
おありではと思います。

ただ、前述のとおり、
娘さんにとっての一人の時間は、
心のエネルギーをチャージし
想像力や創造力を培う時間でもあることを
忘れないでください。

娘さんが一人になりたいとか
一人で海を散歩してきたいなどと言ったなら、
「一人の時間は大事だね。」
「いいね。リフレッシュしてきてね。」
などと送り出すと良いでしょう。

また、ちゅうりっぷさんから率先して
「気が乗ればまた海でも行かない?」
と気分を確かめつつ、
促すのも良いのではないでしょうか。

これは干渉ではなく提案やお誘いです。
もちろん、
相手にNOというスペースを与えての
コミュニケーションです。

内省的な人は、
外部からの働きかけがあって
ようやく動くこともありますので、
ここいちばん、という大事な場面では、
声掛けや提案はしてみると良いと思います。

通院も同様に、行ってみて良かったけど
なかなか重い腰が上がらないのであれば
同様に
「病院もう一回いかない?」
と誘ってみてください。

たとえ「行かない」と答えても、
いつでも行きたくなったら言ってねと、
サポートはいつもあることを
オープンにしてみてください。

くり返しますが、
行っても行かなくてもOKの前提での
お誘いです。

どっちでもOKな自分を受け入れてくれる場は
心地よく、いつでも戻りたい安全基地と
なることと思います。

娘さんがお母さんに
リクエストをするとのことなので、
それは信頼の証拠であり、
ちゅうりっぷさんが
きちんとつくりあげてきた
素晴らしい絆だと思います。

ぜひ、その絆を大切にしながら、
一呼吸おいて互いの課題に
向き合ってみてください。

また、ちゅうりっぷさんご自身が
安らげる時間も引き続ききちんと確保して、
サポートのエネルギーに変えてください。

ー川畑のぶこ
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◎編集後記
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断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
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川畑のぶこがお答えします。

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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