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2024/09/11(水)

【川畑のぶこ】Q.娘とその彼の行為に苛立ってしまいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.娘とその彼の行為に苛立ってしまいます

川畑のぶこさん、
いつも色々な気付きを授けて頂いて、
ありがとうございます。

娘と娘の彼との事を
相談させて頂きたいのです。

お付き合いは高校卒業後、
大学4年間続いていて、
一昨年から週1でホテルに
泊まる様になりました。

20歳を過ぎてから自分の責任で
やっていきたいと言われ、
ケンカはしましたが尊重する事にしました。

ですが、昨年10月に主人が亡くなり、
娘も私も寂しかったのもあり、年末、
我が家に遊びに来ていた彼を泊めました。

その時に娘と彼は
娘の部屋で性行為をしました。

私は主人が亡くなったばかりの家で
その様な事をする2人に失望しました。

2~3ヶ月間出入り禁止にし、
そこから2ヶ月後、2人が
金銭的にホテルに泊まるのは厳しい事や
彼のお父さんが仕事で苛立っているので、
お邪魔できないので、週末金、土と
我が家に泊まる事を許可しました。

新盆供養で彼もお墓参りに参列してくれ、
また泊まりました。

そこで、我が家で彼は
自分を慰める行為をした様で、
そのゴミがゴミ箱にありました。

彼のお粗末な行為を
娘も知らなかった様ですが、
私は直接彼を怒れない事もあり、
あんたの彼はバカなの!
と怒りの言葉をぶつけました。

普段なら見なかった事にしていましたが、
主人があの世から家に帰ってきている、
と感慨深い気持ちと
再就職で疲れていた事が重なり
怒ってしまいました。

男性の本能がわかるから、
普段性行為をしていたとしても
許していましたが、
道徳心のない2人に一喝しました事が、
当たり前だ!と思ったり、
言わない方がよかったかもしれない。
けど許せない!
と気持ちが不安定で
仕事に行くのがやっとの日々です。

のぶこさんからアドバイスを頂けたらと思い
メール致しました。

宜しくお願い致します。

【サクラ・50代・女性・スーツ販売員】

―――――――――――――――――

昨年10月にご主人がご逝去されたとのこと、
心よりお悔やみ申し上げます。

ご主人の旅立ちから
まだ1年も経っていないこのような時期は、
心が揺れ動くことが多いことと思います。

寂しさや悲しさ以外にも、
苛立ちや怒りを感じやすく、相手へ
攻撃的になりやすい時期でもあります。

今はご自身がそのような
心理的に脆弱な状態にあるのだということを
受け入れてください。

同時に、悲しさや寂しさをこらえて
無理に前向きに乗り越えようとするのは
健康的ではありません。

あまり自分を鼓舞せず、
辛くて当然、悲しくて、さみしくて当然と、
どうか優しい気持ちで
ご自身を受け入れてあげてください。

サクラさんがこのような時期に
頑張りすぎたり、
前向きになろうと焦り過ぎてしまうと、
心が疲弊してしまい、周囲の言動にも
過敏に反応し苛立ちを覚えるように
なってしまう可能性があります。

「私は一人で辛くても、
 こんなに耐えてがんばっているというのに、
 それに引き換えあなたたちは
 自分たちの欲求を満たすことばかりして」、
と相手に不寛容に
なってしまうかもしれません。

相手への厳しさは自分への厳しさから
始まっていることが多いです。

まず、このつらい時期に、
ご自身に優しくなることに努めてください。

娘さんと彼氏は大学4年お付き合いというと
22歳以上でしょうか。

健康的な男女なら、
定期的に性行為があるものでしょうし、
緊張やストレスをリリースするのにも
大切な人との親密な時間は重要です。

父親の亡くなったときに不謹慎と
思うかもしれませんが、
そのような辛いときだからこそ
ぬくもりや慰めを
必要としたのではないでしょうか。

これは自然なニーズです。

男性の自慰行為に関しても同様です。
それを公共の場で行っていたのではなく、
プライバシーが保たれる前提の場
(彼女の部屋のゴミ箱の中身を
彼女の母親が詳細にチェックすることなど
ない前提)でのことであれば、決して
道徳心に反するとはいえないでしょう。

そもそも、
成人した娘の部屋のゴミを
母親がチェックしながら片づけることは
プライバシーを脅かす行為であり
過剰なコントロールといえるでしょう。

なぜ、22歳を過ぎた娘カップルの性行為に
ここまで敏感になるのか、
彼女たちの行為をコントロールするより、
サクラさんご自身の
それにまつわる心理状態を振り返ることが
より重要にみえます。

なぜ私だけ
寂しい思いをしないといけないのか、
なぜ私の家なのに私は取り残されて
子どもたちだけ親密に楽しくやっているのか
などといった孤独感や、
それにともなう怒りがあるのであれば、
素直に寂しさを表現し、
人とつながる時間を持つことが
大事かもしれません。

娘さんに率直なコミュニケーションを
することも大切です。

娘さんたちの行為が本当に
(すくなくとも今の時期は)
家でしてほしくないことなら、
それも率直にコミュニケーションしてみては
いかがでしょうか?

サクラさんご自身が自分のニーズを知って
それをコミュニケーションしたり
満たしたりする努力から
始めてみてください。

応援しています。

ー川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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