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2024/06/07(金)

【小松易】散らかりを未然に防ぐ 「片づく習慣」

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

ニュースで、最近の新入社員は
入社3年以内の離職率が高いという
特集をやっていました。

ある調査によると、離職理由の1位は
「人間関係が悪い」ことだそうです。

終身雇用制度が崩れ
気軽に転職ができる時代になったので
少しでも嫌だと思ったら
さっさと転職してしまうというのが
今の時代の常識なのかもしれませんね。

かくいう私も
かつては会社員をしていましたが
おかげ様で人間関係には
すごく恵まれていたと思います。

新入社員のころ、
札幌市内の建築工事現場に配属され、
コピーもまともにとれずにいた私を
いつもやさしく見守っていてくれたのが
上司のTさんでした。

社会人としての基本をいつも
さりげなく教えてくれました。

朝、トイレの鏡で自分の顔を
必ずチェックすること。
いつも笑顔でいることが、
何より大切だから。

Tさんと私が所属していたのは
「総務部作業所事務課」。

工事現場では、
技術系の「工事屋」に対して、
事務系は「事務屋」と呼ばれていました。

「我々事務屋はね、
 うまくやって当たり前。
 逆に失敗すれば、
 上からこっ酷く叱られる。」

割と何事も「のんき」に構えていた
私にいつも親身に働くことの
大切さと厳しさを教えてくれました。

そのTさんの教えの一つで
いまでもたびたび私を窮地から
救ってくれているものがあります。

それは、アポイントをとるときの
何気ないけれど
とても大切な習慣でした。

Tさん曰く、
「アポイントをとるときは、
 『日にち』プラス『曜日』で確認。
 これ絶対に忘れないように!」

以前、大学時代の同窓の飲み会で
幹事をやることになったとき、
同期の友人に先輩、後輩への
声掛けを依頼しようと連絡しました。

開催日は「4月7日(金)」
とメールしたところ、友人から、

「4月6日(金)?、4月7日(土)?
 正しいのはどっち?」

とすぐにメールが飛んできて
事なきを得ました。

ちなみに正解は、
「4月6日(金)」でした。

最近気づいたのは、
この習慣、やっていない人が
意外と多いことでした。

このさりげない“事務屋の智恵”
には、ある「凄さ」があります。

大学の友人から間違いを指摘されたように、
「相手から自分に」対して
チェック機能が備わっている点です。

そして何よりもこの習慣は
つねに「自分から自分に」対して
セルフチェックになっていることです。

『日にち』プラス『曜日』の習慣は、
ミスを減らす「ダブルチェックの仕組み」
ともいえるのです。

この習慣は「2月」のアポイントの際に
さらに効果を発揮します。

ご存知の通り、オリンピックがある
「うるう年」以外、2月と3月は
日にちと曜日が同じです。

『日にち』プラス『曜日』の習慣が
できていると、

「『2月』15日の金曜日ですね」と、

『月』プラス『日にち』プラス『曜日』
が自然とできるのです。

「15日の金曜日ですね」と、
あなたは「2月」だと思って伝えると、
相手の手帳には、「3月15日(金)」
にアポイントが入っていた。

これは悲劇以外の何物でもありません。

普段の何気ない行動が、
仕事上の煩雑さや“散らかり”を未然に防ぐ
「コトの片づく習慣」になっているのです。

「片づく習慣」は時にあなたを
窮地からも救ってくれるのです。

今週はあなたにとって
モノやコトの“散らかり”を未然に防ぐ
「片づく習慣」を1つ考えてみてください。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して
 人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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アポイントの日時の確認は、
私も、かなり気を遣う部分です。

日付プラス曜日で確認することに加え、
口頭で確認したとしても、その後改めて
メールやチャットなどで再度連絡することも
基本的ではありますが、必ずしています。

「ミスをしないように気をつける」
だけでミスが防げれば良いですが、
残念ながらそんなことはないので、
ミスが起きないような習慣を
身につけていきたいですね。

西 優里花

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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