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2024/04/12(金)
【小松易】形のない「情報」の片づけ方
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
突然ですが、みなさんは
「情報過多シンドローム」という
言葉をご存知ですか?
多くの情報を処理できずに
脳がオーバーフローを起こした状態を
指すそうで、
東京脳神経センターの
天野惠市先生が名付け親です。
脳のキャパシティを超える量の
情報をインプットすることで
脳が機能不全をきたしてしまい、
記憶力や判断力、理解力などが
低下した状態に陥ってしまうのだそうです。
スマホをつい、理由もなく触ってしまう人は
「情報過多シンドローム」のリスクが高いと
いえるかもしれません。
そこで必要なのが「情報を片づける」
という習慣です。
次から次へ
新しい情報が入ってくる現代社会。
古くなった情報を捨てていかないと
“飽和状態”になり、今知るべきことが
スムーズに入ってこなくなってしまいます。
「情報はナマモノだ」という言葉を
よく耳にしますね。
ナマモノである以上は、
「賞味期限がある」と考えてみましょう。
例えば、新聞。
朝刊の賞味期限は“夕刊が配られるまで”
と決めておくのです。
(朝刊だけ購読の人は「その日の夜まで」)
まだ読めていないから・・・と、
新聞を山積みにしていると
なかなか手が伸びず、
結局今一番フレッシュな情報を取り込む
チャンスを逃してしまいます。
新聞や情報誌は、
最新刊に目を通すものとし、
賞味期限が切れたら、
きっちり処分してしまいましょう。
本当に知りたいことは、
ネットで簡単に調べられる今の時代。
手元に残したい情報誌なども
厳選すればごくわずかのはず。
視覚的にも、スペース的にも、
常に新しい情報をキャッチできるよう
ゆとりを作っておくことが大切です。
また、「形のない情報」についても、
実は同じことが言えます。
SNS、アプリ、テレビなど、
多くのツールから毎日、
膨大な量の情報が発信されています。
便利な反面、
不必要な情報を取り込み過ぎて
「処理する時間」や「頭のスペース」の
無駄使いをしていませんか?
実際、“情報の取り込み疲れ”
状態になっている人も少なくないのだとか。
試しに、だまされたと思って
今の自分に必要のない
スマホのアプリを1個、
削除してみましょう。
スマホの画面上という
ごく小さな範囲の作業ですが、
意外にスッキリしませんか?
こまめにいらないアプリを
削除する習慣が、、
「不要なものを溜め込まず処分する」
という意識づけに最適です。
「アレもコレも」から「アレかコレか」に
意識を変換してみることで、
ゆとりが生まれ、
1つひとつの情報ともっとじっくり
向き合うことができるはずですよ。
そしてまた、本日お伝えしたことも
1つの情報ですね。
なにか参考になったと感じるものが
あれば、ぜひお試しください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して
人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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私も早速、アプリを1つ消してみました。
いつかの旅行の際、
移動中の暇つぶしに入れたパズルゲームです。
その時には大活躍でしたが、
結局、日常に戻れば全く開くことなく
放置されていました・・・
スマホの容量も空いてスッキリです。
西 優里花
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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