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2023/09/17(日)
【山際恵美子】「クワイエット・ラグジュアリー」が今注目される理由
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FROM 山際恵美子
おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。
気がつけば、いわゆるブランド品を
買わなくなって久しい自分がいます。
ブランドロゴやデザインが
目立つアイテムは相変わらずの人気で、
一体誰がこんな値段で買うのだろうと思う
バッグなどが飛ぶように
売れているそうです。
一方でファストファッションの台頭で
リーズナブルで、
ある程度の質が担保される商品を
気軽に手に入れられる時代にもなりました。
ものすごく高いか、
びっくりするほど安いか。
ファッションはこの二極化が進んでいて
中間、つまり、
ちょっと頑張れば手に入る
良質なものというのを見つけるのが
なかなかに難しい。
そんな中、
2023年秋冬のトレンドを語る上で
はずすことのできない
新たな潮流が生まれました。
「クワイエット・ラグジュアリー」
と呼ばれる大きなトレンドです。
「クワイエット・ラグジュアリー」
つまり「静かな上質」を求める動きが
ここにきて活発になってきました。
キャッチーなブランドロゴや
派手なデザインをあえて排除した
ベーシックなアイテムながら
ひと目で上質だとわかる
「静かな」富裕層スタイル。
起爆剤になったのは、
今年3月、スキー中の事故をめぐって
訴訟を起こされた
女優のグウィネス・パルトローさん。
彼女の法廷でのこなれたファッションが
その証言と共に大きな話題になりました。
ソフトなグレーのスーツのジャケットを
肘までたくし上げ、インナーには
白のカシミヤセーターを。
ベーシックながら、
上質で美しい「静かな」ラグジュアリーを
醸し出していました。
ロゴで語らず、着る人の風情があって
始めて素敵に昇華するブランド。
ハイブランドの中でも、
この路線のものは
すでに多数存在しています。
一過性のトレンドではなく、
吟味して選んだ自分好みの
アイテムを長く着る。
そのことがいかに
自分のスタイルを作るかを
歳を重ねるにつれて痛感する昨今。
「クワイエット・ラグジュアリー」は
大人の女性こそ目指したい、
究極のキーワードに思えてなりません。
山際恵美子
PS
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◎編集後記
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彼女のスタイルは、
“法廷ファッション”として注目を浴び、
海外セレブも取り入れ始めているのだとか。
「分かる人には、分かる」アイテムを
サラッと着こなしている女性は、
かっこいいです。。
今年の秋冬は自分のできる範囲で、
クワイエット・ラグジュアリーを
取り入れていきたいです!(笑)
住田莉良
住田莉良
この記事の執筆者について
山際恵美子
ファッションディレクター
一般社団法人ウーマンメディア協会理事
東北大学卒業後、ロータリー財団奨学生としてフランス留学。帰国後『エル・ジャポン』創刊メンバーとして編集の道に入る。 ファッション雑誌「GINZA」元編集長。フランス語と英語を活かし、ミラノ&パリコレクションを10年以上最前線で取材。マークジェイコブスやシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドの単独インタビューなど独自のアプローチで注目を集める。 雑誌「エル・ジャポン」「クロワッサン」「GINZA]を経て 、書籍編集に移り、「断捨離」担当編集はじめ、ファッション、美容、医療、料理、ライフスタイルなど幅広い書籍を出版。 2016年マガジンハウスを退社後、ファッションアドバイス、執筆・編集、講演などで活躍中。
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