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2023/05/24(水)
【川畑のぶこ】Q.自分が本当に好きなものが分からない
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水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。
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Q.自分が本当に好きなものが分からない
断捨離をする度に、
人生が変化してきた体験がありますが、
最近、本当に好きなモノや服が
無い自分に気づきました。
高価なカバン、着物もありますが、
それも手入れが続くと思うと
面倒に感じてしまいます。
事務パートの仕事に必要で、
当たり障りの無い、
惜しくない服やカバン、靴ばかり。
好きな服は長年着ててくたびれてますが、
探しに行く時間、お金もそんなに無く、
手放す勇気がありません。
仕事選び、人間関係にも
共通した点があります。
自分の傲慢さも垣間見えて嫌です。
好きなものってどうやって
見つけていくのでしょう。
【はる・50代・女性・事務パート】
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A:FROM 川畑のぶこ
断捨離は
単にモノを減らすプロセスではなく、
ましてや、モノを持たないことを
目指すものでもありませんね。
ものごとを絞り込むことによって、
己の真のニーズを見極めていく
プロセスです。
ですので、「持つべき」でもなければ、
「持たないべき」でもありません。
いったい私は「何を持ちたいんだろう」。
引いては、
「人生にいったい何を携えて
生きていきたいんだろう。」
と、振り返り行動するプロセスです。
はるさんは、
モノを探しに行く時間やお金も
無いということですが、
対象をモノに限定せずに考えてみることも
大切かもしれません。
たとえば、時間の使い方も、
本来何かを「する」ことを減らせれば、
ゆとりが生まれるのに
「せねば」と思ってはいませんか?
スケジュール帳を開いて空白があると、
まるで棚にスペースがあると、
モノで埋めたくなるように、
空欄を埋めてはいませんか?
人間関係に本当はNOといいたいのに、
自動的にYESと言ってしまって
いませんか?
すると心のゆとりが無くなってきて、
エネルギーが枯渇し、
さまざまな物事の管理も
億劫になってしまうことでしょう。
時間に関しては、自分をもてなすのに、
スケジュール帳のマスをときに
空欄にしてみたり、
リラックスタイムとしてみては
いかがでしょうか?
また、人間関係も、
断っても差し支えのない行事や関係から
少しずつ断るようにしてみると
少しずつ心にゆとりが
出てくることでしょう。
くつろいだり、休んだりすることに
罪悪感を覚えるかもしれませんが、
そのようなときは、これは決して
相手を蔑ろにしているのではなく
自分を大切にする行為であることを
覚えておいてください。
人生の目的は幸福を体験すること。
私は幸せに値する人間であること。
ときに、得たいものを
得てよいとどうかはるさんが
ご自身に許可を与えてあげてください。
– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。
お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
間中亜衣
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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