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2023/04/28(金)
【小松易】片づけで会社が変わるのか?
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
私の20年来のテーマは、
「片づけ」です。
いつも私のメルマガをお読みいただいている
読者のみなさんにとっては、
改めて言う必要がないかもしれませんね。
私の最大の関心事は、果たして
「片づけで会社が変わるのか?」
という質問です。
相次ぐ物価高や賃上げなどで
特に中小企業の経営は
大変厳しいものになっているようです。
国は、中小企業の賃上げに向けた
さまざまな支援策を講じています。
「賃上げ」で最大250万円もらえる
小規模事業者向けの「国の補助金」制度も
あるようですので、
そういったものを活用して
国全体で賃金が上昇していくといいですね。
日本の企業の99%を中小企業が
占めるといわれていますが、
スッキリ・ラボでもこれまで
さまざまな中小企業の
片づけ支援を行ってきました。
勤務時間における
ムダな時間の代表格は
「探す時間」ではないでしょうか。
これまで行ってきた
研修・コンサルティングのデータによれば、
1時間につき4ー5分探している場合、
1日で約30分以上を探し物に
費やすことになります。
1日8時間勤務の場合で
年間に換算すると、
30分×22日×12カ月=132時間(16.5日)
ものロスになります。
その時間を削減し、
生産性の向上や効率化に繋げられることが、
片づけの一番のメリットといえるでしょう。
そもそも、探す時間がいかにムダか?
ということに
社員の意識が向いていないという
問題もあります。
何十分も、データや書類を
ゴソゴソと探し続けている
社員がいたとしても、
傍目には
普通に仕事をしているように見えて、
ムダが生じていることがわかりません。
本人も誰に指摘されるわけでもないので、
あまり気にしません。
そして社員以上に社長自身が、
目の前の課題をクリアするのに必死で、
つい整理・整頓や
リセットが後回しになってしまい、
根本的な問題解決法が見つからない
というケースが多いのです。
そこにズバッとメスを入れるのが
「片づけ」です。
整理・整頓の2Sから
小さな一歩を踏み出すことで、
社長はもちろん、
社員の仕事効率アップにつながります。
さらには、
片づけで生まれた時間で、
今までやろうと思っていて
なかなかできなかった
働き方のルールづくりや
商品・サービスの開発などへの
時間も持つことができます。
仕事に対する集中力や、
やる気の向上、社内全体の
士気向上や良い雰囲気づくりにも
つながるのです。
生産性の向上が叫ばれる今だからこそ
まずは「片づけ」で無駄な時間をなくす。
さて、
「片づけで会社が変わるのか?」
という冒頭の質問に対して、
片づけで働く人が変わり、
そして会社も変わる。
私はいつも、そう信じています。
あなたはどう思いますか?
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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年間132時間もの時間を
生み出す可能性があると思うと、
やらない手はないですよね…!
私の場合でいうと、
普段はPCで仕事をすることが
ほとんどなので、
早速今日は、
デスクトップやフォルダの中を
整理して使いやすい
環境にととのえていこうと思います^^
住田莉良
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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