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2023/04/17(月)

【やましたひでこ】モノの溜め込みが引き起こす悪影響

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

4月17日、月曜日。
<旧暦閏如月二十七日>

四月も半ば。

咲き誇っていた桜も今はなく、
いつも歩く道の街路樹は
緑の濃淡だけに戻っていて。

桜の木の存在も
他の木々たちに紛れている。

季節の移ろいの早さには、
戸惑うばかり。

それでも、
だんだん暖かさが増してくるとともに、
空気感も自由度が高まってきているよう。

厚いコートを脱ぎ捨てた後に
羽織っていた薄手のコートも
必要なくなってきますね。

纏う<まとう>衣服が軽やかになった分、
心も軽くなるというものです。

このところ、
ジーンズに合わせたお気に入りの
長袖のシャツブラウス、
その袖をまくりあげて過ごす日々が
続いている私。

フォーマルからもソーシャルからも
離れたカジュアルな日常のいでたち。

そんな何気ないことに、
素の自分を取り戻せる要素が
潜んでいるのですね。

ところが、その逆。

街には、
同じような黒のスーツを着て歩く
若い人たちのグループが目立ちます。

ひとめで新入社員とわかる服装、
きっと社員研修の最中なのでしょうね。

社会にデビューする時に
最初に受ける洗礼が没個性の黒のスーツ。

もちろん、
初々しさもあって微笑ましくもあるのだけど、

「どうか、
 一様な黒色に埋もれることなく
 自由闊達な自分自身を表現して!」

と、エールを余計な
お世話ながら送りたくなる。

そう、
そんな黒のスーツとは
まったく無縁で生きてきた私は、
いったい彼らがどんな気持ちで
黒のスーツを纏っているのか、
少しばかり気になってしまうのです。

そんなふうに考えると、
私たちがいったい何を
日々纏っているかに
思いを巡らしたくもなってきませんか。

服装もさることながら、
見えない領域でのそれ。

一番身近な「見えない」それは、
自分の住まいの雰囲気なのですね。

居住空間に漂う雰囲気、
すなわち空気感であり、
居心地でもあって。

その居心地が、
もしも窮屈であるにもかかわらず、
脱ぐこともなく、ずっと、ずっと、
身に纏い続けているとしたら。

その影響は計り知れないですね。

かの黒いスーツの若者の群れも、
それぞれ家に戻れば
Tシャツ姿になっていることでしょう。

それから、住まいの雰囲気を纏い、
その空気感に身を委ねていくのです。

そうやって、
自分を労(ねぎら)い癒し励まして、
明日はまた社会人一年生の姿となるのです。

ならば、今の自分の住まいが、

労い空間
癒し空間
励まし空間

という断捨離の視点をもって
意識的に見直していくことの重要性は、
どんなに強調しても
しすぎることはないでしょう。

有難うございます。

断捨離とは空間の調律!

住まいはあなたの人生舞台、
どうか美しい調べに満ちた
空間でありますように。

やましたひでこ

ブログ:https://ameblo.jp/danshariblog/
Instagram ID:danshari.hideko

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◎編集後記
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スーツを着て歩いている方達を
よく見かけるようになりました。

その姿を見る度に、
社会人一年目の時に抱いていた
心境を思い出して、
懐かしい気持ちになります。

初心を忘れずに、
今日1日も頑張っていきたいです!

住田莉良

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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