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2023/02/22(水)
【川畑のぶこ】Q.元夫への執着を断ち切りたいです
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水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。
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Q.元夫への執着を断ち切りたいです
元夫への執着心に悩んでいます。
夫とは昨年8月に離婚しました。
原因は7年前、
夫がクリニックを開業する時に就職した、
当時45才バツイチ子持ち女性と
不倫関係になったからです。
夫は自由にしてくれと
家を出て行き別居し7年が経ち、
子どもが成人し協議離婚に応じました。
離婚して夫は他人と分かっていても、
心の中ではいつも夫と女性が結婚するのか
気になり不安でいっぱいです。
看護師として働いていて、趣味もあります。
早く夫への執着を断ち切り忘れたいです。
アドバイスをお願いいたします。
【ニャン子・50代・女性】
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A:FROM 川畑のぶこ
夫の不貞による裏切りは、
ニャン子さんの心を
深く傷つけたことと思います。
7年間とてもおつらい日々を過ごされた結果、
協議離婚に応じられたのですね。
夫の行動は
正当化できるものではありませんし、
ニャン子さんも納得のいかないまま
時が過ぎる中、なんとか心の折り合いを
つけようと努力されてきたことと思います。
また、その間、女手一つで
お子さんを成人するまで
育てられたのですね。
とても立派なことと思います。
お子さんはしっかりニャン子さんの
背中を見て育っていると思いますし、
後に深く感謝するときが
来ることと思います。
試練も多かった分、
報いもあるのが子育てでしょうね。
大変な中にも、
ニャン子さんが看護師として
精力的にエネルギーを注ぐ
職場があることや趣味もあることは
素晴らしいことですね。
とくに、仲間との絆は
どうか大切にされてください。
私たちが誰かに執着するときは、
その対象以外に信頼して
心を開ける場がないか
少ないことが考えられます。
すなわち、
依存心の問題があるかもしれません。
「あの人がいなくなってしまったら、
私はいったい誰を頼ればよいのか?」と。
人とのつながりや
和の中にいる人というのは、
困難があっても回復力が早いのですが、
それは、
「助けは常にある」
「そしてどこにでも必ずある」
という深い信頼感が育まれています。
もちろん、
自分の望む相手が
私を理想的に支える人であったに
越したことはないのですが、
人生はままならないもので、
そう約束したのに破られることは
多々あります。
そもそも、
約束は破られる可能性があるからこそ
存在するものですから。
ニャン子さんも、
頼れる相手はピンポイントで
自分が望んでいた対象(=夫)
ではなかったけれど、
基本的にさまざまなかたちで
助けはあるということを
体験することができたら、
一人の対象への執着心は
薄れていくことと思います。
また、
「もう二度と幸せになれない」とか
「私を愛してくれる人はいない」などという
思いも執着心の湧く理由となるかと
思います。
そうであれば、
またこれまでとは違ったかたちで、
ここから新しい幸せな体験を
重ねていくことはできるし、
新たな対象と愛を育むこともできる
ということも覚えておいてください。
ニャン子さんは愛に値する存在ですから。
人生はどこからでもスタートできます。
大変なことが起きているときというのは、
自分の器がさらに大きくなる時でも
あります。
まさに、大きな変化のときです。
ニャン子さんの魂の器は
もしかしたらニャン子さんが
思うより大きいので、
人生が相当のチャレンジを
与えているのかもしれません。
そうであれば、なにより、
そんな大きな器の自分を
信頼してあげてください。
ただし、
一人で頑張らろうとせずに、
ときには素直に周囲に
助けを求めてみてください。
頑張りが効いてしまう人には、
それも大きなチャレンジですね。
とりわけ人生で困難に直面しているときは、
甘えてみることも大事です。
弱みを見せてはいけないと
思うかもしれませんが、
人は弱いところを見せられる人には
親しみを抱くものです。
自分の弱さを見せられる人に対しては、
人々は警戒心を捨てやすくなりますし、
助けの手を差し伸べたくもなります。
ニャン子さんも誰かの力になりたくて、
今のお仕事をされているかと思います。
同じ心を周囲の人の中にも見出して、
相手にお手柄を与えてあげてください。
すると、
人っていいなと思えるようになります。
決して一人ではないと。
無いものに意識を向けるのではなく、今、
ニャン子さんの周りにある絆や
つながりにより意識を向けて、
どうか感謝の念をもって
関わってみてください。
やがて執着が薄れてきて、
いつか懐かしいと思える日が
かならず来ますから。
– 川畑のぶこ
P.S.
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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?
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ラクになることもあります。
お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
間中亜衣
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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