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2022/11/30(水)

【川畑のぶこ】Q.自分の子育てに不安を感じます…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.自分の子育てに不安を感じます…

子育ての仕方が時々凄く不安になります。

特に下の子(5歳)は一時保育園に行かない!
と言って数ヶ月、行ったり行かなかったり、
最後の方はお姉ちゃんの夏休みとも重なり
ほぼ休む、という日々が続きました。

仕事はしていたので、休みをもらったり、
自分の親になんとか来てもらって、昼から
出たり…と、かなりしんどい思いをしました。

保育園が凄く嫌、という訳ではなく、
家で居るのが楽だからといった雰囲気で、
最後はこのままではいけない!と思い、
夫に手伝ってもらって、泣きつつ、暴れつつ、
連れて行きました。

それを2日程すると
それがよほど嫌だったのか、何とか
私とだけでも行ってくれるようになり、
今は何とか通っています。

もともと場所見知り、人見知りなタイプで、
ママっ子だったのですが、今も何かあると
すぐに母ちゃん、母ちゃんでべったりです。

下の子は下の子なりに頑張っている、
と思っているのですが、毎週休みの度に
オモチャを欲しがったり(買ってしまう時が
多いです…そうしないと週明け保育園に
行かない雰囲気もあり…)実はまだおっぱいを
飲んでいたりもします…

今日も近くでマルシェをしていたので、
行ったのですが、結局私から離れず、
特に興味がある物が無かったのも
分かるのですが、すぐに帰る、暇だ、
オモチャを買うとゴネて、お姉ちゃんは
まだ遊びたいのに、どうにも居づらくなり、
結局帰ってきました…

そしてその時お姉ちゃんの友達のご家族たち
も集まって行動していたりしたのですが、
そこにあまり入りきれない自分にも
やっぱりがっかりしましたし、下の子が
その場に馴染めない感じも、やっぱり
私がダメだからだ、育て方、接し方が
良くないからだ…と強く感じてしまって、
何も楽しくなくなってしまいます。

自分自身も小さな頃からコンプレックスが
強く、今は少しはマシになってるのか?と
思いつつも、人と打ち解けるのは苦手です…
高校から新しく親しくなれた人も居ません…

そんな自分だから子供が私の良い、と
思っている行動からあまりにも外れたり、
不安にかられると、私がダメだからだ!
このままじゃ子供たちも寂しい思いをする!
という気持ちに駆られて、
イライラしてしまったりします…

私なりに色々頑張っているつもり
ではあるのですが、いかんせん、
他の人は簡単に仲良くなっているような、
繋がっているように感じると、今更
私が頑張った所で、やっぱりダメなんだ…
という気持ちになってしまいます…

いったいどうしたらもっと楽しく、
気持ちよく過ごせるのでしょうか?

夫婦の仲は悪くないと思うのですが、
外部との接し方が怖くなり、それが
子供たちに悪影響を及ぼしていくのでは、
と思ってイライラしたり、
不安に駆られる自分が嫌になります…

【なみだ・30代・女性・パート】

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A:FROM 川畑のぶこ

なみださんの、それこそ、なみだながらの
努力がよく伝わってくるご相談です。

子育てはエネルギーを消耗するものですが、
こどもが始終母親にべったりだと、
母親も自分自身の時間や休む暇がとれず、
ゆとりのなさからイライラしてしまうのも
当然かと思います。

なみださんは、娘さんの好ましくないと
思われる行動は、すべて自分の責任と
考えてしまう傾向がおありなのですね。

ご自身も人と馴染めないという課題を持って
いるので、それを娘さんに投影してしまい、
辛く感じてしまっているのでしょうね。

そのようなとき、まわりの人はみんなうまく
行っているように見えてしまうかもしれませ
んが、実は、その人たちはその人たちなりに、
なみださんとはまた別な側面で課題をもって
いたりもしますから、そのような想像力を
働かせてみてください。

また、ご自身が持っていない
相手の良い部分は過大評価し、
相手が持っていないご自身の良い部分は
過小評価してしまっているところが
あるかもしれませんから、そのあたりに
注意してみると良いと思います。

私たちはみな一人ひとり個性があります。

よって、子育ても子どもの数だけ
正解があります。

長女は手がかからなくて良い子と
思われるかもしれませんが、それも
長女さんの個性でしょう。

一定の育て方をすれば、みんなが
長女さんのようになるわけではありません。

次女さんは長女さんと比べて
手がかかる個性かもしれませんが、
5歳までさほど自身を抑圧することなく、
どっぷり母親に甘えることができたおかげで
自分は自分でよい、愛に値する人間だと、
肌感覚で感じられるようになり、
将来人を信頼できるように
なるかもしれませんよ。

かくいう私も、
子どもの頃は母親にべったりの泣き虫で、
人見知り、場所見知りでした。

幼稚園大っきらいで、
火事にならないかなって
いつも思っていましたし、
毎日休みたかったですね。

それくらい家と母が好きでした。

よく私の世話をしてくれた叔母は、
私の母センサーの強度は異常で、
少しでも母が家を留守にすると
髪の毛を引っ張りながらキーキー
泣き叫んでいたらしく、
「悪魔の子みたいだった」
と笑ってよく話します。
私もそれを笑って聞いていますよ。

子育ては、人生の長いスパンで見ないと
結果は分かりませんし、人生の満足度は
親を含む第三者が評価できるものではなく、
お子さん本人にしか分かりません。

なので、母親が
「ダメ母だからダメ次女なのだ」
などと勝手に決めず、
個性を慈しんであげてください。

いつか笑って今を思い出すことが
くるかもしれないと。

ただし、そんな中にも、どうかご自身の
時間は定期的にとってくださいね。

なみださんは、人と交流するのが苦手な
ご自身を責めているようですが、
基本的なニーズとして、一人でいる時間が
大切なのかもしれません。

それは決して悪いことではありませんし、
尊重されるべき大切な個性です。

苦手を克服しようとするまえに、
ご自身の個性を受け入れ認めて、
どっぷり自分の時間を取ってあげると、
心のエネルギーが充電されて、人との交流も
さほど苦痛を感じることなく
できるようになるかもしれません。

なみださんにはなみださんの、
長女さんには長女さんの、
次女さんには次女さんの
唯一無二の素敵な個性があることを
どうか受け入れて、好奇心をもって、
なみださんにしかできない子育てを
開発してみてください。

応援しています!

– 川畑のぶこ

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講師:川畑のぶこ 心理療法家
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※こちらはNPO法人サイモントン療法協会様の主催です

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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