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2022/07/15(金)

【小松易】「うっかりミス」を防ぐ最も効果的な方法

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。

かたづけ士の小松易です。

「大量の個人情報が入った
USBメモリを紛失してしまった」

「給付金を、誤って違う金額で
 振り込んでしまった」

人為的ミスが重大事件につながるケースが
後を絶ちません。

どうすれば、このような「うっかりミス」を
防ぐことができるのでしょうか?

私は、そのひとつに「片づけ」があると
思っています。

あなたは職場や身の回りで、
こんな人を見かけたことはありませんか?

「しょっちゅうモノを探している」
「モノをすぐに紛失してしまう」
「すでに持っているモノをまた買ってしまう」

これらは全て、ある危険な兆候の前触れ。

実は、こんな社員が多い会社には
共通点があるんです。

それは、

・ミスが多い
・レスポンスが遅い
・対応が悪い

ということ。

放っておくと、重大なクレームや
事故につながりかねません。

そして1度大きな問題が発生してしまうと、
大切な経営資源がそのリカバリーにとられ、
多大な損失を生じることになります。

その根本原因の1つには、
「片づけができていない」
ということが挙げられます。

それを、身をもって体験した
エピソードがあります。

大学卒業後、建設会社に入社した私が
最初に配属されたのは
大きなショッピングセンターの
建設現場でした。

常時数百人の作業員が出入りする
とても大きな現場でした。

そこの事務グループを束ねていたのが
当時の上司である、ちょっと強面の事務長。

ある日のこと、仕事を終えて
事務所を出ようとしたところ、
その事務長に「ちょっと待て」と
呼び止められます。

「うちの現場では帰るときは、
 机の上に何も置かないのがルールだ。」

確かに、電卓とスケジュール帳を
机の上に置いたままにしていました。

「でもこのほうが、
 明日すぐに仕事を始められるのに」
と思いつつ、
他の社員のデスクを見ると、
どの机も見事に何も載っていない
綺麗な状態だということに気づきました。

その現場では万事こういった調子で、
掃除や整理・整頓が隅々まで行き届き、
男性の多い建設現場では珍しく
トイレも驚くほど清潔でした。

その現場の最高責任者である作業所長や
事務長の元で働くスタッフたちは
ミスが少なく、工期に遅れもなく、
「利益率の高い優秀な現場」
として後に表彰までされました。

一方でこんな経験もありました。

建設会社では、
現場がうまくいっているかどうかを
チェックするために、
本社の監査が入る仕組みがありました。

そして本番の監査が入る前に、
現場を訪れ改善点があれば指摘をする
「事前監査」の仕事を任されました。

建築部長と共に、
ある現場を訪れたときのことです。

会議室に通され、現場責任者から
あらかじめ用意された書類が手渡されました。

早速書類をめくり始めたところ、
建築部長は書類には目を通そうとせずに
タバコをふかしています。

しばらくして、現場責任者が
席を外したとたん建築部長はこう言いました。

「カレンダーが前の月のままだ。」

私は衝撃を受けました。

書類をチェックするまでもなく、
この建築部長には
すべてお見通しだったのです。

この現場がいかに余裕がなく、
うまく回っていないかということを。

実際、赤字を出すような現場ほど、
廊下にダンボールが出しっぱなしだったり、
整理・整頓がされていないケースが
よくありました。

これらの経験を通して、
「片づけ」が全ての物事の土台であることを
知りました。

それが、現在の「かたづけ士」の
原点にもなっています。

今では片づけの指導をする立場に
いるわけですが、オフィスでまず
チェックするポイントが4つあります。

・社員のパソコンのデスクトップに
  アイコンがどのくらい並んでいるか?
 (使い方にもよりますが、
  4列以上並んでいたら、要チェック!)

・外出している社員のデスクが
 ちゃんと片づいているか?

・リーダーのデスクがどんな状況か?

・床にモノが置きっぱなしに
 なっていないか?

これらがちゃんとできていない
オフィスは要注意。

今はなんとかそれで回っていても、
ゆくゆく重大なミスやクレームを
引き起こす可能性があります。

「余裕がないから片づけは後回し」
ではなく、
「余裕を生み出すためにまず片づけ」
が重要です。

忙しいときほど、
こまめにぜひ整理・整頓を。

いつもあなたを応援しています!

小松易

★「デジタルデータ」片づいていますか?

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ここは、あなたのデータ片づけのクセが
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必要なファイルがすぐに見つからない。
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◎編集後記
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私も以前は
サービス業で働いていたため、
この違いはとても感じていました。

片づいている店舗は、
スタッフもごぎげんで
テキパキと動いているのに比べ、

片づいていない店舗は、
いつもみんなピリついていて、
全体的に接客もあまり
良くなかったように思います。

もし今あなたが、
家事でも仕事でも
イライラしてしまっているなら、
まずは、片づけを優先して
取り組んでみてくださいね^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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