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2022/02/11(金)

【小松易】片づけが成功しやすい“始めどき”

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。

かたづけ士の小松易です。

帝国データバンクの発表によると、
2021年(1-6月)は企業の
「脱・首都圏」が過去最多ペースと
なったそうです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、
本社など主要拠点を
地方に移転・分散する動きが進んでいます。

有名なところだと、
本社を淡路島に移転した
パソナグループの他、
日本ミシュランタイヤ、
ジャパネットホールディングス、
KADOKAWAグループなど。

本社を完全に移転するのではなく、
東京と地方、複数拠点に
本社機能を持つ企業も増えてきています。

「企業の移転」には
膨大な準備と労力が必要です。

弊社でもこれまで何度か、
オフィスの引っ越しのお手伝いを
させていただいたことがあります。

今回ご紹介するのは、
大手建設技術のコンサル会社の事例です。

お問い合わせくださったのは、
この会社の「引越し担当チーム」。

オフィスの建て替えのための
一時的な引越しを機会に
各自、本当に必要なモノだけを
残して荷物を整理し、
スッキリ身軽に移動しよう!
というのが狙いでした。

目標は「新しくなったオフィスに
戻ってくることを想定し
それぞれ持ち物を“3割”は減らす」こと。

コンサルティングを担っている会社だけあり、
片づけに関する綿密な計画書まで用意され、
引越しプロジェクトは一見、
完璧かと思われたのですが…。

「引越しだけで大変なのに、
そのうえ片づけなんて!」というムードで
片づけに対するモチベーションは、
かなり低い状態でした。

そこで“プロの教え”で、
社員のモチベーションを上げてもらいたい!と
「引越し担当チーム」の期待を
背負って行われた、片づけ研修。

ホールには100人近い社員が集まりました。

当初、引越し担当チームが作った
綿密な計画書に沿って
理論的に片づけ方法を伝授する、
“システマティックな研修”の方が
ここの社風に合っているのかも?
と迷いました。

しかし、引越しのための
「一時的な片づけ」ではなく
今後もオフィスをキレイに保つ、
「習慣としての片づけ」を
知ってもらうために、
あえていつも通りに
片づけクイズなどを交えた
“スッキリ・ラボ流の研修”をスタート。

クイズなんかには乗ってくれないかな?
とおそるおそる出題してみると
意外にも(?)ツボにハマり、
あちこちで笑い声が。

社員達が持っていた
「片づけ研修」のイメージを
いい意味で裏切る内容が功を奏したようで、
2時間にわたるセミナーは、
おおいに盛り上がり、無事終了!

最後に、こう問いかけてみました。

「みなさん、本当は
 片づけたいと思っていますよね?」

すると、大きくうなずく大勢の社員。

今回は2時間の研修の後、
そのまま片づけタイムをとり
モチベーションが最も高まっている状態で
スタートを切ることができました。

このように、企業の場合
「片づけそのもの」よりも
「始めること」に手を焼くケースが
多いようです。

原因は、多くの社員は
「片づけない」のではなく
忙しくて「片づけられない」
という状態になっているから。

そこで重要なのが、
片づけを促すタイミングです。

最適なのは年度初め(4月)、
年末(12月)、年度終わり(3月)。

そして今回のような
「引越し」「移転」などの機会が
成功しやすい「始めどき」です。

今回の事例では、片づけに最適な
「引越し」というタイミングに、
プロによるコンサルティングを受けたことが
成功の大きな決め手となりました。

後日、「引越し担当チーム」からの
報告によれば、目標通り
荷物をスッキリと減らし、
無事に引越しの日を
迎えることができたのだそう。

それだけでなく“移転後に
改めてもう一度!”と、
「片づけセミナー第2弾」の
ご要望もいただきました。

次にやってくる、
片づけに最適なタイミングは「年度末」。

いつも忙しくてなかなか、片づけまで手が回らない
という方は、年度末のスケジュールに
あらかじめ「片づけデイ」を
入れてしまうというのも手かもしれません。

いつもあなたを応援しています!

小松易

★【しごとの原点は、父】
これまであまり話さなかった父のことや
「スッキリ・ラボ」誕生秘話など、
3枚の写真で、この16年間を振り返りました。
ちょっと長めの動画ですので、
ご興味ある個所だけでも
ご覧いただければうれしいです。

JCO版私の履歴書【お正月特番】
038 スッキリ・ラボ 小松 易
https://www.youtube.com/watch?v=sEL5NmZfeBw&t=14s

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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すぐに始めるべきことも
どうしても気持ちが乗らないこと
ってありますよね。

そんな時は、節目を活用して
気持ちにスイッチを入れるのも
良いのかもしれません。

片づけはもちろん、もしなかなか
始められていないことがあるのなら、
ぜひ一度、「始めどき」を
意識してみてはいかがでしょうか^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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