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2021/09/15(水)
【川畑のぶこ】お姫様への憧れ
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
今日は、みなさまからのご相談をお休みし、
川畑のぶこの所感をお伝えします。
* * * * *
毎年ハロウィンが近づくと、今年の息子は
何の衣装をリクエストするかな?なんて
楽しみがあります。
去年もそしておそらく今年も、コロナで
ハロウィンイベントは無いので、
コスチュームはお預けですが、過去には
ピーターパン、グラジエーター、
ダースベーダー、消防士、ドラキュラ、
スケルトン、ゾンビなど、年を経るごとに
だんだんおどろおどろしくなってきて
いるのはいったいどんな心理からか…
本人は「驚かせたい!面白い!」というので、
私も調子にのって目の下のクマや血糊メイク
などをしていたら、イベント主催者から
血糊禁止のお触れが出たりして(^_^;)
一方で、周囲の女子たちはどうかというと…
例外もあれど、ほぼ…プリンセス一択!?
無論、下位項目としての白雪姫だの
オーロラ姫だのジャスミンだのの区別は
あれど、基本みんなひらひらフリフリです。
間違っても血糊ゾンビはいません。
本当に、みんな可愛いいこと。
そう、子どもの頃は私も、例にもれず
お姫様に憧れていました!
忘れもしない5歳の幼稚園でのお遊戯会。
ペールピンクかペールブルーのチュールの
ひらひらドレスを着て、頭には花輪、
そして銀の横笛を吹く、儚げな
「雪の妖精の踊り子♡」に立候補したのに…
「のぶこちゃんは背が高いからこっちね」と、
まさかの茶畑の農婦に任命され、かすりの
着物に三角巾と前掛けで、竹籠でドジョウ
すくいみたいな踊りをさせられたのは…
幼心にトラウマでした。
私はお姫様に値しないのだ!と…
同時に、その頃からお姫様への執着心も
強くなったように思います。
時が過ぎて、社会人にもなれば、そんな
おとぎ話もすっかり忘れて、現実と向き合い、
自立してたくましく前進!
のはずなのですが、刷り込みとは恐ろしく、
どこかで…
いつか素敵な異性が現れて…
万難から私を救い出し…
以降、幸せに(らくちんに)暮らしたとさ♪
ちゃんちゃん♪
のストーリーが青写真になっています。
世界を舞台に活躍したいから留学までしたの
に、無意識のゴールは、それはそれでいいん
だけれど、それもステップに素敵な出会いを
無意識が欲している。
そして、周囲にもそんな女友達が結構
いたりして。
一度目の結婚では、なんだか人生の
ゴール達成!の気になっていたのだから
怖ろしいです。
結婚とはあくまでも
マイルストーンであって、ゴールではなく、
そこから旅が始まるのですが。
そしてその認識が甘いので
振り出しに戻るのですが。
ゴールなんだから、
「もう(幸せが)すべて整っていて当然」
という意識が働いていましたね。
で、だれがその「整う」責任を
担っているのか?というと、当然私ではなく、
素敵な王子様です。
いわゆるシンデレラ・コンプレックスです。
パートナーが私のニーズを満たして
幸せにしてくれるはず。
なので、自らを愛し、大切にし、人生を
切り開くという大事だけど面倒くさい仕事を
放棄して、相手任せにしてしまう。
私のニーズなんて、私にはわからない
のだから、あなたがそれに気づき
満たしてくださいな、と言わんばかりの
無自覚な姿勢がありました。
真の自立とは、己のニーズをきちんと
把握しており、それを基本的に
自分で満たせていること。
そして真のパートナーシップとは、自分と
同じ用に、相手には相手のニーズがあり、
それを相手が自ら満たせることを
サポートをする、相手への理解と尊重が
あって成り立つもの。
これに気づくのに結構時間がかかりました。
いまだに行きつ戻りつしていますが、大きな
違いは、そんな「やっちまっている」自分に
きちんと気づいていること。
気づいたら気づいたで、大きな人生の仕事に
取り組まなければならないので、それなりに
しんどいですが。
それでも、相手への多大な期待や執着が手放
せると心はとても軽やかで穏やかになります。
そして、間違いなく幸福度は王子様を
求め依存しようとしていた頃よりも
高くなっています。
近年は、プリンセス物語にも王子様に助けて
もらうヒロインばかりではなく、エルサのような
自立したプリンセスも登場するように
なっているのは頼もしいです。
そして、女子のコスチュームの中に、
スパイダーマンを見つけたときは
「おー!いいねぇ!」と頼もしくも嬉しくも
思いました。
基本的にお互いに自分の足で立ちながら、
愛ある関係性を育むことができたら、きっと、
「めでたしめでたし」なエンディングが訪れ
るのでしょうね。
依存と自立のバランス、
みなさんはどんな感じでしょうか?
– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?
一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。
お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
間中亜衣
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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