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2021/06/25(金)

【小松易】あなたは「具体化」できていますか?

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

ビジネスにおいては、物事を
「抽象化→具体化」するスキルが必要とされます。

抽象化とは、目の前にある具体的な情報を見て、
その事実から言えることは何か?
そこに気づきはないか?
他に応用可能な法則はないか?
を思考することをいいます。

そして、その気づきをもとに、
新しい商品やサービスとして
また「具体化」していくわけです。

たとえば「タピオカティーが流行っている」
という事実を、抽象化してとらえることができる人は

「今の若い女性たちは健康志向が高いため
お茶とスイーツの掛け合わせというのが刺さった。
次にヒットを狙うとしたら、キーワードは健康だな」
というふうな発想ができるのです。

逆に、抽象化が苦手な人は
「そんなにタピオカが流行ってるんなら
タピオカを使った別の商品を作ろう」などという
見当違いの方向に走ってしまいます。

アイデアマン、ヒットメーカーと呼ばれる人たちは
例外なくこの「抽象化、具体化」のスキルが
高い人たちです。

片づけにおいても「抽象化」と「具体化」は
どちらも必要なスキルです。

「具体化」が苦手なために
片づけがうまくいかなかった
事例をご紹介します。

私が主宰している「かたづけ研究会(以下かたラボ)」
にAさん(女性)という、とても明るい性格で
ムードメーカー的存在の人がいました。

片づけへのやる気も人一倍ありました。

ところが、Aさんは毎回課題の
結果発表で決まっていう一言が
「今回もほとんどできませんでした~」というもの。

やる気があっても片づけがうまく行かない、
なにかが空回りしている、そんな感じでした。

そこであるとき、すこし時間をかけて
彼女に話を聞くと、
ひとつの決まった思考パターンが
あることを発見できました。

それは、“曖昧にしておく”
という思考のクセでした。

「とにかく意識して、
 具体的に行動してみることです。
 具体的に動くために
 “具体的な計画”を作ってみてください」

私はそうAさんにアドバイスしました。
 
するとAさんは、
1カ月の具体的な片づけ場所を「玄関」と定め、
対象物は「靴」だけに絞り込みました。

さらに、片づけの最初に
「今ある靴の数」を数え、
それを「整理(減らす)」ことだけを
徹底的にやると決め、
計画表を作りました。

次の日から、毎日かたラボのメーリングリストに
Aさんから具体的な行動と具体的な成果の報告が
届くようになりました。

翌月のかたラボで、Aさんの結果発表が、
素晴らしかったのは言うまでもありません。

そこに「具体的さ」があったからです。

相田みつをさんの言葉を紹介します。

「とにかく具体的に動いてごらん
具体的に動けば具体的な答が出るから」

片づけの書籍を読んだり、動画を見たりして
「よし、片づけを頑張るぞ!!」と思っても、
なかなか行動できない人は
「具体化」がうまくいっていない可能性があります。

「片づけで家の中をスッキリさせたい」

「では、具体化にどうアクションする?」
を必ず考えてください。

このとき、Aさんのように
「まずは玄関の靴だけ」とハードルを低くすると
挫折しにくくなっておすすめです。

もうひとつ!
「片づける」という言葉は
実は抽象度の高い言葉であることを
意識して使ってくださいね。

いつもあなたを応援しています!

小松易

★片づけのスイッチを入れるツールとして
ぜひYouTube「かたづけやっちゃんねる」
もたまにはご活用くださいね。
https://tinyurl.com/4mm4ttyw

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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確かに仕事でも片づけでも、
漠然とした考えの時は、本当にできるのか
不安になってしまいますが、
具体的にどうするのかがイメージできていると、
自信を持って取り組めますよね。

ぜひ、今日から、
具体的なアクションプランを作って
片づけに取り組んでみてくださいね^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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