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2020/08/07(金)

【小松易】あなたの部屋は”何対何”?

カテゴリー:.新着情報, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

Go To トラベルキャンペーンが
開始になったと思ったら、
東京が除外されたり、
沖縄で緊急事態宣言が出されたりと
混乱が続いています。

そんな中、都内のホテルでは
独自の「都民割キャンペーン」を実施したり、
「デイユースプラン」や「テレワーク応援プラン」を
打ち出したりするなど、
様々な企業努力をされています。

この機会に、ホテルの部屋にこもって、
1日中じっくり読書に集中する、
なんて過ごし方も贅沢かもしれませんね。

以前、ホテル業を営む会社で
研修をさせていただく機会がありました。

ホテルというのは、
見える部分だけではなく
お客様から見えないバックヤードの
「片づけ」にも非常に気を遣っている
ということがよくわかりました。

今回はそのときのエピソードを
ご紹介いたします。

その日の研修のメインテーマは「整頓」でした。

整頓とは、
「使いやすい状態にすること」

さて、ここで読者のみなさんへ質問です。

「整頓の目的」って、
何だと思いますか?

整頓の目的は主に2つあります。

1つは
「機能性を高めること」

モノの出し入れをしやすくするということ
必要な時にすぐにモノが取り出せて、
使い終わったときにすぐにしまえる。

そのことをいかに「速く、正確に」
できるようにするか。

2つ目は、
「美観を高めること」

文字通り、見映えや美しさを高めて、
気持ちよくその場を使えること。

そして、なにより場の美観が高まることは
「散らかせない、汚せない」
さらに「よりきちんと使おう」という
雰囲気が立ち込めてくるという効果が期待できます。

ウィンドウショッピングをしていて
お店の陳列棚に商品がピシッと並んでいたら
元に戻すときも、気を遣いますよね。

そんな話を一通りして、
まとめに入ろうとしたところ、
突然、そのホテルの支配人が
スタッフに向ってこう言い始めました。

お客様から見えないバックヤードは
「機能性重視」でお願いします。

反対に、
お客様から見える共有スペースは
「美観重視」でお願いします。

とても良いフォローをいただき
支配人に感謝をしつつ、
私がさらにこう付けたしました。

「機能性」と「美観」の関係は、
公園にあるシーソーのようなものです。

2つを足して「10」だとすると
その場所に応じて、
それぞれいくつになるのか
考えることが必要です。

さきほどのバックヤードは
機能性と美観で
「10」対「0」なのか、
共有スペースは反対に
「0」対「10」なのか。

するとまた支配人が

バックヤードは
「5」対「5」

お客様から見える場所は
「2」対「8」
でお願いします。

と、的確に結論付けてくれました。

整頓というものを
2つの目的からさかのぼって考えると
自分の部屋はなにを大切にすべきかが
見えてくるかもしれません。

「機能性」と「美観」

あなたの部屋は現在、
何対何になってますか?

そして、理想のバランスは?

ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか?

いつもあなたを応援しています!

小松易

★YouTube、始めました!
お蔭様で3週間で850名超のチャンネル登録を
いただきました。ありがとうございます。

『かたづけ士 小松やすし の かたづけ やっちゃんねる』
第5回動画「効率アップしなきゃ」という
思い込みを手放す「おしまい」の片づけ

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

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◎編集後記
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私の部屋の
「機能性」と「美観」のバランスは
「4」対「6」くらいですかね!

ホテルと同じく「2」対「8」くらい
美観にこだわるのが理想ですが、
ボックスティッシュやストックのお水など
どうしても生活感が出てしまっていますね(^^;

ぜひ、あなたも部屋を見渡して
考えてみてください♪

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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