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2020/03/03(火)

【川畑のぶこ】Q.4歳娘の育児に悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

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Q.4歳娘の育児に悩んでいます

4歳の娘がいます(長女4歳、長男1歳)。

とてもかわいく思っておりイライラしたり
大変なことはありますが人並み以上に
育児を苦痛に思っているわけではありません。

なので普通の範囲だとは思いますが
厳しく叱ることもあります。

例えば共働きで遅くなりがちなので、
帰宅後夕食からお風呂を早く
済ませたいのになかなか食べないのです。

じゃあもう食べなくて良いと言うと
「食べる!」と号泣するので
「だったら早く食べなさい!!」と
キツく怒鳴ってしまったり…。

そういう時に必ず
「ママがいい!ママがいい!」
と叫び泣きます。

また、頑張ると言っていたのに
頑張れなかったりした時はいつも以上に
「ママが1番大好き」と言ってきます。

その度に「ママもだよ」と抱きしめていますが
「叱られるような悪い子はママに嫌われる」とか、
「期待に応えられなかった子はママに嫌われる」
と思っているのでしょうか?

「どんな(長女)でもいつでも
ママは(長女)が大好きだよ」等とも
言ってみましたが特に変わりはありません。

弟の事はひくほど可愛がっていて
大好きなようですが、
弟より自分が好きか聞いてきたり、

「どっちも1番大好きだよ」と言うと
「じゃあ(姉)が1番で(弟)は
2番にしたら良いじゃん!」と言うので
「どっちも1番でも良いんだよ」としか言えません。

やはり私の愛情を足りないと
感じでいるのでしょうか?

下の子はまだ1歳でおっぱいを離さないので
手がかかるときは我慢してもらいますが、
自分は3歳までおっぱいを飲んでいたこともあり
そこは受け入れてくれているようです。

出掛けた時等は必ず「ママと!」という
長女の要望に応え、私が長女と、
主人が息子と、という感じで手を繋いだり
隣の席にしたりしています。

自己肯定感が…などと言われるので
このまま放っておいて良いもかと思いますが
これ以上どうしてやれば良いのかわかりません。

【みーこ・40代・自営】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

母心溢れるお悩みですね。
優しい母でいたいのに、なれない。
怒鳴った後に自己嫌悪に陥ってしまう。
うんうんと私も頷いております。

まず、母のイライラと
こどものグズグズに関しては、
娘さんのニーズ(欲求)だけでなく、

母親のニーズが満たされているか
どうかが大事になります。

娘さんが同じ行動をしていても、
ミーコさんがイライラしないときも
あるのではないですか?

そのときのみーこさんは、
ゆとりがあったり、喜びがあって
満たされた状態にありませんか?

よきケアギバーでいたいと思ったのなら、
まず自分自身のニーズが満たされているか
どうかを確認してみてください。

そして、自分のニーズが
満たされていないのであれば、
相手が自分の思い通りになることで
そのニーズを満たそうという
矛盾が生じることを知っておいてください。

娘さんも優しいお母さんの
愛情で満たされたいのに、
お母さんは娘が思い通りの
ふるまいをしないと満たされないという
パラドックスが生じるわけです。

まず、帰宅する前に、
自分の心理的あるいは身体的な
エネルギーはどうかチェックします。

エネルギーが低い場合、
イライラが発動しやすいこと、
娘に当たりやすいリスクがあることを知り、

ご自身をモニタしながら
帰宅することが大切です。

また、帰宅してから、
5分でも10分でも良いので、
娘さんとだけ向き合う時間を
作ってあげてみてください。

娘さんも本当はお母さんが
1歳の弟を優先してあげなければ
いけないことは重々理解しています。

でも、お姉さんとはいえ、まだ自分も子どもで
赤ちゃんみたいに愛されたいニーズもあります。

お母さんが弟を差し置いて
自分と向き合ってくれたのなら、
それはとても特別な愛情表現です。

みーこさんは、平等に愛さねば
という思いがあるかもしれませんが、
同じように接することで
同じように満たされるわけではありません。

1歳児には1歳児の満たされ方が、
4歳児には4歳児の満たされ方があります。

また、1歳の弟をもつ4歳の
お姉ちゃんなりの満たされ方があります。

平等にする対象を、愛し方ではなく、
相手の満たされ方のほうに変えてみてください。

1歳児の満たされ方と4歳児の満たされ方、
それぞれに愛の表現は変えてよいということです。

1歳の弟は「ぼくが一番」
であることを確認することで
愛を確かめる必要はないかもしれませんが、

4歳のお姉ちゃんは、
今はそれを必要としているのでしょう。

そうであれば、そう感じられるように
向き合ってみてください。

弟が比較を意識するような年頃になったなら、
1番とか2番とかという表現は
避けるべきでしょうが、
今はその心配はありません。

弟ばかりに手や注意が向いているときは、
何か秘密のサインを娘さんと決めて、

たとえば弟を抱っこしながらでも、
娘さんの背中を軽くタッチしたり、
離れていてもウィンクしたりしたのなら、

それは●●ちゃんが大好きよ
という意味であることを伝えておくなど、
二人にしかわからない秘密のサインを作ることで、
絆を感じられるかもしれません。

娘さんが、自分は十分愛されていると
安心できれば、愛情に執着する必要も
なくなってくるでしょう。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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宮永笑子

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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