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2019/07/05(金)
【小松易】人の心を動かす「仕組み」の秘密
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
やっぱり「仕組み」って
大切なんですね。
最近つくづくそう感じます。
今まではついパッと目で見て分かるもの
ばかりを「仕組み」と捉えてきましたが、
人の心を動かす「仕組み」には
必ずしも「見える化」されたもの
ばかりではないようです。
成功したり上手くいっている人の中には、
そうなるような「仕組み」がひっそりと
潜んでいます。
今日はそんなお話です。
以前ある会社の幹部向け「かたづけ研修」で
「アンケート」を取りました。
結果、目立って多い回答は
「継続するのが難しい」、
「なかなかモチベーションが続かない」
というものでした。
ある男性幹部は、
「自分自身の片づけが続かないのに、
どうして部下を巻き込んで
社内片づけを推進するなんて、
自分にとっては至難の業です」
と嘆いていました。
人事・組織コンサルタントの
相原孝夫さんは、著書でこう言います。
「モチベーションはプロセスに宿る」
相原さんによると、
社員の「意欲を高めるカギ」は、
「優れた仕事に対する評価」、
「目に見えるインセンティブ」、
「明確な目標」
などと人は認識しているが、
最も重要な要素とは、
そのどれでもなく、
「絶えざる有意義な進捗」
なのだそうです。
つまり、少しでも前に進んでいると感じられたり、
行動していることを実感できると
人はやる気を継続できるというのです。
つまり、
「行動が先、モチベーションは
後からついてくる」のです。
冒頭の悩める幹部の課題であった
「片づけ」についてもこれは当てはまります。
上手くいかない人は、方法に
こだわりすぎる傾向にあります。
本や動画で情報を取るだけに
終始して、行動を起こすのに
時間が掛かるのです。
いつも「これからやります」
と言う傾向にあります(笑)
その時上手くいく人は
「大きな一歩も、小さな一歩も
じつはさほど変わらない」
と認識しているのです。
これっきりの片づけではなく、
「継続」を優先するならば、
どれだけの「量や数」を片づけたかよりも
どれだけの「回数」を取り組めたかに
ちょっと視点を変えてみると、
自分自身が楽に始められるでしょう。
わずかでも「進捗」を優先する。
今週は、使い過ぎた「頭」を
ちょっと脇に置いて、
「手と足」を動かしてみましょう。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆出典:「ハイパフォーマー 彼らの法則」
相原 孝夫著(日本経済新聞出版社)
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◎編集後記
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九州地方を中心に豪雨が続いています。
被災された皆さま、
避難されている皆さまへ
心からお見舞い申し上げます。
宮永笑子
PS
なぜ、同じ人として生まれたにもかかわらず、
何事もうまくいく人とそうでない人が、
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この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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